やっぱりフィクションがすきで
やっぱり、フィクションが好きだ。
そういうと他からすればとんでもない現実逃避をしていると思われるかもしれないが。
現実から目を背けることなんて、人間誰しもするものだよ。
髪を信じたり、感謝なのだと手を合わせたり、礼儀だからと虚言を吐いたり。
最近は勉強の集中が阻害されるのが怖くいから、アニメは見ないようにしていた。
一度ハマると制御が効かなくなるのが私の悪い癖。
でも珍しく兄がアニメをおすすめしてきて、それを見ずにはいられなかった。
昨日にはショートで流れてきたかっこいいbgmのついたアニメの編集動画をみて、本当に胸が高鳴った。
(そのアニメは見たことないんだけどね)
その胸の高鳴りはアニメが見たいとか、小説が読みたいとかでは多分なくて、またあの時のように物語を作りたいと、やはり諦めきれない過去の私だった。
でもこんな私にまだそれができる力がないことが、とても惜しいけれど、ただひたすらにあの時のように頑張るしか、その夢に近づく術はないんだろうな。
ああ、いつになったら私は、私は頑張れるんだろう。
ワクワクと、そのワクワクが一生満たすことができないんじゃないかという虚しさ。
ふと考えたんだ。
私が今まで一番泣いたフィクションってなんだろうって。
私が一番ストーリーを進められたあの物語はきっと二番目。
一番泣いたのは、なにかのアニメだ。泣いた時の記憶は覚えてるんだけど、それがなんのアニメかはさっぱり。
でも、「泣いた」というのも色々で、そのフィクションの良さはもちろんなのだが、それを見ている時の状況とか、情緒とか、多分そういうものも関係しているんだろうな。
でもやっぱり自分が作ったフィクションが一番私好みなの。
だから頑張らなきゃ。
理想のフィクションを求めて彷徨う人がいることを信じて。