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【ご報告】第7回せんだい短編戯曲賞の大賞を受賞しました。

ナントカ世代からご報告です。
既報のとおり第7回せんだい短編戯曲賞の最終候補作にノミネートされていたナントカ世代の北島淳が執筆した戯曲『春の闇』ですが、この度、10月27日(火)に主催者である(公財)仙台市市民文化事業団及び仙台市から発表があり、同作が大賞を受賞することとなりました。(刈馬カオスさんの『異邦人の庭』と同時受賞

詳しくは10-BOXホームページをご覧ください。

ノミネートの記事であらかた記載していますので作品の詳細はそちらに預けますが、受賞作『春の闇』は、ハンス・ヘニー・ヤーンの小説「鉛の夜」を下敷きとして、2011年にアトリエ劇研において『鉛の夜 世界の樹』という題で執筆・上演したものをリライトしたものです。

今年に入って、ナントカ世代も例に漏れず新型コロナウイルス感染症の影響を受けたりしていますが、『その十字路の先を右に曲がった。』が第3回人間座「田畑実戯曲」を受賞するなど、戯曲に関する明るいご報告を続けてすることができました。

演劇と言うのは様々な人を巻き込みながら制作されるもので、ひとえに、これまで公演に携わっていただいた皆様やお客様の支えあってのものです。あらためて御礼とともに、ご報告申し上げます。

一昨日まで上演していたリーディング公演の最後の稽古に臨もうかというタイミングで受賞の連絡を頂戴し、内々なら解禁待たずに連絡してもOKとのことでしたので、稽古場で報告することもできました。

私どもも現時点では結果のみを把握している状況で、講評など詳細は今後を楽しみに待ちたいと思います
また、大賞受賞作はリーディング公演という形で、仙台の演出家や俳優の皆様の手により来年度に上演されるとのことです。果たして中々読みにくい脚本だとは思いますが、どのように料理されるのか、そちらも楽しみです。

なお、2011年に上演した『鉛の夜 世界の樹』は、恥ずかしながらナントカ世代史上もっとも動員数が少なかった公演のひとつで、目撃者が著しく少ない作品でもあります。
戯曲賞という形でもう一度光を当てていただけたのは大変ありがたいことです。と、同時に、私どもナントカ世代の手でも、もう一度この作品を形にできないかなぁと、今は構想にも至っていませんが検討したいと存じます。

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