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柊 南天
2021年4月19日 19:48
今朝方、夢を見た。これまで見ることがなかったのに、昨年亡くなった母が夢に出てきた。母は楽しそうに留め袖の話をしていて、私はその話に相槌を打ちながら聞いていると言う夢。目が覚めてからも母の楽し気な声の余韻が残っていた。今日は母の誕生日なのだ。ケーキが食べたくて夢にでてきたのだろうか。ちょっと母らしい。だからと言う訳ではないけれど、例年通り母にケーキを買って帰った。昨年の誕生日に古希
2021年4月11日 19:05
深読みも不要なほど真っすぐ届く言葉に嘘は隠れていない。何気なく添えられた一言が、ささくれた心を潤してくれることがある。用意された定型文ではないから、余計に響いて届くのだろう。何かにつけて優劣が競われる世知辛い世間にあって、巡り合わせのように幸福な出来事に遭遇すると自分も誰かに何かできないかと、おこがましくも思ったりする。誰も傷ついたりしない幸福の連鎖。そう言う連鎖が続くといい。そして
2021年4月4日 20:42
新年度が始まった。仕事が立て込んでいて、ここ三週間ほどは激務が続いた。「忙しい」と口にするのはあまり好きではないけれど、日にちと時間の感覚が怪しくなって、かろうじて曜日だけ認識しながら仕事以外では人として最低限の役割をギリギリ果たす日々だったので、来年の同じ時期の戒めとして書いておきたい。とんでもなく忙しかった。4月1日は、仕事で出入りしている医療機関でも新卒の看護師さんや理学療法士さ
2020年12月6日 19:46
もう何十年も記憶から引き出されることのなかった、子供の頃のことを不意に思い出す。街にひとつしかなかったデパート(今だとショッピングセンターとか呼ぶけれど)の階段登り口にあったおでんコーナー。どうしておでんだったのかは知らない。フロアから5段ほど下に降りるとそれがあって、ドーナツ状にカウンター席がある作りになっている。確か脇にテーブル席もあったと思う。その真ん中には大きなおでん用の鍋が3つあ