幸せになりたいって、本当にそう思ってる?
いつか、こんな質問を耳にしたことがある。
クズ男か、自分を幸せにしてくれる男性、どちらを選ぶか。
クズな男性にハマる女性、そういう言葉を見て考えてみる。
クズを好きになったところでその先に幸せはないから、自分を大切にしてくれる人を大切にしなさい。
こんな答えが果たして正解なんだろうか。
でも実際あんな言葉があるくらいに、クズを選ぶ女性は多いのだろう。
これだけ見ると、どうやら彼女たちは幸せになることから遠ざけているように見える。
なら、みんながみんな幸せを望んでいるわけではないのだろうか。
幸せになりたい。いまあなたは幸せ?幸せになってね。
他にも色んな幸せを願う言葉はあるだろうし、周りの人間からも、そう無条件に幸せになることを願われるけれど、彼女たちはどうだろう、そして私はどうだろう。
私たちはどうしてそこまで幸せになることを望んでいたのだろう。
そもそも、人から大切にしてもらえることは誰もが共通する幸せなんだろうか。でも、誰もが同じように心で感じるものなんて 多分この世には存在しない。
今まで一度も考えたことがなかった。
私は幸せになりたいのだろうか。
なりたいのならどうして、いつも心の中で悲劇ばかりを演じるのだろうか。
もしかすると、不幸な人間でありたいと思うことこそが、幸せの証なのかもしれない。