ブサイクだったり可愛いだったり
自分の顔を鏡で見ていると起こる現象。
なんでこんなにブッサイクなんだろうと思う時と、なんて盛れているんだろうと思う時がある。
そんな顔の変化には理由があって。
例えば顔の産毛が目立ち始めていたり、そろそろ眉毛を整え直さねばならない時であったり、前髪の長さが短すぎたり長すぎたり。
でも毎日この顔を見ているせいで、その変化にすぐに気づく訳では無い。
気をつけるようにはしているのだが、じっーと鏡を見つめてやっと。
「あ、前髪長すぎじゃん」
と気づくのである。
どうしてこんな話をするのかというと、
ちょうど今がその ブッサイクだなーとだけ気づいた時だからだ。
何がそうさせているのかは分からない。
できるだけ早くこの醜い顔を少しはマシにさせたい所だ。
そういえば、ある整形外科医のYouTubeを見たことがある。
内容と言うと、現代の異常に外見を気にする若者たちに対する訴えのようなものだった。
そのYouTuberである医師の客の1人にこんなことを話す人がいたと。
「写真写りが良くなるようにして欲しい」
私は最初これを聞いた時、すぐには共感できなかった。
その医師もこれについては、SNSの普及などが原因かもしれないと、そんなことを言っていたっけな。
写真でとったモノなんて無理やり2次元に写し取ったとのに過ぎないというのに。
でも、鏡で見る自分と写真に写った自分とを比べた時。
写真に写った自分の方が人に見られるではないかと、ふとそんなことを考えた。
私はSNSに自撮りを載せたり、ましてや自撮りさえもしない人間だ。
でもだからといって写真というものには逃れられない。最近でも、学校行事でカメラマンが食い気味に追ってきたよ。
そういうものはいつも勝手に公開されてしまう。
そういうことを考えると、写真写りが良くないと嫌だという気持ちは少しは理解出来る。
そんなことを考えても私は、お世辞でも可愛いといってくれる本当に身近な人達の言葉を、信じることにするよ。