見出し画像

シェルブールは霧雨 / 松田聖子 en France

 今回、松田聖子さんの曲in 外国は、「シェルブールは霧雨」
 1987年ストロベリータイムのアルバムに収録されている曲です。




     ♪古い港 雨宿りのカフェで 石畳 
           歩く傘の色どりを目で追うのよ

(vieux (vieil), vielle古い、 la ville portuaire港町、 le pavé 石畳)

シェルブールはフランス北部、イギリスに面した港町です。

パリからは特急で3時間半程で行ける小さな町。

この街が有名になったのはカトリーヌ・ドヌーヴの映画「シェルブールの雨傘」です。
Les parapluies de Cherbourg 
この曲はこのシェルブールの雨傘がモチーフになっているのでしょう。


曲の主人公は雨宿りのためカフェに入り、外を眺めながらもの思いにふけっています。そこにカラフルな傘を差した人たちが通り過ぎていきます。まるで今までの彼女の人生のように。

シェルブールの通りにはカフェが立ち並んでいます。

     ♪仔犬抱いて車降りる少女
           その横に綺麗な人 そしてあなたがいた

(le chiot子犬、la voiture車、la fille少女)

車から降りる楽しそうな家族、実は昔付き合っていた彼でした。これは単なる偶然なのか。

     ♪過ぎ去った日が蘇る シェルブールは霧雨
          雑誌読む振りをしながらそっと顔をそむけた
            私は独り

(la bruine霧雨、la magazine de modeファッション雑誌、le visage顔)

 目が合いそうになったからとっさに雑誌に視線を落とします。

ここから先は

898字 / 5画像

¥ 900

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?