日記のようなもの+ご挨拶
日記のような独り言。
信じがたいが12月も半ばを過ぎた。
近年、季節の移り変わりが何かのスイッチを入り切りするみたいにあっけなくなってしまって、今年は特に11月だと言うのに夏日もあって体感的に秋を過ごしていない。
このところ南の地方は、夏と冬の二季で構成されている気がする。
10月半ば頃に資格試験をふたつ受験したのだが、その合格通知が届いた。
学ぶ喜びみたいな特別な志があった訳ではなくて、仕事で必要になったから渋々だ。
欲張って同時期にふたつも受験したから、予想通りまぁまぁ生活が荒れたけれど、それでも結果が伴うと眠たいのを我慢して勉強した甲斐があったと思える。
今年嬉しかったことの3位くらいに入る出来事。
つい最近、電子処方箋の処方内容が間違って表示されたと言うニュースが流れた。
目にされた方がいるだろうか。
医療DX(←この文字見るの最近ストレス)の一環と言う理由で、2023年から運用開始されたのが電子処方箋だ。
薬剤の誤投与はあってはならないことだが、開始された2023年から今までに同様のエラーはあったにも関わらず、今頃ニュースに取り上げられると言う怪。
ゴリ押しの意味がよくわからないマイナンバーカードの布教から始まって、さらによくわからないマイナ保険証への強制移行が決まり、現場は大いに混乱している中で、電子処方箋の導入指示が、ほぼ強制的な形で厚労省から通知された。
そもそも、費用対効果の薄い電子処方箋を導入していた医療機関はそう多くなかったが、任意導入からほぼ強制導入の通達がされ、今年度中に導入すれば国から補助が出ると言ういつものバラマキ施策で、この補助金が来年度以降付くのかわからないため、強制なら補助が出るうちに導入しておきたい医療機関がこの年末になって一気に増えた。
私が出入りしている医療機関のうち、年末駆け込み組が6施設あるため、まさにこのゴタゴタの最中に居てもうずっと忙しくしている。
おまけ話だが、処方する医師が使用する「HPKIカード」が半導体不足で医師の手元にない。もう全然誰も持っていない。
カードができるまで当面は代わりになるアプリを配布して医師の個人スマホを利用するらしく、セキュリティとかどうなってんの?アプリでいいならカードいらんやろ、と言いたい状況なのだ。
紙の処方箋をデジタル化するだけの簡単な話じゃなくて、それぞれの医療機関が導入している別会社の電子カルテベンダーが、厚労省から提供される仕様に合わせてシステム改修して運用を開始する訳だから、参加する医療機関が増えれば件のようなエラーはもっと積み上がってくるだろう。
それくらい、何と言えばいいか言葉を選んでしまうが、
「何も知らない人が考えた仕組みに、何もわかっていない人が指示した仕様書で、工数以下の時間で作られたモジュールあげるから、あとは現場でどうにかしろ」
って言われている、そんな感じ。
こんな不安定なシステムに無理やりマイナ保険証を紐付けしようとするから、ミスもエラーも防ぎようがないし、もともと意味合いも、作られた経緯も違うマイナンバーカードと保険証の一体化なんて、システム設計も複雑すぎてバグだって起きるわ、そりゃ。
デジタル大臣と言う人がいるらしい。
本当にデジタルのことを知っているのか問いたいし、同じ世界線にいる人じゃないと疑ってもいる。
そんなこんなで、今年はやり残したことがいろいろあるまま終わりそうだ。
2023年の思い出話を「カーテンコール」と言う記事にして綴っているが、これも年内には到底仕上がらない。
今年度中に書き終えられたらいいけど、どうかな。
多分、今年最後の投稿になると思うので、少し早いですがご挨拶もしておきたいです(休日なしで年越しする予定になっている)
殺伐と過ぎていく名もない日々をただ生きる私の、ほっと一息つける瞬間がnoteを開いて皆さまの記事を拝読するひとときです。
見たこともない素敵な風景、気づきを与えてもらえる一言、穏やかな気持ちになる文章に何度も何度も救われました。
皆さまと緩やかな繋がりが持てることが、何よりありがたいことです。
どうぞこれからも、ご一緒させてくださると幸甚です。
クリスマス。
大晦日。
お正月。
初商。
いいね、全部楽しそうやね。
皆さまの過ごされる日々が、晴れやかでありますように。