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『のけもの』出演者紹介⑦ 勝二繁

駆け足で書いてきた『のけもの』出演者紹介も残すところ2人身も蓋もない役名ですが、「助平」を演じる勝二繁さんです。

2019年のナントカ世代は、思いつきから上演まで4週間足らずの『紙風船』を3月に、『のけもの』への助走として過去の作品を振り返ろうとしたら案外大変だった『粗忽長屋』(完全版)を7月に、そして『のけもの』を11月に上演しておわりになるのですが、そのすべてに出演。そして、実は西部講堂で行った第1回公演『懐古世代』にも出演をいただいています。陸奥宗光の評伝劇で、ずいぶん今とは趣の違う公演を制作していました、当時。

『のけもの』は困窮していく一方で、ぜんぜんめげない母子が描かれます。延命さんの記事で触れたように、ザ・ロクデナシ・オブロクデナシとして無敵を誇る「母」ですが、これを唯一追い込むことに成功するのが「助平」です。誰がどう叩いてもへこたれない「母」をやり込む一瞬を見逃すな。

なお、役名がそうなので、役どころとしてもスケベなのはスケベなんでしょうが、下ネタ担当ではありませんし、変態でもありません。と言うか、この役、むしろ他のどの役よりも人と接近をしません。故あって、ずっと遠い射程から喋ることを強いられます。
そのため、ちょっと声量が大きくなることがありますが、でも大丈夫。噛みつきませんから。
※そもそもナントカ世代は、ほとんど客イジリや下ネタというものには手を出しません。

ちなみに、写真は『粗忽長屋』からですが、現在はパーマネントおじさんになっています。

本人コメント

背が縮んで来ました。このまま縮むとなくなります。消滅可能性人間です。牛乳飲んだら背が伸びる。だから飲んだら、太りました。フトレマイオス朝ショージ1世です。

※ 本人コメントはすべてナントカ世代による捏造です。

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公演情報はナントカ世代HPより。

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