「イカゲーム」、「今際の国のアリス」、そして「転校生ナノ」は、西洋映画産業の支配に終止符を打つか?
インドネシアのブロガーFransiskus RadityaTarigan氏が、興味深いブログをアップしていましたので、和訳しました。
オリジナル文章は以下のリンクから;
「イカゲーム」、「今際の国のアリス」、そして「転校生ナノ」は、西洋映画産業の支配に終止符を打つか?
「イカゲーム」、「今際の国のアリス」、そして「転校生ナノ」の共通点は何でしょうか? それは、これらのドラマシリーズが、すべてNetflixストリーミングサービスの人気ドラマシリーズの上位にランクされた、ということです。
この事実は、長年、ハリウッドや他の西洋諸国の映画プロデューサ達によって支配されてきた映画産業に一石を投じました。
「イカゲーム」は、最近、全世界の映画ファンから注目されているシリーズですが、非西洋国が制作したシリーズや映画が、世界中のファンを魅了している現象の一例です。
Deadline.comの記事によれば、「イカゲーム」は、世界90カ国で最も視聴されたNetflixシリーズになったとのことです。
多くの視聴者の支持を得た「イカゲーム」は、Netflixの外国語ドラマシリーズとして最も多くの累計視聴数を獲得し、「ブリジャートン家」や「ルパン」を退けて、最多視聴数を誇るドラマシリーズになる可能性もあります。
多くの国、特に西洋諸国に於いて、非西洋国の制作によるコンテンツが熱狂的に受け入れられることは、もはや珍しいことではありません。
Netflixの調査によると、最近の非英語によるコンテンツの視聴数は71%も増加したそうです。
韓国や他の非西洋諸国の映画産業の躍進は、長年、アメリカなど西洋諸国に支配されてきた国際映画産業のシフトチェンジの要因になっています。
業界の競争が激化する中、「イカゲーム」、「今際の国のアリス」、「転校生ナノ」といった東洋諸国が制作したシリーズは、世界の映画界のダイナミクスを変革する可能性があります。
又、非西洋諸国のクリエイティブ産業が国際的に評価されることは、作品に暗示的に表現される各国社会の考え方を、世界的に認識させることにもつながっています。