【デュエマ】私には筋肉が足りない【オールデリート】
1.事の始まり(0時)
”減価償却”には大げさすぎる。が、安くはない授業料を支払ったのでその一環として本記事を書きます。
実は「友達がやっているから」という理由でたまにデュエマを遊んでいます。
大会には出ない、いわゆる身内環境での話になるんですが、友達の使うデッキ(の最も強い動きをするタイミング)と自作デッキ(の最も強い動きをするタイミング)がかみ合わずに負けっぱなしが現状……。
仮に「デッキの最も強く動くタイミング」を”レンジ(射程)”と呼ぶことにしましょう。(正しい使い方かは考えない事にします。)
勝てない理由を「自作デッキのレンジが5~7ターン以降と遅すぎる。比較して相手デッキのレンジの方が早い。」と仮定。
爆発力を求めて、デッキの新調(オリジナル・フォーマット)を決定しました。
2.新デッキの方針(2時)
この日はなぜか眠れなかったので新デッキの方針を考えていました。
「自作でダメなら誰かのデッキをコピーしよう。そしてそのデッキを回してコンセプトや思想やらを分析しよう。」とだけ決めてデッキ検索サイトでピンとくるリストを探すこの時、2時。
すでに何かを間違えている予感もしますが続きを読んでもらえると幸いです。
3.リスト決定(3時)
デッキを組むにも準備が必要。
スリーブにオーバースリーブ、デッキの予算……。
前者2つは既に用意済み。デッキの予算が送料込みで5000円ほど。この条件でデッキを組んだわけです。
コンセプトはコピーデッキとして使うこと。更に5000円も使うわけですからそれなりの強さを持つ、愛着の湧くデッキが組みたいと思うのは自明の理。
そして朝の4時。
コレだ!と思えるリストに出会った……。
このリストはデッキ検索中に出てきた(私にとっては)見知らぬ誰かの作ったデッキ。そして一目ぼれしたデッキ。
《オールデリート》という11コストの超大型呪文で自分と相手の盤面を更地にし、お膳立てを整えた自分の《禁断樹幹 WO-ZERO》でダイレクトアタックを決める作戦のデッキです。なんて豪快!
デッキ内のカードも《オールデリート》をなるべく早く撃つため働くカードがぎっしり。
その場でデッキパーツ在庫の確認も済ませて購入を決めました。
(実際のところ1000円の予算オーバー。もやし生活でカバー。)
デッキは火曜日に届き、実際の対戦をその週の金曜日に設定。
その間、デッキの動かし方・裁定などの確認をしていました。
4.準備期間中
知らなかったんです。
裁定で弱体化を受けたアーキタイプだったり、ルールの仕様上ミラーマッチでは別の勝ち筋を用意する必要があったりだとかを全く知らなくて。(「次の自分のターンの終わり」が来るタイミングとか分からんて……。)
むしろこの準備期間で学んだことの方が多いんじゃないかなと。
この時点では「とにかく3ターン目に《禁断樹幹WO-ZERO》を出してから《オールデリート》を撃ちたいんだな。コストを踏み倒して《オールデリート》使いたいんだな。」
「《禁断樹幹WO-ZERO》を踏み倒すために採用されているカードがアレでそのカードを活かすカードがコレで……」みたいなことを考えていました。
5.対戦会
対戦会はリモートで行いました。ただ、5戦やって5戦全敗。
それも1回たりとも《オールデリート》を撃つすらできなかったのです。(メタクリーチャーが強すぎる……。)
よくて10マナ、大体8~9マナは貯められたのですが……。
内心凹みながら反省会を行いました。
6.反省点
結論。
筆者の
◎コンボルートの見落とし(《フェアリー・ギフト》というコスト軽減呪文の使い道を誤っていました。
《オールデリート》を普通に撃つなら最低でも11ターンかけて11マナ分貯める必要があります。
もちろん、そんなに悠長なことはさせてくれないのでマナを増やす呪文などでなるべく早く11マナに到達するか、《オールデリート》に「シールド・トリガー」を付与してコストを踏み倒すかが必要なワケです。
話を戻しまして。
具体的には《フェアリー・ギフト》という次に召喚するクリーチャーの召喚コストを3軽減する呪文を12コストのクリーチャーに適用しようとして、最終的に10マナ必要となるルートしか見えていなかった!
これを
→《星龍の記憶》(3コスト)
→《フェアリー・ギフト》(1コスト)
→《黒神龍ブライゼナーガ》(本来6コストだが《フェアリー・ギフト》の効果で3コストで出せる。)
のルートで行けば
7コストで収まっていたと。(コンボパーツを揃える準備から目を背けて)
運用方法を間違えていたのなら撃てるはずもなく。
ともかく、今回コピーさせてもらったデッキから
◎己のデッキ展開ルート理解の掘り下げ不足(視野が狭い)
◎製作者の想いを汲み取る力の不足
が浮かび上がりました。
自分なりに対策も考えてみましたが、かなりカッチリと計算されて組まれているデッキなんですよね。(デッキに入れたいカードはあれど、抜けるカードがない。)
試してみないと分からないこともある。また1つ学ばせてもらいました。
同時に、製作者さんの《オールデリート》に賭ける情熱も感じた1週間。
制作者さん、本当にありがとうございました。
このデッキはしばらく回し続けようと思います。
まだまだ掴めるものがあるだろうから……。
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