口唇ヘルペスと秋の夜
走り続けていると、2ヶ月に一度くらい疲れてしまう時がくる
新聞を読み、英語と検定の勉強をし、就活のことを考える
自分の人生や社会に対して、真剣に考え過ぎてしまう
ここ二日、うまく回らなくなって気分が落ち込み、
朝起きたら上唇にヘルペスまで出来ていた
見かねて、付き合っている人が来てくれた
この世の終わりのような気分で、
自分には何も出来ないし、この先上手くやっていけない、と悲嘆する私に
「ちゃんと出来る人だよ。いつも頑張っているよ。」
と言葉をくれた
つらい時に頼っていい人、いつも側にいてくれる人がいるというのは
心に大きな安定感をもたらす
私はこの人を信頼しきってしまっている
自分ってこんなに弱かったかだろうか、と最近頻繁に思う
確かに、誰かに頼るということを覚えてしまったことは大きいだろう
けれども、大人になった今、ただ一つのことだけを見ていれば済むわけではなく、
今だから見える、無数の可能性や選択肢から
真に自分らしい生き方を選択しながら生きることは、
冷静に考えても簡単ではないはずだ
ここ2、3年は未来の心配ばかりしている
人間はどうやったって社会的な動物であるわけで
社会からはまだ逃れられないとも思っていて、そのなかで生きていくことに必死だ
街には金木犀が薫り、もう秋みたいだ
あと1年と少しもすれば社会人
今のつらさは解決されるかもしれないし、そうじゃないかもしれないけれど
今感じていることはきっと無駄じゃないと思いながら目の前のことをしっかり見つめていたいなと思う