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どうせ歩くなら西国街道05【住吉〜三宮】その3

西国街道を(ちょっとづつ)59歳女が歩いた記録です。

西求女塚古墳に到着。
古墳というよりもはや公園。
墳丘上のベンチでは高校生の女の子が
楽しそうにおしゃべりしてたり
若いお母さんが子供と遊んでたり

西求女塚古墳(神戸市灘区都通)
前方後円墳・全長95m・葺石あり(4世紀)

卑弥呼が魏からもらったのと同じ
三角縁神獣鏡も出土してたり
親しみやすいけど地味にハイグレード。

よっしゃ。これで全3基コンプリート!
疲れたけど頑張りましたで。
だから何なん?
と言われても困るんですけど。

ケンコーマヨネーズさんの
かわいいマークを見上げながら

ケンコーマヨネーズ(神戸市灘区都通)


国道2号線を船寺歩道橋まで戻って
西国街道に入ります。

国道2号線 船寺歩道橋(神戸市灘区灘南通)

話はそれますが
チェックポイントでは

1)適当な場所を探して立ち止まり
2)メガネケースをポケットから取り出して
3)ケースからメガネを取り出して掛けて
4)ポケットからスマホを取り出して
5)Googleマップをスクロールして
6)経路を確認して
7)写メとって
8)万歩計を見て
9)歩数と距離をスマホに打ち込んで
10)スマホをしまって
11)メガネを外してケースに入れて
12)それをポケットにしまって
13)歩き出す。

という13もの工程をそのたびに繰り返すので
時間は食うしリズムは狂うし
通行人や車の迷惑になるし
不審者っぽい。
そして何よりも

めんどくさい!

年齢とともにあらゆる機能が低下してて
落とすとか探すとか忘れるとか
ネガティブな行動が一気に増えた。

何とかスマート&スムーズにできる方法は
ないものか・・
明けても暮れても考えています。
まあ生活全般にあてはまるんですけどね。

とりあえずここからは
三宮まで何も考えずに
まっすぐ歩けばよさそう。
迷う心配がないだけ
一気に心が軽くなる。

西郷川を渡って直進。

西郷川 岩屋中橋(神戸市灘区岩屋北町)


阪神岩屋駅前のミュージアムロードを渡って直進。

阪神電車 岩屋駅 ミュージアムロード(神戸市灘区岩屋北町4丁目)

そしていよいよ
中央区に突入!

脇浜公園 西国街道の碑(神戸市中央区脇浜町1丁目)


このあたりから道幅が広くなってきた。

道路の脇には立派なお地蔵様が。

脇浜 子安地蔵尊(神戸市中央区脇浜町1丁目)

子安地蔵。子授けや安産の神様。
境内のベンチは御影石!
失礼して休憩させていただきます。


子安地蔵を出発してふと左を見ると
小高い堤防がある。何?

旧神戸臨海線(神戸市灘区脇浜町)

これはかつて神戸臨海線と呼ばれた
国鉄貨物支線の廃線跡なのでした。
今は遊歩道として整備されています。
遊歩道のお隣の住友ゴム工業本社さんは
桜の木100本を寄贈したそうです。
すごいな。

あたりは住友ゴム工業関連の会社が多く
ちょっとした企業城下町みたい。

神戸最古の台所。
大安亭市場の入口。
ダイアンテイじゃなくて
オオヤステイだよ。
看板がキュート。

大安亭入口 (神戸市中央区吾妻通5丁目)


前方に見えてきたのはもしや生田川?
三宮のビルがうっすら霞んで見えるのは
うれし涙かしらん。

西国街道 雲井橋(神戸市中央区旭通1丁目)


ああやっとゴールが近づいてきたよ。
うれしくてつい気が急く。
写メを撮ろうと橋に駆け寄ると
後ろから

「おねえさ〜ん、ちょっと!」
太い声で呼び止められる。

 
私か? 
おねえさんじゃないけど
私しかおらんから私だな。

振り返ると
工事のガードマンのおじさんが
片手に私のメガネケースを持って
追いかけてきた。

あちゃ〜。

「落としたで!」
「すみませ〜ん。」

怒ったような呆れたような顔をして
メガネケースを渡してくれるおじさん。
こっちは平身低頭。ひたすら謝る。
すみません。お仕事中なのに。

まさしくこれだよ。
おっちょこちょいという
かわいいもんじゃない。
警報レベルの注意力の欠如。
この手のアクシデントはこの先
たぶん増える一方なんだろな。
はあぁ・・落ち込む。

チェック時の13の工程を
早急に見直さねば。
危機管理は大切です。



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