世界選手権権利獲得!アリーナチャンピオンシップ7 優勝大会レポート ~グルールアグロ~
こんにちは。佐藤啓輔です。
12/15,16 に行われたアリーナチャンピオンシップ7に参加し優勝することが出来ました。
今回は大会での様子と使用したデッキの簡単な解説を大会レポートという形で書きます。
前回投稿した大会レポートは以下になりますので興味あればご覧ください。
大会について
バリューが高いにも関わらずあまり認知はされていない感じなので、アリーナチャンピオンシップという大会について簡単に説明します。
※知ってるよーという方は飛ばしてください
この大会を一言で表現するなら、MTGアリーナによる最高峰の大会で、プロツアーや世界選手権などテーブルトップの大会にも繋がっています。
毎月開催されている二日間に渡る予選ウィークエンドを突破することで参加出来ます。
これまで6回開催されていて、7回目の今回からTOP16に次回プロツアーの参加権利が付与されるようになりました。TOP2に世界選手権の参加権利が付与されるのは変わらずですね。
予選の形態にも変化があったことで今まで固定で32人だったのが今後は50人前後が参加する大会になることが推定されます。
つまり、参加人数の割には獲得できる賞金や権利の面でバリューが高い大会です。
プロツアー参加権利獲得人数だけで考えると、200強参加するチャンピオンズカップファイナルで獲得できるのはTOP20程度なので、参加人数と権利数の比率で比較するとわかりやすいでしょうか。
大会構造について詳しくは以下を参照ください。
https://magic.wizards.com/ja/news/mtg-arena/mtg-arena-premier-play-in-2024
事前準備 デッキ選択まで
ファウンデーションズ発売後のスタンダード環境について
今回の大会のフォーマットはスタンダード構築です。
今までドラフトとの混合フォーマットですが、参加人数固定で無くなったことの関係からか構築のみ。
スタンダードは新セットファウンデーションズ 発売後の環境となります。
スタンダードは世界選手権が開催された後で、そこにファウンデーションズのアップデートが加わる形です。
ただ、ファウンデーションズが基本セットのようにカードパワーが抑えられマイルドな感じだったので発売当初は色々試されていましたが、現時点でTire上位のデッキを見る感じでは思たより大きな変化は無かった印象です。
緑系デッキのラノワールのエルフと赤系デッキの噴出の稲妻は流石に大きいですが。。
環境の有力デッキたち
大会の直前までくると、環境もかなり進み有力デッキが絞られてきました。
筆頭としてはディミーアミッドレンジが上げられるでしょう。
世界選手権の時点で、悪夢滅ぼし、魁渡が採用され始め、その強力さが認知され今では3枚以上の採用が普通になりました。
その能力から戦闘で落とすことが難しく、アドバンテージ獲得とフィニッシャーを兼ねた強力なPWです。忍術により打ち消し呪文での対処も難しいのが特徴です。
悪夢滅ぼし、魁渡の運用を考えたときに軽い生物を合わせて採用する必要があります。1マナ域は遠眼鏡のセイレーンが定着し、2マナ域は選択肢がある中で、フェアリーの黒幕とフラッドピットの溺れさせが定着しているようです。フラッドピットの溺れさせは11月のアリーナ予選ウィークエンドを突破したデッキで採用され、今まで定番であった大洞窟のコウモリを押しのけ定着するようになりました。
隙が無く構えられ、忍術と合わせて能力を再利用できるため悪夢滅ぼし、魁渡との相性も抜群です。
悪夢滅ぼし、魁渡を絡めた強力な攻めのパターンに加え、永劫の好奇心によるアドバンテージ獲得、除去と打ち消しによる豊富な妨害手段を有したバランスの良いミッドレンジデッキと言えます。
ファウンデーションズからのアップデートは、魂石の聖域や人によってはフェイ花のいたずらあたりでしょうか。
特に魂石の聖域は悪夢滅ぼし、魁渡の紋章により強化される点は見逃せないでしょう。
ディミーアミッドレンジの対抗馬としては赤系のアグロとなります。
心火の英雄、熾火心の挑戦者、多様な鼠 のハツカネズミ達を軸に、軽量スペルでバックアップするアグロデッキです。
赤単に派生して、緑を少し加えたグルールアグロもありますが、このハツカネズミ達はどちらも必ず採用されており、非常に強力なシナジーを発揮してくれます。
最近は探索するドルイドが採用されアドバンテージ獲得も出来る手の付けられないデッキです。サイド後の軸ずらし手段もあり、歴代の赤単でも屈指の強さです。
赤系のアグロは環境初期に目立ち、その後対策が厚くなり縮小するというがお決まりの流れですが、未だに第一線で活躍を続けています。生半可な対策では止められないデッキの強力さ加減が伺えます。
ファウンデーションズからのアップデートは噴出の稲妻です。革命。
その他主要なデッキとしては、ドメインランプ、ゴルガリミッドレンジ、ティムール果敢などがあります。
ドメインランプは以前のものとは大きく形を変え、各種大主を軸にし、永遠の策謀家、ズアーを組み合わせたものが主流になっています。アトラクサが使われなくなるとは。。
ゴルガリミッドレンジはファウンデーションズからラノワールのエルフの加入が大きなポイントです。2ターン目から3マナの強力カードをプレイする動きが売りです。
ティムール果敢は無限コンボを搭載したトリッキーなデッキです。扱いは難しいですが、油断するとコンボを決められて勝負ありになってしまいます。
さらに、シミックテラー、アゾリウスアグロなども活躍し始めていました。
ディミーアミッドレンジと赤系アグロは一歩抜け出している感はありますが、様々なデッキが存在する群雄割拠の状態。
デッキの選択に向けて
今回については最新の大会結果の動向を追いつつも最初からディミーアミッドレンジか赤系アグロのどちらかにすることを決めていました。
その理由は大会でPT権利獲得ラインであるTOP16が第一目標であり、突き抜けて勝たずとも安定した結果を出せればよいと考えました。
そのため、特定のデッキに寄せた尖った選択よりは、安定して勝てるアベレージを求めました。最大勢力であるディミーアミッドレンジと赤系アグロその条件を満たしており、自分のプレイスタイルに合っていました。
どちらも試した結果さらに絞り、赤系アグロを本線で調整を始めました。
理由としては、両デッキを比較したとき。赤系アグロに分があると考えたのが一番大きいです。
今回使用したデッキについて グルールアグロ
今回使用したデッキはグルールアグロです。
デッキリストは以下。
赤単?グルール?
赤系アグロは赤単とグルールの二つに大別されます。
※ここで赤単とは緑マナ発生源が0ということにします。
グルールの特徴は探索するドルイドと脚当ての陣形が採用できることが一つあります。
探索するドルイドは先にも触れていますが非常に強力なアドバンテージ獲得手段です。
脚当ての陣形は広範囲で活躍するナイスサイドカードです。
各種エンチャント(領事の権限、力線の束縛、大主)に触れること、ドロスの魔神など赤の除去呪文で触れない飛行生物への対応などが大きな役割です。
緑を足すことでアドバンテージ獲得およびサイドボードへの厚みがメリットです。
非常に強力なエンチャントである亭主の才能を使用できるのも嬉しいですね。
これらのメリットから今回は赤単ではなくグルールアグロを使用しました。
採用カード簡易解説
メインボード
・心火の英雄、熾火心の挑戦者、多様な鼠
デッキの核。岩面村との組み合わせも強力。いかなるマッチもサイドアウトすることは無いでしょう。
・雇われ爪
優秀1マナ生物。沢山引くほど強力に。これも岩面村の恩恵あり。
・僧院の速槍
赤の定番クリーチャー。他と違いシナジーは薄い。
・探索するドルイド
アドバンテージ獲得手段。本体も気が付けばとても大きくなる。
・叫ぶ宿敵
ボロスの反抗者spec2。赤系デッキには非常に強力。叫びながら購入。
・噴出の稲妻、ショック、塔の点火
軽量除去。ダブルアクションで後手から捲る時に重宝。
・巨怪の怒り
クマパン。受ける側が常に恐れるスペル。
・亭主の才能
継続強化により盤面に影響し続ける。雄姿も誘発。フラッド受けにもなるの◎
サイドボード
・脚当ての陣形
飛行クリーチャー(ドロスの魔神)とエンチャント対策(領事の権限、力線の束縛、各大主)
・ウラブラスクの溶鉱炉
サイド後の追加勝手段。領事の権限が天敵。
・石術の連射
シミックテラーや、増加傾向な幽霊による庇護を使用する白系アグロデッキへの追加除去枠。
・焦熱の射撃
大型クリーチャーへの除去枠。ほぼ黙示録、シェオルドレッド用
・陽背骨のオオヤマネコ
ドメインランプ用のダメージ源。
デッキの調整点
自分なりのデッキの調整点を書いていきます。
特殊なカードは採用されてないですが、各カードの枚数を気合い入れて(?)調整しました。
・メインから1マナ除去スペルを多く採用
大会のデッキ分布的にはミラーマッチも多く発生すると想定してました。
ミラーマッチの後手において、1マナの除去スペルは非常に重要です。
相手のクリーチャーをクリーチャーで受け取れることは不可能なため、攻勢を捌くため除去スペルに頼らざるを得ません。心火の英雄と多様な鼠が揃うとゲームが終わります。後手で1枚も除去を引けないような展開はほぼ負けです。
そのためメインボードから7枚1マナ除去を採用しました。
軽いことで探索するドルイドとのくっつきも良好です。
その他、初手に1マナクリーチャーが無くても、必ず除去として1t目からアクションをしたいというのもありました。
・僧院の速槍の枚数
1マナクリーチャーは心火の英雄と雇われ爪を4枚ずつ加え僧院の速槍を2枚に抑えています。
他の1マナクリーチャーと比べるシナジーが無く最弱の1マナとなります。
果敢の誘発が非クリーチャー呪文に依存するため、枚数を増やすとその分非クリーチャースペルの枠が減り持ち味を発揮しづらくなります。2枚程度に抑えて先述の1マナ除去スぺルを採用し、1マナアクション数を担保したようなイメージです。(枠が無いとも言う)
既に心火の英雄と雇われ爪というクリーチャーが1マナ生物の役割を担っているという前提のため、それらがいなければ赤系アグロには4枚文句無しで入るでしょう。それか、稲妻の一撃まで採用し、より前のめりにライフだけ狙うような構成であれば4枚でよいと思います。
・探索するドルイドの枚数
メインボードでは3枚採用。
引きたいけど、重ねて引くと消費しきれなかったり、出来事が追加のこれを捲ってしまうと回し切れず困ります。同じように先手で攻めたいときに重ねて引くと攻めのテンポが非常に悪くなることを危惧し枚数を調整をしました。
しかし、そのような場合を考慮し、3枚と4枚でどれくらい差が出るものかは正確には不明です。何度か試して4は多そうだなという感覚でした。引きたいタイミングも多いため、2では少ないと感じ3。
多く入れるなら、全体的に軽くすることを意識すると良いでしょう。
捲れたカードが消費しきれないと効果半減です。目指せアンリコ。
・叫ぶ宿敵の枚数
今回は2枚採用。
ミラーには強いが、ディミーアミッドレンジにそこまで有効でないため抑えている。。。というのは無くもないですが、それよりは単純に3マナが重く感じるのと、ミラーで必勝というほど有効でない場面も多々あるためバランスを取ってこのくらいの枚数でよいという結論です。
例えば守りで立たせても、二段攻撃とトランプルで突破され打ち取れもせず死亡するパターンはよく起きます。
ライフを詰められていなければ殴り返せもします。
連打して勝つという展開ももちろんありますけどね。
ミラーの比率が増えるようなら増加を検討しても良いけど、それでも増やさくて良さそう。
・蛇皮のヴェール、抹消する稲妻の枚数
蛇皮のヴェールはデッキ公開性のため、ケアさせるために1枚。攻めてる時は弱く複数はいらないため増やすことは無さそう。
精鋭射手団の目立ちたがりのような守ってそのまま勝つようなクリーチャーがいるなら増やしてもあり。
抹消する稲妻は分派の説教者やグリッササンスレイヤーのような赤系アグロに強い生物をメインから触れるように採用。サイドの枠を空けたいというのが大きい。
・土地の枚数22枚
土地の枚数はデッキ全体のマナコストに比べ若干多め22枚
マナスクリューは勿論ダメですが、アグロデッキながらマナフラッドの受け手段が多くあるのが強みのデッキのため、しっかり土地は伸ばしたいです。
動けるからとといってランド1枚キープは控えましょう。
今回はバリューランドで岩面村3と不穏な尾根1を採用してます。
2枚ずつ採用してた時期もありましたが、タップインを重ねて引きたくないのと、岩面村引いた時のバリューが本当に高すぎて今の割合に。打点アップだけでなく、熾火心の挑戦者と合わせてアドバンテージ獲得も可能。強い土地だ。。
じゃあ岩面村4入れてもいいのでは?と思うかもしれませんが、こちらも重ね引いて非生物スペルに使えないというのを避けたかったです。まあ4で試す時間がなかったというのが正直なところです。山は境界ランドの関係で減らしたくないためダメランを1枚岩面村に変えて問題なく回ればよいと思います。ゲーム中にとても引きたい土地です。
簡単にですがデッキリストの解説は以上となります。
ミラーマッチを見据えつつ、探索するドルイドも無駄になりにくい様に全体的に軽くするのを意識。
タフネスが大きい生物に対する対策である抹消する稲妻や焦熱の射撃の枚数は少な目かなと思います。テンポよく動きたいことから除去は1マナ寄せているため、最低限の枚数(3枚)を採用といったところでしょか。この辺は好みもあるので、サイドで何か諦めて1~2枚増やしてもいいです。
デッキ選択理由でも述べましたが、ミラーを意識しつつ、ディミーアミッドレンジには有利であるため、自分と同じような思考でディミーアミッドレンジか赤系アグロを選択する人が多いなら良いフィールドに成りそうだなと考えてました。
大会までの練習
概ねデッキリストは固まり、時折明星に方にスパーしてもらいつつも、ひたすらアリーナでラダーをして微調整。
ほぼ同じリストで大会までに100マッチくらい回しました。
ラダーとはいえミラーとジェスカイ召集以外には高い勝率で、全体の勝率も高かったため少し自信をもって本番に臨みました。
大会レポート
メタゲームブレイクダウン
大会前日くらいにメタゲームブレイクダウンが公開されました。
今回は参加者は48人の大会になりました。
最大勢力はディミーアミッドレンジの41.7%!
これは自分の想像より多かったです。直近のMO ショーケース予選でディミーアミッドレンジが勝ったことも影響してそうです。
2番手は赤系アグロが合わせて約30%。これは予想通りでしょう。
その他、想定外のスペシャルデッキは無さそうだったので一安心。
アリーナチャンピオンシップ7 DAY1
アリーナチャンピオンシップ7はすべてのラウンドがスタンダード構築です。
初日はスイスラウンド6回戦を行い上位24位までDAY2進出となります。
対戦結果は以下。
R1 ジェスカイ召集 2-0
R2 赤単アグロ 2-0
R3 赤単アグロ 0-2
R4 ディミーアミッドレンジ2-0
R5 ディミーアミッドレンジ0-2
R6 ゴルガリミッドレンジ2-0
初日の成績は4-2でした。
望外にオポが高く7位でDAY1は終了。
DAY2進出は勿論、DAY1の8位まではDAY2においてシード扱いのため、TOP16が確定となります。つまりDAY1終えた時点でプロツアー参加権利は確定し、第一目標は達成となりました!わーい。
アリーナチャンピオンシップ7 DAY2
アリーナチャンピオンシップDAY2はDAY1の順位に応じて組み合わせが決められ、シングルエリミネーションになります。優勝までは4連勝が必要です。過酷すぎるだろう・・
泣き言っても始まらないので落ちついて一歩一歩進むことを心掛けました。
TOP16 ディミーアミッドレンジ 2-0
TOP16の相手はディミーアミッドレンジでした。
ミラーを睨んだ構成で、スイスラウンド上位で先手だったことから危なげなく勝利。TOP8に進出し旅は続く。
TOP8が出揃い組み合わせは以下に。日本人は2人。
準々決勝 シミックテラー 2-0
https://www.twitch.tv/videos/2327533110
ビデオ 06:29:00 ごろ
メインは劇的な噴出の稲妻トップデッキで勝利。ありがとう噴出の稲妻。
嵐追いの才能で希望の種子を拾われていたら詰んでましたが拾われなくて助かりました。
サイド後は対シミックテラー用の石術の連射を2枚とも引ける幸運もあり勝利。準決勝へ進む。
準決勝 ディミーアミッドレンジ 2-1
https://www.twitch.tv/videos/2327533110
ビデオ 08:01:00 ごろ
メイン取られるもサイド後踏みとどまり勝利。このディミーアミッドレンジもミラー意識構成のため戦い易かったです。亭主の才能大活躍。
決勝へ進み、2位以上が確定のためこの時点で世界選手権の権利を獲得!
決勝 ディミーアミッドレンジ 2-1
https://www.twitch.tv/videos/2327533110
ビデオ 08:32:45 ごろ
決勝もディミーアミッドレンジ。前回ACS1では決勝で敗北したため、ここまできたら絶対勝ちたいと思い試合へ。
game2で1点足りずに負けた後のgame3。頼みの亭主の才能を強迫で抜かれて悪い流れの中で2枚目の亭主の才能をトップデッキ。そこからは流れが変わり、亭主の才能により盤面を構築し、相手のライフ的に破壊ができないサイズまで2体の心火の英雄を育ててそのまま勝利。
前回の準優勝の雪辱を果たし優勝!
DAY2でマッチアップしたディミーアミッドレンジはミラー意識の構成でついていました!
アリーナの王を暫く名乗ります👑
おわりに
今回のアリーナチャンピオンシップ7では優勝という最高の結果で終えることができました。前回アリーナチャンピオンシップ1参加時に準優勝で悔しかったので、その時の悔しさを晴らすことができました。
早朝にかかわらず応援ありがとうございました!
プロツアーと世界選手権の権利を獲得できたのでそちらも頑張りたいですね!
今回使用したデッキには満足しています。
ディミーアミッドレンジがミラーを意識した構成にシフトしつつあったのは追い風でした。分派の説教者や黙示録、シェオルドレッドがいないとグルール側は相当楽になりますね。。
練習に没頭していたため配信は一時ストップしてましたが、また再開していこうと思います。
https://www.twitch.tv/nano_mtg
デッキについては今後使用するならこう変えたいというのをおまけに載せてときます。正直ほとんど不満はありませんが。
デッキについてその他聞きたいことがあれば遠慮なく聞いてください!
今後のスタンダードもディミーアミッドレンジと赤系アグロ中心で進んでいくかと思います。ディミーアミッドレンジはミッドレンジデッキらしく好きな方向にチューンできますが、全てにいい顔は出来ないのでいいバランスで組むのが求められますね。調整のやりがいがあります。
最近はジェスカイ召集が活躍したり、セレズニアのような新しいデッキも出てきておりまだまだスタンダードは楽しめそうです。
今回に向けてはデッキを絞って練習したため、あまり自分で色んなデッキを回すということはしてなかったです。
これから色んなデッキを試しつつ楽しんでいこうと思います。
それでは今回の大会レポートは以上となります!
応援してくれた方、練習に付き合ってくれた明星のチームメイトに改めて感謝ッ!!
最後におまけで主要デッキへのサイドボードIN OUTを参考程度に載せておきます。
次回は年明け2月千葉で行われるチャンピオンズカップファイナルです。
そちらも禁止改訂があり今熱いモダンということで頑張っていこうと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
おまけ
今回使用したデッキについてあれこれ語ります。。
サイドボード例
雰囲気で変わりますが一例を紹介。
VS ディミーアミッドレンジ 微有利
IN 塔の点火2 ウラブラスの溶鉱炉3 探索するドルイド1 焦熱の射撃2
OUT ショック2 叫ぶ宿敵2 噴出の稲妻3 巨怪の怒り1
相手のリストとサイドボーディングにもよりますが概ねこんな感じ。分派の説教者無しで脅威になりそうなのがシェオルドレッドのみなら抹消する稲妻もOUTでよい。
相手は除去を増やして魁渡とフェアリーの黒幕は減らすはずなので、1マナ除去も減らしてよいです。
VS ミラー
IN 塔の点火2 探索するドルイド1
OUT 僧院の速槍2 蛇皮のヴェール1
先手と後手で多少変わりますが、除去とアドバンテージ源を増やして盤面をまず落ち着かせるの目指します。
先手は生物残し、後手は除去増やすイメージで入れ替え。
VS ドメインランプ 有利
IN 脚当ての陣形4 ウラブラスクの溶鉱炉3 陽背骨のオオヤマネコ1 探索するドルイド1
OUT ショック2 塔の点火1 噴出の稲妻3 叫ぶ宿敵2 抹消する稲妻1
領事の権限の裏目があるので、ウラブラスクの溶鉱炉は枚数抑えてもいいかもです。脚当ての陣形で触りましょう。
ズアーで一回どつかれた程度では挽回できるので諦めず戦いましょう。
叫ぶ宿敵と火力を戻してライフゲイン封じる作戦も一考の余地ありだが、火力を有効活用できる部分が少なく無理して狙わずともいったところ。
VS BG 微不利
IN 脚当ての陣形3 ウラブラスクの溶鉱炉2 探索するドルイド1 焦熱の射撃2 塔の点火2
OUT ショック2 僧院の速槍2 叫ぶ宿敵2 巨怪の怒り1 噴出の稲妻2 亭主の才能1
2マナ除去少な目のためより苦戦が想定されます。最近はドロスの魔神も減っている傾向があるため、脚当ての陣形の枚数を抑えてもよいです。
VS シミックテラー 有利
IN 石術の連射2 焦熱の射撃2
OUT ショック2 塔の点火1 抹消する稲妻1
抜きたいカードは多いが抜けきれない。。バウンスもあり、クロック早いときは早いためウラブラスクの溶鉱炉は弱いイメージ
VS ジェスカイ召集 不利
IN 塔の点火2 石術の連射2 脚当ての陣形2
OUT 叫ぶ宿敵2 僧院の速槍2 蛇皮のヴェール1 亭主の才能1
普通に回られたら不利マッチのためある程度割り切り。
除去で減速させて、二段攻撃+クマパンでワンチャン狙います。
幽霊による庇護がクリティカルに刺さらないようにできればケアしたいですが。二段攻撃+クマパン耐性を構築するのを優先しリスクは取っていきましょう。
今後グルールアグロを使用するなら
メインボードは変更なくてもいいが、BG減少に伴いサイドボードの脚当ての陣形は1枚くらい減らしても良いと考えています。入れ替えは焦熱の射撃2マナ除去が良さそう。
ディミーアミッドレンジ使うなら
もしディミーアミッドレンジ使うならこんな感じ。
分派の説教者とシェオルドレッドはしっかり取りたい派。
グルールアグロ 小テク
そのうち何か記載予定
大会への要望(?)
今回参加して改善などしてほしいこと
・DAY2でラウンド間の待ち時間が長めだった
配信の関連で止む無しですが、人数分けてラウンド進行してたのでラウンド間が長く、耐えるのが大変でした。。 いい案があるわけではないけど改善希望(´ω`)
・認知度の低さ
日本語公式放送を必ず付けて欲しいとまではいいませんが、公式による宣伝が殆ど無くイマイチ盛り上がりに欠けていました。かかっているいるものも大きいので宣伝など力を入れて欲しいですね。目指す人も増えるかもなので。
・大会形式
リミテッドもできれば導入してほしいですが、DAY2シングルエリミネーションのみは過酷なので何か別の形式が良さそう(´ω`)
2DAYのイベントであまり時間かけれないからしょうがないですが。
・大会のフォーマット発表
かなり遅く、大会3週間前くらいだったと思うので、最低でも一か月前には公開して欲しいですね。