#イオンシネマ京都桂川
「search #サーチ2」の感想(ネタバレあり)
前作「search/サーチ」の続編なのだけど、同一世界の別の物語という感じで、前作を観てなくても問題なく楽しめる作品になっていたと思う。
しっかり映画的なエンターテイメント作品
前作の出来事がドラマチック過ぎて普通のテレビドラマとして再現されている、という目線があるのが面白い。
劇中のドラマが「実話を映画的に演出する」というアプローチに対して今シリーズがやろうとしているのが「フィクションをリア
「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」の感想(ネタバレあり)
ファーストデイに観に来たからなのか珍しく満席に近い状態で観たのだけど、子供が多くて結構ビックリした。
実写の洋画だとマーベル映画でもここまで子供の割合が多くなかったと思うしかなり意外だった。
吹き替え推しの予告とかが効いてるのかも知れない。
ファンタジー映画としての本気度
魔法世界観の作り込みはかなりよく出来ていて、そこに息づく人達の実在感を感じた。
冒頭の刑務所に運ばれてくる重犯罪人のシーン
「シャザム!〜神々の怒り〜」の感想(ネタバレあり)
DCエクステンデッド・ユニバース最新作でシャザムの続編第2作目。
デヴィッド・F・サンドバーグ監督
前作から変わらずコメディシーンが沢山あるし、結構ギョッとする暴力描写もあったり、アンテアの分解して再構築して移動するシーン等ビジュアル面でフレッシュな見せ場があったり、それでいて人間ドラマ描写は厚みがあってしっかり泣かせる所が用意されていて、もうエンターテイメント映画として、ほぼ言う事なしの面白
「フェイブルマンズ」の感想(ネタバレあり)
今週はアカデミー賞やっていて、今作も色々ノミネートされていたけど、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の作品賞発表のハリソン・フォードとキー・ホイ・クァンが抱き合って、スピルバーグが見守るシーンはスピルバーグ映画で「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」が一番好きな自分としては、めちゃくちゃ感動してしまったなぁ、、、。
スピルバーグの記憶の物語
スティーヴン・スピルバーグ最新作。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の感想(ネタバレあり)
「マルチバース✖️カンフー」というキャッチコピーが印象的な予告を何度か映画館で見てたけど、実はめちゃくちゃシンプルに「家族愛」をテーマにした映画になっていた。
でもそういう普遍的なテーマを柱にして描いているので、映画内でどんなに奇抜な設定や演出がきても混乱しない作りになっていて、実はめちゃくちゃカオスな様で凄く巧みな語り口な作品だったと思う。
登場人物の精神と同じく、色んな場所に連れて行かれるの
「エンパイア・オブ・ライト」の感想(ネタバレあり)
サム・メンデス監督最新作。
同時期にやっていた「バビロン」に比べると映画がある事の意義みたいな部分をさほど重要にしていないし、あそこまで激烈なシーンもない。
でもあくまで僕達の様な小さな人生を生きる人々のドラマこそがメインで、そこに気休めかもしれないけど、側にある小さな光として映画が寄り添っている様な素朴な味わいがとても深みがあって素晴らしい作品になっていた。
冒頭に出る「暗闇の中に光を見出す
THE FIRST SLAM DUNKの感想(ネタバレあり)
新しいスラムダンク
スラムダンクは元々めちゃくちゃ好きだけど手元に単行本を置いていなかったので、今作を観る2ヶ月位前から数巻ずつチビチビ買い直し復習してから鑑賞した。
個人的にはこれがとても良くて、試合の細かい流れや結末を知っているからこそ今回のメインになる追加された「語り直し」の部分により集中出来た。
その「語り直し」だけど、ポスターの並びや予告の時点でなんとなく予想はしていたが、ここまで「
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーの感想(ネタバレあり)
チャドウィック・ボーズマン
今回の作品が普通の映画以上に感動してしまう要素として、言うまでもなく2年前に亡くなったブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンへの哀悼を作品の中に盛り込んでいる点だった。
出ている俳優が亡くなって映画製作が続行される場合、作品内で演じていたキャラクターはどこかで生きている事にするというのもあると思う。
ただ今作は作品内のティチャラに関してもはっきり急死してしまっ
「ヘルドッグス」の感想(ネタバレあり)
原田監督と岡田准一主演の作品は時代劇のイメージがずっとあったのだけど、今回は現代劇で岡田准一自ら振り付けを考えているゴリゴリのバイオレンスアクション映画という事でかなり楽しみにしていた。
岡田無双映画
期待通り現在の岡田准一だから出来る唯一無二のアクション映画になっていて、とても面白かった。
ここ最近でアクションがメインの大規模な日本映画だと「るろうに剣心シリーズ」や「HiGH&LOWシリーズ
「渇きと偽り」の感想(ネタバレあり)
基本的に地方都市のイオンシネマメインで映画鑑賞している身としては、イオンエンターテイメント配給でこういうメジャーじゃないけど、ド渋い作品がくるのは、とても嬉しい。
オーストラリアという土地
当然なのだけどオーストラリアが舞台という事でアメリカの映画とは違う独特な雰囲気が面白かった。
水の貴重さが常にあって、何度も映る土地のカラカラ具合が事件の凄惨さと相まって原題の通りのとてもドライなミステリー
「ザ・ディープ・ハウス」の感想(ネタバレあり)
水の中に沈んだ不気味な洋館にダイバーが探索に入っていくポスタービジュアルから心を鷲掴みされ、かなり期待して観たけどアイデア一発勝負に終わらず演出もしっかりしていて、ホラー映画としてもちゃんと怖い作品になっていて、めちゃくちゃ楽しかった。
水中ホラー演出
潜り始めて最初のあれだけ大量にいた魚が殆ど家の周りに近寄らないという所から面白い、魚も霊感あるんだ。馬鹿馬鹿しいけど、こういう水の中だからこそ
「雨を告げる漂流団地」の感想(ネタバレあり)
石田祐康監督の前作の「ペンギン・ハイウェイ」がとても好きだったので、楽しみにしていた。劇場で観た後、家でもネットフリックスで観れるので感想が書きやすいな。
ビジュアルの強さまずこの海の上の団地が船の様に進んでいく絵面の強さに掴まれたし、石田監督が実際に団地に住んで研究したとインタビューで答えていたけど、それも納得の団地ディティールの数々も素晴らしい。
オープニングのかつての美しい記憶の中に入って