#08 【超重要】BIMのイメージ
こんにちは、nanookです。
今回のnoteは
「BIMって最近聞くから気になっている」
「BIMの始め方がわからない」
という方に向けた記事です。
今のCAD設計環境をBIM化もしくは便利なツールを導入する上で
BIMとはどんなことをして構築するの?
という、ざっくりとした掴み方がないと理解が難しいので
記事にしようと思いました。
今回は、概念と使用例で説明をしていこうと思います。
それでは、説明に入ります。
STEP 1:BIMの概念
BIMは、言葉としては
Building Information Modeling
(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称。
建築設計を「3Dモデル+情報」でつくることで、情報の共有と図面化の効率を上げようとする「方法」です。
概念図としては、以下の図のようになります。
覚えておきたいポイントは
・図形に個別の情報を持たせる
・図形の情報を取り出し、まとめる
という二点になります。
そして、この二つしかしていません。
具体的な情報の取り出し例として
仕上表、建具表、概算表、照明器具リストなどの自動作成が当たります。
ただ、どうにもとっつき難いのは、そのツールが様々あるからだと思います。
さすが汎用性のvectorworks といったところです。
なので、どのツールとツールを組み合わせると、どういうことができていくかを描いていきたいと思います。
余談知識として
CIM(シム)とは
Construction Information Modeling
(コンストラクション インフォメーション モデリング)
の略であり、 BIM の概念を土木分野において活用しようというものです。
どちらも大元で主導しているのは国のDX戦略であり
建築/土木業界における方法がBIM/CIMという認識でいます。
2024年の崖なども言われていることですが
このあたりで大きく変革が起こると言われています。
歴史的に見ると
手書きがCADになったような動き
産業革命で機械が生まれたような環境の変化
CADとBIMどちらがいいというつもりはないですが
主になる職業の量に、大きな変化が生まれることだと思っています。
STEP 2:図形に個別の情報を持たせる
ここからはvectorworks を使っていろんなBIMの例を見ていきたいと思います。
vectorworks のツール名と概念的な説明がわかりやすいと思うので
ざっくりと図式化して書いていきます。
・シンボル x レコードフォマット
2D図面で重宝する方法です。3D-BIM化しても使います。
シンボルとレコードフォーマットは相性がいい組み合わせです。
特にレコードフォーマットは「BIM」の要になります。
言葉が聞き慣れないのですが
レコード=記録、フォーマット=型
自分なりの「情報を入れる箱」を作るツールと覚えるといいと思います。
図面枠なら図面枠情報を入れる箱
建具表枠ならその情報を入れる箱
カタチがないものなので、深く考えずに
ざっくりと情報の箱を、いくつも作れて管理できるものと覚えるといいと思います。
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