修学旅行3日目

 民泊の離村式を終え、あと一泊はホテルで過ごす。
 今日は色んな体験があって、事前に選択した体験にそれぞれ別れた。


 私がやったのはカヤックの体験活動だった。
 普段使わないような筋肉を使って今も腕がぷるぷるする。

 正直それ以外でも疲れが垣間見えて、もう人とは全く話したくない始末だ。


 今回の修学旅行で感じたことだが、やはり考え事は一人の時に限るということ。

 普段なら夕方から家に帰っては一人の時間も多い。一人だからこそ生まれる疑問の多くは自分についてだ。それは自分の頭の中で無意識に浮かんだものに質問攻めをするような、そんなイメージだ。

 修学旅行となると部屋へ入っても人がいて、風呂を上がっても人がいて、ご飯を食べる時もみんなで合唱をする。
 そうすると自然と 自分への意識よりも他人への意識、または他人からの意識に興味が湧く。

 すごく当たり前の事なんだけど、そのこともあってこの3日目はなかなか記事を書く手が進まない。

 それなら他人に持った興味を書けばいいじゃないかと思うかもしれないが、私が記事を書く理由はあくまで自分自身の探究であって、そのために他人の興味を使うことはあっても、その他人の興味から記事を書くことはない。
 それは私という人間がこの私にしか興味が無いからだ。

  
 というわけで明日はお待ちかねの最終日。
 早く、いや気持ちよく日常に戻れるように、この短い時間を楽しもうと思う。


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