セリアのつけペンセットを買ってみた
100円ショップSeriaに売っているつけペンセットを買ってみた。ペン先にインクをつけながら書いていくペンだ。
これはつけペンとインクを初めて買った超初心者が、セリアのつけペンでどのくらいの分量が書けるかや書き心地を試し、感想や疑問を思ったままに書いた記事になる。
きっかけ
つけペンとインクを買ったのは、X(旧Twitter)で色々なインクを使って文字を書いている人たちの投稿を見るようになったからだ。#インク沼、#ガラスペン、#つけペン、#朝活書写などのハッシュタグで投稿されたポストを眺めるにつれ、私も自分の好きなインクにペンをひたして文字を書いてみたくなった。字が上手くないので自分では投稿しないけれど。
そんなわけでセリアの文房具コーナーへ。当初はガラスペンが目的だったのだが、その隣に置かれていたつけペンが私に問うていた。「お前に繊細なガラスペンが使いこなせるか?」と。粗忽な私の答えは考えるまでもなく「NO」だった。
つけペンセットとインク
このつけペンセットには、軸1本とその先に付け替えて使う3種類のペン先が入っている。ペン先の種類はスクールペン、Gペン、丸ペン。線の太さはGペン>スクールペン>丸ペンらしい。
100円で3種類も違う太さの線が書けるというお得感。さすが100均。
インクの色はいくつもあったが、悩みに悩んでターコイズブルーを1つ買った。「最低限のものを最低数」というのが、飽きっぽい私の物事の始め方だ。途中で辞めたとしても極力無駄がないように。セピアやオリーブなどのインクも好きな色合いだったので、飽きずに続けられるようならまたセリアに買いに行こう。
インク瓶のラベルにはガラスペン用と書いてあったが、このつけペンに適しているのかはよく分かっていない。ガラスペンもつけペンの一種だから、つけペンに分類されるものならなんでもいいのではと思っている。
家に帰ってからまず、つけペンの使い方を調べた。書くときは、ペン先をインク瓶にひたしてから、あまり筆圧をかけずに書く。それだけだ。
使い終わりや色を変えたいときは、容器に溜めた水にペン先をつけてインクを洗い流し、ティッシュや柔らかい布で拭く。学生時代に誰しもが使うであろう水彩絵の具のようで、親しみやすさを感じた。
書いてみた
早速ペン先を軸に差し込んで書いてみることにする。
軸は個人的には握りやすい太さだった。滑りにくい質感でしっかりと持てるので書きやすい。軸だけの長さは124㎜とのこと。
スクールペン
インクに浸してから一度に書ける文字数は240文字以上と十分長く書ける。
書き始めとインクが足りなくなってくる最後の方は文字がかすれていて、一番調子がいいのは中盤だ。ただ、書き始めの文字の濃さはその時々によるのかもしれない。
紙をひっかくカリカリとした感覚は心地よく、裏写りもほとんどしない。細い線が好きな私としては3つの中で一番使いやすいペン先だった。
Gペン
一度に書ける文字数はその時々でムラがある。インクのつけ方の問題だろうか。今回は2回試してみて1回目が9文字、2回目が20文字。
線が太い割にはペン先がカリカリと紙をひっかくのが少し気になった。似たような太さの万年筆などはもう少し滑らかな書き心地ではないかと思う。
一定の太さで書くのが難しいが、これはつけペン全般に共通する性質なのだろうか。上手く書くには練習が必要かもしれない。(もしくは練習してもどうにもならないことなのかもしれない)
最後は徐々に薄くなってインクが切れるのではなく、急に切れて書けなくなった。また線が濃く太い分、裏写りがする。これは使うインクの種類や色も関係するのかも。
丸ペン
丸ペンも2回書いてみた。結果は1回目が0文字、2回目が6文字。1回目は丸ペンの丸の字も書けずにインクが出なくなった。Gペンと同じくインクのつけ方にコツがいるのだとは思うが、その後何度試しても少ししか書けない。
書き心地はガリっと紙に引っかかりやすく、思ったように線を書くのが難しい。本来はスクールペンよりも線が細いらしいが、この試し書きではあまり変わらないようだった。
裏写りはほとんどない。ペン先全体が細く掴みにくいため、書き終わって軸から抜くときに少し苦労した。
最後に
書き心地とは関係ないが、今度からは試し書きは「あ」ばかりではなく50音を書こうと決めた。あまりにも同じ文字を書きすぎて、書いている途中に「あ」ってこんな文字だっけ?とゲシュタルト崩壊を起こしたからだ。
単純に書くのに飽きたとか、「あ」が大量に並んでいる紙に呪われそうな狂気を感じるという理由もある。
あと、もし私の買ったつけペンが「そもそも文字を書く用ではないんだよ」ということであれば、コメント欄にて教えていただけるとありがたい。調べてもダメという明確な意見はなかったのだが、特に丸ペンは文字を書くのに向かない気がしている。
また線の太さを一定にするコツや、一度のインクで長く書くためのアドバイス、その他つけペンにまつわることがあればぜひ。