娘のSOS。
5歳の娘。4歳の息子。
2歳差姉弟。
息子は夕飯を食べずに早くから寝てしまった。
主人が帰ってきて、
娘とイチャイチャ、仲良く遊んでいたので
私は用事を済ませるために違う部屋に行った。
少しして帰ってきたら。
「ママのぎゅっが足りないんだって。」と
主人から言われた。
娘がママに言って、とお願いをしたみたい。
「ちゃんと言ったよ」と主人も娘に言って、
安心していた。
なんとなく気がついていたけれど、
そう思わせているかな、と感じることが
何度もあったけど、
大丈夫かな、と流してしまっていた。
後で主人に聞いたら、
突然、小さな声で
「2番目に生まれれば良かった。
そしたら、
たくさんギュッって抱っこしてもらえるから。」
娘がそう言ったそう。
最近、娘が些細なことで怒ったり、泣いたり
起伏が激しくて。
でも、数分後には「怒ってごめんなさい。」と
謝ってくる。
それが頻繁で、私もついイライラして
たくさん娘に怒ってしまって。
「ママ、怖い。ママなんか大嫌い」と
言われることも多くて。
何でだろう、5歳の反抗期かな、と。
その度にどうしたらいいか、
どうしてこうなってしまっているかが、
分からなくてただ苦しくなっていた。
それが、今夜の出来事があるまでの「私の思考」。
娘の言葉がすごくショックだった。
母親なのに、という自己嫌悪。
上の子を優先する、分かっていたのに。
つい、お姉ちゃんだから、と思ってしまっていた。
娘にそう思わせてしまったこと。
寂しくて、いっぱい我慢をさせて、
たくさん傷つけてしまっていた。
昨日の幼稚園の夏祭り、
主人が撮った写真の中の娘は
笑っていなくて。
息子と私だけが笑っていた。
私は、息子を抱っこしていた。
何ヶ所かで撮ったのに、全てそうだった。
娘にとって、年長さんの最後の夏祭りだったのに。
娘の寂しさに気がつけなかった。
パパが娘をいつも気にかけていて
娘もそんなパパに甘えていたから、
それで満たされていると勘違いしていた。
娘を抱きしめて、もっと、くっついて、
娘の楽しそうな笑顔を。笑顔の写真になるように。
そうしてあげたかった。
同じ日に撮った
先生に抱きしめられた娘の写真は
うれしそうな、楽しそうな笑顔だった。
最近、主人が仕事の日に
私と娘と息子と、どこかに遊びに
あまり行きたがらなくなっていたのも。
私が息子に構ってしまうから、
わんぱくすぎる息子が大変で抱っこも
たくさんしてしまうからなんだ、と。
娘は違う言い方をしたけれど、
本当の気持ちはそうだと思う。
気持ちが不安定だったのも反抗期もあったかも
しれないけれど、大半は寂しさの表れで。
理由は全部それだ。
そう思うと、腑に落ちた。
この日の夜、布団に横になって
娘を抱きしめて、
寂しい想いをさせてしまったことを謝った。
そして、娘のことが、大好きだと伝えた。
娘は、優しく穏やかな声で、
頷いて、「ママ大好きだよ」と
いつものように言ってくれて、
私のことも抱きしめてくれた。
娘がパパに本当の気持ちを言ってくれて
良かった。
パパに娘が言えるくらい、
たくさん愛情を伝えてくれていたこと、
主人には感謝の気持ちでいっぱいだ。
そして、今、
娘の気持ちに気がつくことが出来て良かった。
明日、目が覚めたら娘をたくさん抱きしめる。
まだ5歳の小さな娘。
これから、
娘と2人でもっともっといろんなことを話したり
絵本を読んだり、遊んだり
膝に乗せたり、たくさんイチャイチャする。
家族に協力してもらって、
2人で出かけるようにする。
娘と2人だけの時間を意識してもつようにする。
大切な、大好きな愛おしい娘に
私の愛がたくさん伝わるように。
娘に寂しい想いをもう2度とさせないように。
この夏休みは、それを何よりも一番考えて、
過ごす。
今、子どもにとっても自分にとっても
一番大切なことを、間違えないように。
5歳11ヶ月、もうすぐ6歳になる娘の「SOS」を
しっかり受け止める。
そして、私が変わる。
忘れないように、時々見返して
しっかりと心に刻むように。
このことを、絶対に忘れないように。
ここに記します。