運命の相手と呼ばないで
時たまにこんな言葉を聞く。「運命の相手」まるで前世から繋がっていたかのように、運命で結ばれた相手なんかをそう呼ぶ。
主に恋愛なんかで聞くその言葉、信じるか信じないかは人それぞれだが、私はタイトルからわかる通り信じない側だ。というのも私は、この言葉になんとも言えない勿体無さを感じるのだ。言ってしまえば、冗談でもそんな言葉を使わないでよ、そんな風に言いたくなってしまう。
運命の相手、もしかしたらそんなものがあるかもしれない。しかし私の場合は、そんな起こるべくして起こったというような 運 という言葉を特別なパートナーに使うことに どうも心残りを感じる。
これは私が人間関係の乏しい者故かもしれないが、だからこそその相手と自分との関係に自信を持つべきだと思ってしまう。
何度もの奇跡の繰り返しで、偶々巡り合った二人の人間が、何度もの衝突と調和を経てようやくお互いでお互いの形ができあがるのだ。
その完璧な合致を、人は運命とそう呼びたくなるのかもしれない。
こんなにも素晴らしいことを、運命だから。そんな味気ない理由で終わらせることは私はまだ好きになれない。
あなたは運命を信じてる?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?