リーディング公演『その十字路の先を右に曲がった。』をすることにしました。
ナントカ世代の特設ページでも告知を始めましたが、『その十字路の先を右に曲がった。』をリーディングという形で上演する運びとなりました。
これは、先日お知らせしたとおり、やむを得ず中止した京北町での公演の代替として急遽企画したものです。
公演に関する詳細は特設ページに預け、このポストでは簡単に経過をお知らせします。と言っても、京北町の公演を中止することを発表したのが9月9日。そこから10日しか経過していないため、そんなに複雑な道程はありません。
まず、公演の中止が決まりました。
同時に、何か代わりの企画ができないかを考え始めました。
とは言え「中止したこと」以外は何も決まっていません。また、予定していた『ジロー達も。』は京北町のロケーションありきで進めていたので使えない。(ちなみに抜群のロケーションはこちら)
つまり「何をやるか」「どこでやるか」「いつやるか」のいずれも決まっていない、“人”以外は何もない、という非常に頼りない状況でした。
とりあえず『その十字路~』をやることを決めました。
ここから別の新作をでっちあげつつ、上演に向けてあれこれを調整することはほとんど無謀。ならば、まずは手持ちのカードを使って「何をやるか」を決めて質の確保を図らなければならない。
ということで、過去に上演した作品。それも直近で戯曲賞という形で他人に褒めていただいた実績のある『その十字路の先を右に曲がった。』を採り上げることとしました。(受賞の報告はこちら)
リーディングという形を決めました。
さらに、準備も進めていない中、美術を建て込んで通常の形で作品を上演することはこれまた厳しい(そもそも場所も決まっていない)。
そのため、手数をかけずに実演が可能なリーディングという形とすることにしました。
なお、料金はこの時点で無料に決めました。お金を取れる・取れないと言うより、走りながら色々詰めていかざるを得ない中で適切な料金設定を検討するには材料が少なすぎたからです。
そして、日程を決めました。というか他に選択肢はありませんでした。
次に「どこでやるか」(場所)と「いつやるか」(日時)の検討に進みました。
が、何しろ俳優の皆さんが忙しい。もともと予定していた10月24日(土)-25日(日)以外で調整することは不可能と言うことが早々に分かりましたので「10月24日(土)-25日(日)に本番を行うことができる」ことを前提にして、会場探しが始まりました。
会場探しはそれなりに難航。そこに天の声ならぬ如来の声が!
実際のところ、9月9日の公演中止の発表以降、時間の多くは会場探しに充てられました。
詳細は割愛しますが、結構な数のNGが出て、いくらかの候補が残りました。
そんな中、突然の苦境を知った永運院さま(ツテあり)が、ちょうど予定が空いたのでよかったら、と救いの手を差し出してくださりました。
すぐに下見に行ったところ「何だかとてもちょうど良い」ということで、会場が決まったのが9月16日でした。
ロケーションはとても良いです。作品の設定とは全然違いますが。
会場の永運院については、こちらの記事が写真もあって分かりやすいと思います。時期としても秋が深まり行く季節。ちょっと道がわかりにくいとか坂のうえにあるとかはありますが、来て見るだけで価値あり。つまり、ナントカ世代が掲げるレッツ眼福であります。(←むりやり)
よろしければご来場ください。
9月9日に中止発表→9月16日に会場決定→9月19日に情報リリースと、あくまで我々作り手側の都合ですが、通常はそれなりに長い期間をかけてやることをぎゅっと詰め込んで進行しています。バタバタとしてしまっていますが、来週から稽古を始めて、しっかりと公演を迎えたいと思います。
ので、続報を待ちつつ、よろしければご来場くだされば幸いです。
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