![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83701388/rectangle_large_type_2_3e7e97f4a070b45486de21bc2122787f.png?width=1200)
#00 内装設計デザインの学び方
(2023.4.22 更新)
こんにちは
内装設計の学び方をコンセプトに記事執筆をしているnanookです
ご訪問ありがとうございます
これまで数記事noteを書いていますが
ありがたいことに、とてもご好評をいただいています
私はこれまで
建築・内装 設計デザイン
営業
施工管理
積算業務
と、内装デザインに関わる、一連の仕事の流れを経験しました
現在は法人を設立し、インテリアデザイン事務所として活動しています
取得資格
二級建築士・一級建築施工管理技士・監理技術者を保有しています
その実務経験を通して
内装設計デザインが上達するコツとテクニックについて解説していきます
内装設計デザインには学び方がある
スクールやyoutubeのような使い方コンテンツではなく
・プロは実際にどういう知識を使って設計しているのか
・施工の気配りはどんなところにあるのか
・大量の図面をどうコントロールしているのか
・VectorWorks(以下:VW)をどんな風に使い込んでいるのか
など、実際のしごとで考えているポイントを書いていきます
お読みくださる方には、記事を通して
設計者としてはもちろん
道具としてのvectorworks BIMの使い方も
第一線で通用するレベルにスキルアップしていただくことが目的です
内装設計の学びかたは時間がかかり過ぎる
わたしのこれまでの学びかた探しを書いておきます
よくある話ですが
私はデザイン学校で立体造形と空間デザインを本腰入れて学び
設計デザイン業界に飛び込みました
ですが、それだけでは全くプロとしてやっていけませんでした
あとから振り返ればですが
どうやってスキルアップするかを
もっと周りと交流して取り組んでおけばよかったなと思います
仕事の設計は、学生時代の延長線上にはあるのですが
実際にどうやって作るのか
お金のコントロール
CADソフトのスキルアップを
上乗せしていかないと
実務のスピード感についていけないものだったからです
その時から、スキルアップをどうやって行うのかを考え始めました
方法は今も昔も3つだけです
1 先輩・友人に聞く
初めに友人に学び方を聞いてみましたが
・都度、先輩に聞いて解決する
・そもそもついていけてる
と私の参考にはなりませんでした
友人は良い先輩がいたようです
(彼はその後、全く別の職種に転職されましたが)
私は職場環境が所長と2人だったので
知識差が埋めがたく
話の中の用語にも追いつけませんでした
日々努力を重ねましたが
根本的に学び方を変えないと効率的でないと考え、環境を変えました
良い先輩がいる人は、環境と先輩に感謝をして
謙虚に貪欲に学びきりましょう
2 本から学ぶ
専門書で学ぶときには
毎週末 本屋に通って数時間吟味した後
なけなしのお金ですこしづつ買っていました
しかし、参考書は概要は学べるけども
実際の実務に落とし込みにくいものでした
なぜなら、コツみたいな考えは本に書いていないのです
例えば寸法が描いていないとか
素材の組み合わせはなぜそうしたとか
納まりはなぜそうしたのとか
みな一様に、かっこいい写真・図面を掲載し
私たちのような若手に向けてではなく
自分の顧客に向けて描いている気がして嫌気が差したこともあります
後々腑に落ちたのですが、商売の元なのでコツを書かないこと以上に
コツってそんなに難しくなく簡単なことなので
コピペされやすいのではないかと思っています
さらには
たいていの本は建築をベースに書いていて
内装は二の次のように情報が少ないのです
ここが内装設計者が基礎知識を得づらい理由だと思います
本からはいろんなことを学べましたし、本は好きなのですが
その奥の 考え方 を学ぶことは難しかったです
でも欲しいのはその考え方です
同じ感覚の人は、本気で設計デザインに取り組んでいる人だと思います
私はそんな方のために
このnoteを書いていこうと思っています
3 現場から学ぶ
この辺りから、施工がわからないと図面をきちっと描けないと思い至り
大手内装設計施工会社に転職し、施工担当として現場を学び先に決めました
現場では、
・どういう順番で立体(内装)を作っていくのか
・施工職種毎の段取り、発注の仕方
・複数の工種が突き合わせる納まりのこと
などなど
忙しい日々の中で、職人さんに頭を下げ、教えて頂きました
結果、私はここで一人前分の仕事ができるようになりました
一丁前のことまでわかれば、設計をコントロールできるようになります
そうなって、仕事は楽しいものになりましたし、夢中にもなれます
この内装業界では今でも
「現場で 勝手に 学んでこい!」みたいなノリがあります
初学者が現場に放り出されれば
失敗もあれば誰かの怒りをもらったりします
そこから学べればいいですが
上司からさらに怒られモチベが下がる
という悪循環も多いのではないでしょうか
育つ人は放っておいても育つ
育たない人はセンスがないと
放任主義を掲げ、後進の育成を放棄する人もいます
私からすれば、せめて 学び方の地図 くらいは
もっと世の中にあってもいい と思います
学び方のコツ
学びたかった「考え方」は
「設計の知識」と「現場」を知ることで学びきることができました
大切なのは、学び方のコツは 順番です
工事には順番があります
工事順に設計は進み
工事全体を表現する図面が基本図と呼ばれ
そのあとにつづいて
工種ごとにまとめた建具表・家具図・設備図などが作られます
工種ごとの図面はそれぞれ専門施工会社にわたり積算されます
工種同士が突き当たるところにディテールが生まれ
工種同士が絡む図面を詳細図で表現します
vectorworks のクラスは工種にあたり、レイヤは階にあたります
BIMで工種同士が干渉していないかを視覚化しチェックします
ざっと書きましたが
施工や順番が こんなにも設計デザインに
絡んでいることを考えたことはあるでしょうか
学生時代はデザインを突き詰めることに賛成ですが
社会人以降、設計デザインを上達するためには
施工とその順番を知らなければ
いつまでも絵に描いた餅デザインを抜け出せません
昔から、設計者は現場に通いなさい
といわれる教訓はこのためです
こんな人に読んでほしい
・設計・デザインの仕事を始めた人、始めたい人
・隙間時間で設計やCAD・BIMのスキルを上げたい人
・実際の現場を見据えた設計のコツを知りたい人
・CG空間パースもVWやTwinmotionでつくりたい人
・設計仲間をつくって交流したい人
設計に必要なひとつひとつのことは簡単で、むずかしくありません
それを複合した合わせ技を使うとき、むずかしくなっていきます
だけど面白いのはこの時です
それでも、いつも考えることはキホンからです
あくまでも簡単なひとつひとつを組み合わせるだけなのです
こうなるまでに本当に長い時間がかかりましたし
学んだ時間よりも
学び方がわからない方が
苦しかったことを今でも覚えています
学ぶことは当人の努力ですが
・学びかたの入口や学ぶ場所はもっとあっていいのではないか?
・仕事のほんとのところを、学ぶところがどうしてないの?
・高額スクールに行っても仕事では使えないんじゃないの?
と長年思うからです
17年以上経った今でも
内装の知識やVWの使い方を説明しているWEBサイトに辿り着けなかったりします
特に、設計から施工・積算、vectorworks +BIMまで
全体像を示しながら「実務に活かせる」記事がありません
若い駆け出しの時に、欲しかったものをnoteで作ろう
きっと同じように悩んでいる人もいるだろう
これがnoteを書こうと思った理由です
内装設計デザインが上達する
コツとテクニックについて解説していきます
仕事ができるようになると
余裕でペイできる価格設定とさせていただきます
友達とのお茶1回分だと思ってもらうと
後から数十回分以上のリターンが戻ってきます
『学び方が分からず試行錯誤する時間』
『正しい知識が分からず怒られる時間』
もったいなくないですか?
現状は
「どうやったら仕事が上達するだろう?何か間違っているのかな?」
と思い色々試行錯誤していたことだと思いますが
まずこの時間がもったいないし
最悪は誤った方向に進んでいくことさえあり得ます
時間があるならたくさん試行錯誤して
自己流で進んでいけばよいですが
時間がないなら、ぜひコツやテクニックに加え
そもそもの第一歩として
正しい方向性を掴んでいただきたいと思っています
現在もなお検証し執筆中なので
これからもどんどんnoteと内容を追加していきます
ある程度追加した時点で販売価格を上げるため
予めご了承ください 早めに購入いただくのがお得です
有料noteでは、以下のポイントを解説しています。
・経験で分かった考え方やコツ
・BIMを数ヶ月さわって理解した便利なデータ
・上記に関連したちょっとした小技・テクニック
noteの頻度や交流方法
仕事の手順ごとに、わかりやすいnoteの発信を心がけます
設計のこと
施工のこと
vectorworks BIMのこと
キホンとなることを単体記事としてUPしていきます
ある程度まとまった段階でマガジン化を行う予定です
また今後、メンバーシッププランも検討しています
Discord内でのチャット交流で
実務の相談、BIMの最適化、AIプラグインの導入など
価値観が近しいメンバーで
このnoteの完成形を作っていけたらと思っています
どんな風になるのかは走らせながらと考えていきます
また、こんな記事を書いて欲しいという要望あれば
ぜひ気軽にコメントください
本業の合間になるので、更新が滞ることがあるかもしれませんが
初めは温かい目で見守っていただければ、ありがたいです
それでは次の記事でも、引き続きよろしくお願いします