妻の不貞 サレ夫の生活 その⑥～これからの問題～

カッコ悪くて書いてなかったけど
俺けっこう泣いてた

この頃は妻に対しては怒りとか失望の感情が大きかったけど、その時間帯によっては自分の感情の中での占める割合が変わる

夜は睡眠薬飲んで少しして布団に入る
普通に起きてる状態からいきなり睡眠に入る感じ
眠いとかウトウトがない感じかな

けど夜中目が覚めてしまう
皆が寝てて静かで暗いなか一瞬で沈む感情
隣を見ると子供達
一瞬で涙が出てくるよね
子供達を育てないと…
俺がこんなじゃ…
自分が情けなくなる…

一人リビングへ
夜は一気に悲しみの感情だけになる
感情が高ぶって泣き声が、涙が溢れ出てくる
止められないよね
声を殺しながら泣いてしまう

少し落ち着いて一服
ぼけっとしてるとまた押し寄せる悲しみの感情
また泣いてしまう
繰り返す
俺が日頃絶対言わない言葉が出てきてた
「誰か助けて」
「助けてくれ…」

どうしようも出来なかった

この時は無防備だったかな
自分でも危ない時
突発的な行動をしそうで怖い感情も混ざってた
夜はどうしても弱くなる

この頃は当然食事は喉を通らない
甘いドロっとしたジュースで過ごす日々
痩せてく体
食いたくないから
食べられない状態になってた
本当に食えなくなる

俺が壊れると子供たちを育てられない
「体が動くうちに食べないと」
御飯はよく噛んで飲み込んでも気持ち悪くなって吐いてしまう
サラダや豆腐は食えた

最初は1日で豆腐一口、次の日は最低倍は食べるようにしてた
3日ぐらいしてからかな、その頃はサラダが食えてた
一週間くらいだったと思うけど御飯が食えるようになってた
御飯が食えるようになれば軽いおかずも食える
そうして食事が復活した

荒れた生活も次の段階へ進んでいく
時間が経つにつれ妻の不貞の事実、ショックで一杯だった感情に隠れてた感情が大きくなってくる

今後の問題
正直離婚は難しいと思ってた

一番は子供達
あとは
妻が気の毒に見えた

俺は過去の事、思い出で
「かわいそうなことした」
って感情がかなりある
ちょっと暗くなる

意図しなくても結果そうなってしまう事は普通にあった
気に病むくらいなら、自分でそう思わないですむ方法があるなら自分が損をしても「かわいそうなことした」って感情にならないような行動をしてきた

得する事は少ないけど自分を守るため自分のため
後悔を少なくするためにそうしてた

妻に対しても同じ
離婚して妻を追い出したら妻はどうなるだろ
考えたら具合悪くなる…
俺は絶対気に病むだろな
一生…
でも俺は妻の事許せないだろな
一生…
どうしようもない辛い未来しか見えなかった

このことは薄々感じてた
不貞の事実、ショックの感情が大きくて奥にあった問題
俺は「離婚したい」の一点張りだったけど
妻は「離婚はしない」
「市役所にも不受理届け出してる」
そんな感じ
そこは何故か強気

妻は俺と離れたくないってばかり
妻の口から子供達の話が出ないことに腹が立ってた

何度か話をして
提出しないことを条件に妻が離婚届けを書く事に同意した

子供達の親権は俺
証人は未記入だったけど今後の話し合いによっては提出することにした

妻には遊びの浮気は禁止
真面目な彼氏探しは許した
彼氏が出来たら出て行く事が条件

これしか俺が気に病むことなく離婚できる方法が思い付かなかった

妻は拒絶してた
俺はそんなことどうでもよかったかな
妻とやり取りしてた相手で妻の事が好きでしつこかった奴もやり取りは許可してたけど全スルーしてた

俺は終わったのかな
自分の性格だと一生許せないのはわかってた
だから10年ちょい前の事を今書いてる

俺自身が楽になる方法もある
俺自身が妻のしたこと上回る事をして妻に対する裏切りの感情を覆い隠す
とか
スワッピングして楽しみに変える
辛さから逃れたかった
これも妻に言ってた

話は進んでいったけど俺の気持ちも不安定で
離婚したい気持ちは強かった。