恋愛は素敵!けど…

二十歳の頃、短大生の私は卒業制作展の出し物で悩んでいた。
当時買ったばかりの車の内装の提案をしようか、
どうしようか…ってずっと考えて。
最終、空間デザインをメインに
「幸せとは」を題材に
同級生にアンケート協力してもらって、 
当時1個わかったことがある。

「幸せに、定義はない」と。

彼氏がいること、
ご飯を食べること、
色んなところにいくこと。

皆、幸せと感じるのはバラバラだと思ったもんだ。

そして、アンケートをやめた。

自分の幸せを、みていたら幸せになる空間を、
そしてどんなことに幸せを感じるかを表現することで
幸せを一種、体現できたと感じた。

あれから約20年。

私はずっと、寂しかった。
それを埋めるかのように旅行に行ったり
ジムにいったりした。

それがみじめだと思っていた。

彼氏ができ、これが望んでいた幸せだと思った。
もちろん現実、色々今までなかった感情に鉢合わせになる。

で、このまま結婚するのか?と考えたとき

正直な感想
困る私と
うれしい私が半分ずつ居た。

いなくなったら間違いなく寂しい。
好きな人と過ごしていくことの人生の充実感を知った。

だけど、一人身のときにはわからなかった

家事を好きなタイミングでできること
旅行に自由に行けること
好きなものを買って部屋に飾れること

みじめだと思っていたことが、
とても今恋しい。

私は小心者だから
いつ彼が無理ですとなってもいいように
そうなった時の心構えはしてる。

そのくらい、同棲を始めてびっくりするくらいぶつかった。

幸せの定義って人それぞれだから、
誰が正しいってのもない。

色々思ってしまうけど、
自分に嘘をついた人生は送りたくない。

彼がいてもいなくても、
自分を幸せにするのは自分だと
心の底から誓った夜でした。

 

いいなと思ったら応援しよう!