パラダイスシティ旅行記
はじめに
2/3-2/8の5日間、韓国仁川のパラダイスシティにポーカーを打ちに行きました。自分にとって初めての海外ライブポーカーです。
今回の記事は、自分のように海外ポーカーが初めての方向けのガイドを兼ねた旅行記となっています。ほぼ無料で読めるので、内容に満足いただけた方はサポートとして購入頂けると嬉しいです。
準備編(パスポート、航空券、宿予約)
・パスポート
僕が最後に海外へ行ったのは中学生の頃(アメリカ コロラド州)でした。とっくにパスポートの期限は切れていたので、パスポートを再取得する必要がありました。
詳しい取得方法についてはお住まいの県庁HPを見て頂くとして、パスポートは有効期限を5年か10年で選ぶことが出来ます。それぞれ取得料金が11,000円と16,000円です。更新時も同じ金額がかかるため、期限対費用では10年の方が得になります。
しかし、5年後10年後もポーカー熱を持っているのか正直不安だった僕はチキって5年で取得しました。
そして、今回の旅でポーカーは本当に面白いゲームであると実感しました。
チップやカードを触る楽しさ、相手を読む深さ、海外の雰囲気……この熱は当分冷めることはないでしょう。パスポートを5年で取得したのを少し後悔しています。
これから海外ポーカーデビューをしてみる方は、是非10年有効のパスポートを取得することをお薦めします……w
・航空券の予約
航空券はスカイスキャナーとイーツアーを使って調べました。
ただ価格だけを比較するのではなく、持ち込める荷物重量や旅行代理店の評判も調べたほうが良いです。評判の悪い代理店だと、いざ空港に行ってe-ticketを見せても予約が入ってなかった、なんてことも起こりうるそうです……。僕が今回利用したのは代理店はKiwi.comです。
韓国は日本各地の空港から直通で行ける近さが良いですね。
・宿(Airbnb)
泊まる所はAirbnbを使って探しました。
Airbnbは余った部屋を借りる、ホストとシェアルームするといった用途が主旨ですが、完全個室でホテルと変わらないような部屋も沢山掲示されています。
今回泊まったのはこちらの個室になります。パラダイスシティへ徒歩5分と非常にアクセスの良い場所にあり、料金も予約当時は1日あたり3,800円と手頃でした。建物は薄暗かったですが内装は悪くなく、アメニティも一通り揃っておりビジネスホテルと遜色無かったです。
Airbnbでは予約後、宿泊日が近くなるとホストから詳しい住所や入室方法(テンキー番号など)がメールで知らされます。
今回、送られてきた住所をgoogleマップに入れても場所が見つからず(正確な住所では無かった?)、入国前にして詰みかけましたが、恐る恐るホストへ仁川空港からのアクセスを聞いてみた所、3分で正しい住所や降りるべきバス停等の返信が来ました。良対応でホッとしましたw
・荷物について
持っていったものを箇条書します。
・資金
1-3で5日間破産せず打つことを目安に約10BI、30万円を持っていきました。
当然ながら自分にとって日常で失ったら発狂する金額ですが、今回はライブの雰囲気を味わうと同時に自分のライブ適正を調べるという目的も兼ね、最悪全額スッても良いという覚悟で用意しました。失うのが怖い金でギャンブルは出来ません。お陰でプレー中はマネープレッシャーは感じてなかったと思います。
・衣服
5日間用に上着やズボン数着、下着を日数分詰め込みました。なんやかんやこれが一番トランクを占有しましたね。長期滞在ならこれらに加えてパック型の洗剤があれば良いでしょう。
ちなみに現地の気候についてですが、仁川空港は海に囲まれた埋立地に位置しているため、風が強く夜はかなり冷え込みます。防寒対策はしっかりしていきましょう。
・海外用レンタルwifi
スマホ単体では海外でインターネットが出来ません。空港やカジノにはフリーwifiがありますが、宿までの道程等ではインターネットに繋げないと流石に不安です。そのために海外SIM(+モバイルwifiルーター)かレンタルwifiが必要です。
今回は短期滞在だったのでグローバルWiFiというサービスからモバイルwifiをレンタルしました。特定HPを経由した申込みなら料金にかなりの割引が適用されます。自分は価格.com経由から4G 300MB/日プランで申し込み、料金は6日間で888円でした。
案の定、空港から宿までの間はgoogle map頼りだったので、スマホは絶対海外で使えるようにしておきましょう。
・コンセント変換プラグ
海外のコンセントは日本と異なるので行く国に合った変換プラグを持っていく必要があります。韓国はCタイプの丸いコンセントです。
尚、上記のレンタルwifiを利用する場合はほぼ確実に充電器と変換プラグも一緒に借りれるので、プラグを自前で用意する必要は無いです。
出国審査~入国まで
私事ですが、出発前日までカードゲームMagic: the Gatheringの全国大会イベントを名古屋で運営するお仕事(ディーラーにあたる業務)をしていました。そのため出発地は中部国際空港。
ここも仁川同様に埋立地上にある孤島です。食事を取れる場所はほぼ空港内にしかありませんでした。
空港のカフェで朝食(¥500)を済ませ、いざ出国審査へ。
(自分でソースをかけるタイプの店だったので汚い……)
中学以来の出国審査。写真は取ってませんが、カメラの前に立つだけでパスポートの写真と顔認証するシステムがあったりと現代の技術に驚かされました。スキャナーの前で一回転回されたりも。
審査通過後、待合スペースで1時間。至る所にコンセントが設置されておりバッテリーを気にせずkindleを読んで時間を潰せました。今はどの空港でも無料充電スペースがあるみたいですね。便利!
機内は狭いですが身の程を分きまえます。現地まで約2時間ほどでした。
ちなみに韓国との時差は無いので時計を直す必要はありません。
到着後、入国ゲートまでは長い道のりとなります。
まずはひたすら歩きます。動く歩道はありますがそれでも10分以上は歩いた気がします。
歩き疲れて帰りたくなりますが、途中でパラダイスシティの大きな広告を見つけテンションが戻りました。
さらに空港内のシャトルトレインに乗って移動します。列車は5分間隔だったのでそんなに待たされないです。
入国審査では顔写真と両手人差し指の指紋を記録されます。悪いことをしようなんて思えなくなりますね。
この入国審査通過時にスタンプ代わりに入国審査証というQRが付いた小さな紙を貰います。これはただ観光するだけなら無くしても問題ないのですが、パラダイスシティで会員カードを作る際に必要になるので大事に取っておきましょう。
入国審査を抜けるとやっと仁川空港ロビーです。めちゃ広いです。
空港からはパラダイスシティへ無料のシャトルバスが出ていますので是非利用しましょう。
飛行機の荷物を受け取った後はロビーの1階に出るので、数多くある出入り口の中から3番ゲート(画像では左へ歩いた先)を出て道路下の横断歩道を一つ渡ります。左手にシャトルバスの掲示が確認できます。
バスは23:40という遅い時間まで運行していました。
バスに乗ったら10分もしないうちにいよいよパラダイスシティです。
地下駐車場に停車するので、そのまま建物に入りエスカレーターを登るとパラダイスシティです。
パラダイスシティあれこれ
【外観・内観】
パラダイスシティの正面入り口は段差の小さな階段でとても幅が広いです。
この入口は夜になると鍵がかかってしまいます。中にいるスタッフさんに開けてもらうか、建物左に迂回してもう一つの入り口から入ります。
中に入ると天井の高いパラダイスシティプラザです。カジノやホテルへつながるハブであると共に、飲食店等の様々なお店が集約されている施設です。
とても大きなデパートといった感じで、広さに惚れ惚れしました。
【内部・周辺施設】
1階のフードコートには和洋中まで広いジャンルの食事が楽しめるお店が揃ってました。値段は平均14000Wくらいと少し高めですが、とても満足のゆく味でした。支払いはウォンが無くてもクレジットカードでOKです。
(※カジノ外のお店なので、カジノカード特典のレストラン割引は使えません。)
カフェメニューはコーヒーが5000W~、ワッフルが3500W~でした。
淹れたてのコーヒーと焼き立てのワッフルはとても美味しかったです。
他に、プラザの隣にはCIMER(シメル)というリラクゼーション施設があります。サウナゾーンでは間接照明で落ち着いた雰囲気の広い温泉に入れたりと、疲れをじっくり癒やすことが出来ます。是非一度訪れてみてください。
通常料金は25,000Wですが、カジノカードを使えば割引が適用されます。
また、パラダイスシティ周辺には商業施設は殆どありませんが、コンビニは何軒かありました。
夜のパラダイスシティ周辺は人通りが皆無で少し怖いですが、街灯が明るく道路も広いので治安は大丈夫そうでした。
さて、ようやく本題のパラダイスカジノについてです。
カジノについて
プラザ内の案内に従ってカジノへ行けます。掲示は大きいので迷うことはないと思います。
この先では壁が虹色に変化するPARADISE WALKという廊下を進みます。初めてきたときは絶対テンションが上がります。
PARADISE WALKを抜け、少し歩くと例のカボチャのモニュメントが見えます。先程既に上がっているテンションはここで最高潮に達するでしょう。
ここから通路が別れていますが、カジノは赤い入り口に"PARADISE CASINO"と書かれているので判別は問題ないです。
入り口でカードを作りたい旨を伝え、パスポートと入国審査証を渡せば滞りなくカードが作成できます。以後、カジノに入る際はこ入り口でカードを見せます。またこの頃はコロナウイルスの影響で、額に当てるタイプの体温検査も実施されていました。
(カジノ内は撮影禁止なのでここからは画像は殆どありません。)
カジノ内はとても明るく、ポップミュージックが流れとても賑わっていました。すぐにでもテーブルに座りたい所ですが、まずはチップを用意しなければなりません。
【チップ・両替】
カジノで使えるチップはキャッシャー(CASHER)で交換します。
日本円の場合はまずキャッシャーでウォンに換えてから、テーブルに着く際にスタッフへウォンを渡してチップへ交換するのがてっとり早いでしょう。
チップはクレジットカードで購入することも出来ます。
【カジノ内の食事・飲み物】
ドリンクはセルフサービスとなっており、ドリンクバーコーナーで紙コップに注ぎます。コーラやスプライトなどの清涼飲料水やホットコーヒー、ペットボトルの水などがありました。
カジノ内にはCAFE9というビュッフェレストランとBAR21というバーがあります。
CAFE9では25種類くらいの料理を楽しむことが出来ます。スモークサーモンやエビ餃子が特に美味しかったですね。メニューの何種類かは日替わりで別のメニューになっていました。白米や生野菜などは常設で、ドリンクは水・烏龍茶・オレンジジュースと少なめでした。
23時前にはビュッフェが終了し、数時間はアラカルトメニューが頼めるそうです。CAFE9は会員カードがあれば1日3回まで無料で利用できます。
BAR21はお酒が苦手なので殆ど利用しませんでしたが、ポーカーテーブルの真正面に位置しており、プレイの傍ら利用しているプレイヤーは多かったです。メニューにはドリンクバーにはないエナドリなどもあり、ウォンでもコンプポイントでも購入出来ます。常にミュージックビデオが流れており、フォールドしている間はちょくちょく見てましたが、中々飽きさせない内容でしたw
【ポーカー以外の遊戯】
ポーカー以外にはブラックジャック・バカラ・ルーレット・スロット・ビデオバカラなど多数のゲームがありました。
最低レートは10,000Wからで、ブラックジャックとバカラの10,000Wテーブルは常に満席でした。
【ポーカーテーブルについて】
テーブルは1-3が昼頃から1卓立ち、夜には平均2卓になっていました。今回平日の旅行だったので、あまりプレイヤー数は多くなかったです。
バイインは100000W(33BB)からマックス500000W(166BB)でした。途中で買い足しも出来ます。
テーブルには自動シャッフラーが内蔵されていました。ただディーラーさんの平均ディールスキルは思ってたほどは高くなく、エクスポーズもそれなりな頻度で発生していました。正直アミューズの熟練ディーラーさんの方が上手いと思います。
チップは強制ではありませんが、ポットを取った際に1000Wチップでもいいのであげると快く受け取ってくれます。
卓ではハンドが配られている間は英語以外禁止です。シャッフル中やフォールド後は英語以外の言語も聞こえてました。ロシア語(と日本語)が多かった印象です。
レーキは10%(キャップ15,000W)と高いです。ハンドは絞りましょう。
他に2BBのストラドルが出来ます。常連は結構ストラドルしていました。
プレイヤー層は様々ですが、リンプが多発する基本パッシブなフィールドでした。たまによく3ベットするアグレッシブなプレイヤーもいましたが、ベットはバリュー寄りでCBはオリジナルだからと適当に打ってるような印象を受けました。ボトムペアでリバーをコールするようなプレイヤーはいませんでしたが、ガットでターンのでかいベットにコールしているようなプレイヤーは見受けられました。
オールインしてもすぐにショーする必要はなく、マックが出来るのは少し変な感じでした。
ツクラボというHPで特注したプロテクターがたまにウケてましたw
プリフロ3ベットしたら「これ持ってるの~?(プロテクター指差し)」と言われたり。全く知らない日本人の方にもアイコン特定され、その方とは期間中よく話して仲良くなれました。自己主張はやり得……!?
ここまでお読みくださりありがとうございました。
以下、今回の収支と面白かったハンドの抜粋となります。
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