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インタビューの8割は準備で決まる。残り2割は、

市役所をハックする!シーズン2「世界の市役所をハックする!」の具体的なプロジェクト「モリゼミ」の2回目のゼミ活動「6月ゼミDAY」

4つのテーマ「デンマーク」「エストニア」「オランダ」「台湾」に分かれて、総勢25名が参加。

ゼミ活動をスタートして1ヶ月経過して90分間で次の流れでゼミが進みました。

・各リサーチグループからの発表
・グループプレゼンへのフィードバック(森くんから)
・今後のスケジュール確認(10月末までの6ヶ月プロジェクト)
・次回までのリサーチワークの共有
・具体的な取組みや考え方の共有

ゼミ生は、最低1人1冊の文献調査をしてきているのですが、参加者それぞれが不安そうな様子で、特にテーマリーダーの方は、各チームのなかなかの猛者をまとめつつ、プレゼンして、なおモヤモヤしている感じでしたね。

わたしが今回のゼミで特に大切に感じたことは「リサーチクエスチョンの設定」「インタビューとは」でした。さらに「自分が課題仮説の設定が苦手で」「課題を明らかにしていく過程のリサーチが好き」ということに気付きました。

今回、デンマークチームで発表をしたときに、同じチームメイトの樫村愛子さん(豊橋市在住:社会学研究者)から「山田さんの仮説は課題仮説というよりは打ち手仮説、さらに打ち手仮説というよりも仮説を可視化していくリサーチでは」というコメントをいただき、自分自信が「課題がなんであるかを可視化するリサーチに関心がある」ことに気が付きました。

森くんから「インタビューで大切なこと」として、8割は準備(事前の文献調査、過去のインタビュー対象者の取材記事を読み込む)、そして2割は相性と。

わたしは日頃、取材を受けたり、インタビューされる側ですので、「8割は準備」はたしかに!と思います。しっかりと下調べをしてきている聞き手の方はやはりすぐに分かります。いままでインタビューや取材をされる側でしたので、今後は自分がされて嫌だったインタビューにならないように「準備」をしっかりとしていくことを大切にしようと思いました。(ここはチーム11名で一緒にできるのがとても心強いです!)

ただ、わたしが残りの2割の「相性」ということの他に、自分で大切にしたいと思っていることは「仮説は立てていくが、インタビューがはじまったら手放す」です。こちらが仮説を立てていくのは当然ですが、その仮説が正しいですよねという確認のインタビューにならないように気をつけなくてはと。どうしてもこちらの仮説を検証したくなってしまうのですが、当日のインタビューで話をして「はじめて明らかになる事実」をそのまま素直に聴く姿勢(わたしは「傾聴2.0」と教えてもらいました)がとっても大切だなーと感じています。

実際に自分がインタビューされるときにも「これってこういう思いから行動しているのですよね」という感じで、答えをもとめにきているように感じるインタビューは少し苦手だったので、ここは自分がインタビューする側になったときも気をつけようと思いました。

そうしないと、現場で、実際に当事者に、いま最前線で行動してい感じている「生の声」を聴くことができないと「実際になにが課題なのか」をリサーチできないのかなと。

あらためて、モリゼミでは、普段の仕事ではできないこと、また普段の仕事でも大切にしなくてはいけないことを改めて気づかせていただきました。

準備は抜かりなくしつつ仮説を立てて、でも当日はその仮説を「手放して」現場・現実・現物のありのままをリサーチする、そんなインタビューが来月以降にできるようにしていきたいと強く思いました。

来月7月5日(日)午前9時からは2回目の「モリゼミオープンレクチャー」です。ご興味ある方は、ぜひぜひ「市役所をハックする!」のフォローを!

*写真は、デンマークの文献調査の3冊目です。https://www.shobunsha.co.jp/?p=4907


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