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【日記】地に足がついてないポジティブの危険性

 音楽畑で、投票率の低さへの懸念を示してくれる人がいて少しホッとしてる。日本で政治に疎い人には、どんなに実際に根拠があるリスクを話しても、
事実に基づいた懸念を伝えても、いつも「起きていない悪いことを予測して不安になっている」でまとめられてしまうことが多い。だけど現実だからね。

性暴力もdvも虐待も、貧困も自殺も公害も、農業の廃業が相次いでるのも、原発事故が収束してないのも、被災地が困難な状況なのも、明日は我が身。思い込みじゃなくて、事実に基づいた真実。

でも幾ら言っても、信じたくない人は信じないのだと思う。辛くて心が耐えられなくなるし、受け止めきれないのは当然だ。

もどかしくなるけど、わからないのは当然だと思う。私と同じ経験や知識を得てきた人でもないし、別人格なんだから。

日本は、主権者教育も報道の自由度も低いし、そもそも報道や国会中継をチェックする習慣がない。
情報がない人は、ただ自分の環境だけ見て、将来のリスクを判断してしまのだろう。

危機感を持って現実のリスクに備えて、出来ることをしながら、前向きに生きるのと、足元の問題から目を逸らすのは違うのだけど、日本の教育や報道では難しいだろう。

 少子化も進んで、子どもの生存環境が危うくなっているのも、農家の経営が厳しくなり廃業が増えて、食料難が予想されるのも紛れもない事実ですが、そういう話をしてもわからないというか、考えたくないんだろうな、と思う。

私に恋愛相談や人生指南したくなる気持ちはわかる。分かるのだが、本当に私のこと思うなら、私たちの生活に関わることを決めている政治家が、裏金作ったり、その他諸々悪いことをしているのを批判しないで放置しないでくれよ、と思う。

自分たちの生活に関わる制度を決める政治家が、私たちの生活を安心できるものにすることより、私服を肥やすことばかり考えてるのを批判せず、放置していて、国が悪い方向にいかないことの方が不自然だし、それが日本の真実だと思う。

思考停止せず、ちゃんと事実を見て、リスクを回避した上で楽しくポジティブに生きる方が現実的だと思った。

そしてどんなに真実を見ることが辛くても、どうしたら私たちの生活をよりマシにできるのか、生きやすくするには、どうすればいいか考えることは悪いことではないと思う。


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