将来の目標
こんにちは!伊藤夏実です。
私には、将来の目標があります。
世界中で、その土地の食べ物の力で人々の心と身体を元気にすること。
この目標に至るまでには
①3歳まで母乳を飲んでいた
②食べることが大好き
③幼稚園、小学校、中学校、高等学校で皆勤賞という超健康体
④陸上部 長距離選手時代の食への配慮
⑤薬、病院が嫌い
⑥食品添加物を食べると気持ち悪くなる体質
⑦世界中で、家族のような存在を増やしたいという想い
など、様々な経験や要因があります。
現在は、この目標に向けて、
徳島大学 医学部 医科栄養学科で勉学に励んでいます。
ここは、管理栄養士になるための学科であり、4年の最後に全員で国家試験を受けます。
もちろん、私も3年後にはこの試験を受け、管理栄養士になりますが、”管理栄養士として” 病院や学校、企業の食品開発などで働くことは、全く考えていません。
”世界中で、その土地の食べ物の力で人々の心と身体を元気にする”
という目標を達成するために活動することや起業することを考えています。
具体的には、まだ決まっていません。
ですが、大学在学中でも卒業してからでも、いつでも行動が起こせるように大学やインターネット、セミナーなどで知識を蓄えています。
ここから、私がこの将来の目標を持つまでのストーリーをお話しします。
≪目次≫
1. 最初は医者を目指していた
2. 嫌いなことをする?
3. ”管理栄養士” これだ!
4. 世界中の人々を食べ物の力で元気にする
1. 最初は医者を目指していた
高校2年の夏。
大学受験を1年半後に控え、進路を考え始めなければならなくなりました。
私は、自分が常に健康体で元気であり、
”なっちゃん (私の愛称) には周囲の人々を元気にさせるパワーがある!”
と言われたことを、そのまんま信じ込んでいたため、
なんとなーく、かるーいノリで、
”医者になって、私のパワーで皆を元気にしよう!”
と、医者を目指し始めました。
それからは、医学部合格に向け、模試の志望大学を書く欄に、様々な大学の医学部を書いていました。
”どこの大学でも受かるように、とりあえず全力で勉強しておこう”
と、準備をしていました。
2. 嫌いなことをする?
医者を目指し始めてから約1年後、私は、ようやく
”もうそろそろ真剣に将来を考えなきゃ”
と、思うようになったのです。
3年間続けた陸上部も引退し、大学受験を間近に控えている時期です。
おそらく、大学への期待を膨らませていくなかで、その先のことを考え始めたからでしょう。
1年前は、将来のことも考えず、なんとなく医学部目指そうと決めてしまいましたが、いざ、自分が医者になった姿を想像しようとすると、全く想像できませんでした。
私は本当に医者になるのか?
自分は、病院なんてほとんど行ったことなかったし、行きたくもなかったじゃないか。
自分自身、薬は体に良くないと考えているのに、他の人に勧めるのか?
そんな考えが頭の中をぐるぐる回りました。
”周囲の人々を元気にしたい” といっても、それは医者でなければいけない?医者しか選択肢はない?
そう考え、世の中にはどのような職業が存在するのかインターネットで調べ始めました。
3. ”管理栄養士” これだ!
医者にならないとしても、
周囲の人々を元気にしたい=医療関係
という意識が強かったため、医療関係の職業を探しました。
そこには、私がいままで聞いたことのなかった職業がずらりと並んでおり、 ”世の中には、こんなに沢山の職業があるのか!”
と感動したことを、よく覚えています。
その中で見つけた ”管理栄養士” という文字。
これだ!これだ!これしかない!
この文字を見た瞬間、ビビッときました。
なにしろ、私は食べることが大好きです。
私が、幼稚園から高校まで一度も大きな風邪をひかず、学校に毎日通えていたのは、1つ目に、3歳まで飲んでいた母乳のおかげで免疫が最強であること、2つ目に、好き嫌いせず、何でもよく食べていたおかげで、毎日、元気いっぱいだったからです。
さらに、陸上を始めてから健康的な食事にこだわり続けていました。
このころから、添加物や薬など、不自然なものを体内に入れることに抵抗を感じ始め、添加物が多く含まれるコンビニ食やジャンクフードなどを食べてしまうと、気持ち悪くなってしまう体質になっていました。
薬も、一切摂っていませんでした。
私がこんなに健康なのは、食べ物のおかげなんだ!
食べ物でなら、お医者さんや薬に頼らなくても人々を元気にできる!
そう気づき、管理栄養士になるための勉強ができる大学を探しました。
徳島大学には、国公立大学で唯一、医学部に栄養学科があります。
”管理栄養士”とは言っても、医療と関連付けた勉強をしたい私にとって、こんなにぴったりの大学はありません。
4月。徳島大学でのキャンパスライフが始まりました。
4. 世界中の人々を食べ物の力で元気にする
大学にも徐々に慣れてきた1か月後。
5月のある日。
1人の先輩と出会いました。
今思えば、この先輩との出会いが、その後の私の人生を大きく変えていったといっても過言ではありません。
その先輩は、私より8歳か9歳年上の方で、留学、バックパッカーなどの海外経験が豊富です。
私は、当時、1度アメリカに行ったことがあっただけでしたが、海外に興味を持っていました。
中学校の英語の先生が、青年海外協力隊としてコロンビアに行き、帰国後にお話を聞いたときから
”かっこいいな~。私も将来は、世界中に行きたいな~。”
と、思い続けていたのです。
海外経験豊富な先輩の体験談を聞いたり、写真を見せてもらったりして、
”海外に行きたい。将来は世界中で働けるような仕事をしたい。”
という思いが、どんどん大きくなっていきました。
ある日、その先輩から
・”国際栄養”という分野があること
・世界中の国々での栄養状態
・SDGsで、栄養に関する記述が多くされていること
を教えてもらいました。
この日、私の”食”や”栄養”に対する意識は、日本から世界へと広がりました。
そして、世界の栄養不良問題について調べ始めました。
最も衝撃的だったことは、
”世界の栄養不良問題=貧困、飢餓、栄養失調”ではない。
ということです。
一口に栄養不良問題といっても、”栄養不足”と”栄養過多”があります。
さらに、”栄養過多”といっても、貧困であるゆえに、ファストフードばかりの食事となり、太ったり、栄養バランスが崩れたりするのです。
もちろん、お金持ちの人が食べ過ぎて栄養過多になることもありますが、お金持ちの人ほど、教育をしっかり受けることができ、食や栄養に関して正しい知識を持っています。
そして、健康に気を付け、体に良いものを食べているため、健康的な体をしているでしょう。
自分の未知の世界における、”食”にまつわる問題を調べていくうちに、次第に、自分が実現したい世界が見えてきました。
食べ物の力で
病気を治したり
病気にならないように予防医学をしたり
食育をしたりして
世界中の人々を元気にしたい。
健康的で美味しい食べ物は、人の身体を元気にするだけでなく、心も元気にします。
薬は、人の身体を元気にするかもしれないですが、心までは元気にできません。薬を信じていな人の身体に、その薬は効きません。
伝統医療やまじないなどを信じている人々には薬は効かず、その人々の信じている治療法が良く効きます。
食べ物は世界中にあり、それぞれの国や地域で食べられているものが違いますが、”食べる”という行為は人類に共通しています。
誰もが行う”食べる”という行為を通してなら、全世界どこに行っても通用します。
また、”その土地の食べ物”というところにも、こだわりを持っています。
ある土地で育った作物は、その土地で育つ理由があり、
根拠はありませんが、その土地で育ったものは、その土地の人に最もエネルギーを与えると考えています。
こうして、
"世界中で、その土地の食べ物の力で人々の心と身体を元気にする"
という、私の将来の目標に至ったのです。