あ!コレって、、、
「終わる」という概念がありますが、
総じて概念とは捉えづらいものです。
私は、いつ、どうやって、
「終わる」
という概念を手に入れたのでしょう。
よく覚えていません。
気がついたときには、
あー、なんか、いま、終わったなー。
と、ことばにして捉えていたのです。
いつもあったアレが、もう無いんだな、とか
こうゆう感覚ってもうやってこないんだな、とか
今年のメロンはこれで最後なのか、とか
そこはかとなく寂しさを連れてきます。
その寂しさが、「終わる」ということなのでしょうか。
最近、楽しみにしていたシリーズが最終回を迎えたり、身近な人が遠くへ行ったりと、
「終わり」を連想させるような事柄がいくつかありました。
ところが。
終わらないのです。
あの寂しさがやって来ない、というか、
いや、ちゃんと来てる。寂しさ来てるよ!なんですけれども、その寂しさを凌駕するワクワクが後ろから追いかけてきて、どーん!と飲み込んでいくのです。
ああ!「つづく」だ。これ。
あの、連載とかでよくある、「つづく」だ!
きちんと迎えた「終わり」は「始まり」を産むんでしょうか。
逆に、きちんと「終わってない」ものは終わっていないので(なんか日本語変ですが)「始まり」につづかないんだな、と思いました。
愛おしさも、寂しさも、ちゃんとまるっと包み込んで、きちんと「終わる」。
すると、そこから全部を飲み込んだエネルギーが「始まり」になる。
充電期間とか、あるかもしれない。
でもじくじくと熟れていくのです。
「始まり」が。
動いてないように見えて動いてる。
「終わる」ことへの怖さが和らいだような気がした夜でした。
つづく。
なんてね。