医者の資産形成について
2023年1月6日更新!!
2年分の知識更新
ある日の電子カルテに届いてたコンサルテーション。
上記コンサルテーションを受けました。
弱小ながら答えさせていただきます・・・
(もっとすごい人はいますが・・・・)
まず、
「資産形成の大前提」として、
この公式は覚えて下さい。国試の必修問題にでます。
大体答えはbです。多分。笑
頭のいいみなさんならわかるかと思いますが、
変化係数として、「収入」「支出」「運用率」があります。
それぞれ分解してきましょう。
【収入】
増やせば増やすほど収入は上がる。
上がる要素としては、一般論として以下の4点
1.本業で頑張って昇進する
医師の平均収入は1378.3万円(令和3年調査)です。
年代別の収入は以下示します。
経験則と想像からですが、
<大学病院>
初期研修 24-26歳 300-600万
後期研修 26-31歳 600-800万
大学院 32-36歳 -100万(学費)
留学 36-40歳 500万
講師 40-44歳 630万
准教授 44-50歳 720万
教授 50-65歳 900万
病院長 -65歳 2000万
<民間病院>
25-29歳 980万
30-34歳 1170万
35-39歳 1350万
40-44歳 1440万
45-49歳 1500万
50-54歳 1600万
55-59歳 1601万
60-64歳 1582万
65-69歳 1400万
70-74歳 1200万
<開業医>
2807万
ただ借金、融資、設備投資もあり、上と下の差が激しいです。
開業医の場合は本業を頑張れば給料upする可能性はあるが、勤務医であればすでに上限を決められているので、残業するしか方法はない。2024年問題で残業も残業時間が管理されるためあまり現実的ではないかと思います。
2.バイト時間を増やす
では医者の場合の簡単な収入upの方法はバイト時間をいかに増やせるかになります。つまり「バイト戦士になる」ことです。
2020年時点、Covid19の第1.2波時点では、医師が移動することがリスクであり、危険物のように取り扱われてました、、、。家族以外の第三者の接触禁止、またぼっち飯が推奨されていました。ただ2023年現在はだいぶ緩和され、移動することが多少は可能になりました。あの当時はバイトという概念がないほど、案件は枯渇していましたが、それ以降は比較的求人はありました。相場は1万/h最近は0.8万/hの案件も多くなっている印象もあります。
優良物件はやはり身内や医局内のclosedの環境で引き継がれている印象はり、医局に入るメリットの1つでした。ただ雇用の流動化が進み、優良案件
が市場に流れてきているケースも増えました。
いずれにせよバイト情報を集めることが大切かと思います。
身近にバイト戦士が実はいたりするので、稼いでそうな人に近づいて聞き出しましょう!笑 あとは人材派遣会社(M3・MRT・民間医局・美容医局etc)
は相場感がわかるので把握しておくといいと思います。
(2021-2023年は正直コロナバブルでした。この状況はもう20-30年は来ないかと思います。例えばコロナワクチンバイト、自宅療養患者へのオンライン診療・往診、発熱外来へ補助金が支払われているため実際の恩恵を受けている人は自治体案件orバイト医or開業医or病院理事の方々のみになります。勤務医には還元されていません。)
最近の傾向では医師が起業して、マッチングや人材紹介のことを安価にやっています。実際人材派遣に関しては紹介料が年収の20-30%、給与が高いため1500万の常勤が決まれば、400万は必要になります。半年毎に現状の職場満足度を評価して、転職を促す会社もあったりなかったり、、、。笑
少なくともいいバイトや職場に巡り会えるためには案件の接触回数を増やすことがいいと考えます。
2024年移行
時間外労働に関してはは80時間まで、そこまでは労働基準法で定められていますが、
実臨床では、医師の働き方を守っていない病院もありますし、
残業代を出す病院もどんどん少なくなっている現実もあります。
完全に違法ですが・・。
都内の病院は医師の働き方改革が進んでいる印象がありますが
まだごく一部。
地方に至ってはその概念がないところの方が多い印象かと思います。
基本的には5年遅れている状況。
解決策としては、病院選びを間違わないようにするしか現状はないかのように思えます・・・
しかしデメリットとしては症例の経験不足。成熟するまでに時間がかかる。
その場合は専門医研修までは経験積んで、さっさとお引っ越しする選択肢も
いいかもしれません。
仕事と自由な時間はペイオフの関係。自分で選択するしかないですね。
3.副業など
Covid19の危機的な状況がいつ訪れるかわからず、私の身近で初めて、医者のコストカット、派遣切りを経験ました。正直大学病院の給料ではやっていけない現実があり、また無給医・大学院生の先生方はほんとに辛かったのではと思います。
その為にもやはり自分で稼ぐこと(副業)は必要かと思います。
確かに雇用契約(そもそも契約すらしていないところもあり)で副業禁止されている病院はあるかと思いますが、自分の人生、自由な時間を使うのは自分なので、生きるために考えましょう。
正直バレたとして、不当解雇になれば、弁護士に相談しましょう。
また紹介いたします。笑
副業についてですが、基本的には事業所得を作るのは死ぬほど難しい。ということを理解する必要があります。保険診療は社会インフラ、社会保険料・税金を使って医療費自体が実質1-3割で受けられるため、どこで開院しようとも集患できます(東京都内、その他政令指定都市を除く)。自分自身のブランディング・マーケティングがしっかりできて、他人の差別化しなければ仕事はありません。営業能力も必要であり、人に好かれることが条件になります。保険診療から自由診療への移行が難しいのはこの点です。
有名な副業ですが、特殊系(メダカの繁殖、占星術)、集客系(youtuber、情報販売、アフィリエイト)、転売(せどり)、代行業(家事代行)、趣味系(写真、釣り)、作る系(ライティング、イラストレーター、ハンドメイド)、プログラマーエンジニア(ウェブデザイナー)、教える系(講師、英会話、家庭教師)、クラウドソーシング、貸出型(投資、物置き、駐車場)があります。
実際特殊能力や趣味が充実していない場合の選択肢は、家庭教師か資金を貯めて貸出型が無難だと思います。ただ正直医師のバイトから考えると事業収入が入るまで苦しいかと思います。だったら寝当直しようとなります。
正直医師向けの副業講座となると、頭のいい皆さんなら1つ教えたら勝手に学べると思います。敵が増えるからあまり有益な情報は出したくないのですが、、笑 ヒントとしては動線を用意することですね。笑
youtuberで有名になって、タレントになり、その後本出版して、印税と、そのタイミングでクリニック開業して広告費をかけずに自由診療の集患させるのも正解ですし、〇〇×医師が運営しているブランディング、PCR・発熱外来のみクリニック(売却予定)、医師予備校講師になり、マッチング情報交換サイトや研修病院情報で医学生のリストを集め、最終的に人材紹介をするなど。ジム経営してinbodyや血圧系を置いて異常値なら横のクリニックへ。どこが一番のキャッシュポイントなのかを考えるといいかもしれません。
個人事業主で売上が立ったら法人設立し、事業を育てて、バイアウト or IPO上場させるのも良さそうです。ただ上場率は0.1%ですが。
絶対に医者がやってはいけないことは残業をすることです(どうしても無理なことはあるかもしれません、申し訳ございません)。もちろんやらざるを得ないことは重々承知です。でも無駄にダラダラしながら病院に残るのが正義という文化には大反対です。そんな声は無視して帰りましょう。
医局じゃなくても、家・カフェでも勉強はできます。むしろ個人的にはやる気が出ます。最近はオンライン学会も増え、じじいの話が2倍速で聴けるし、スライドもゆっくり見えるので利点しかありません。ただ出張が減るのは寂しいですが、個人的には現地まで出張して、ホテルでオンラインで参加するのがベストかと思います。笑
4.結婚してダブルインカムとする
今の日本は失われた30年。コロナ不況もあり、専業主婦希望は非常識みたいな記事もあります。
よく都内年収1000万でも贅沢はできないとtwitterでは言われていますが、その通りかと思います。ただ医師の場合は田舎でも同様に稼げるので、その限りではありません。都会で同様の生活をしたい場合は、生活レベルを下げるか、バイトを頑張るかしないと思います。幸せ度が高いのは実は政令指定都市に住みながら、学会で東京に来て美味しいお洒落な食事、お買い物して帰るのがいいかと思います。二人で家計を管理して、協力して育児をする。何事も話し合い、コミュニケーション、助け合う心が大切です。笑
1-4のまとめ
私自身2022年3月のタイミングで大学病院を辞職し、クリニック勤務(週5常勤)へシフトしました。空いている時間はワクチンバイト・発熱外来・往診・当直などで勤務しています。と同時に、個人の資産管理会社と事業用の法人を設立しました。売上はまだまだでこれから事業が育つといいなと思っています。強みを活かして爆発的に稼いでいきましょう!
【支出】
次に支出を減らすことについて
結論からいうと
倹約倹約倹約!笑
医者はマネーリテラシーがないことで有名です。
(自分も含めです。そしてごめんなさい。笑)
というかたまに鬼のように詳しくて論文書ける人と無知で分かれます。笑
支出を把握する手順としては、
いらないものは買わない、必要最低限
ミニマリストの考え方に似ていますね。
個人的には本当の価値があるものにはお金を出すようにしています。
例えば後輩の教育、友達のお祝い、家族行事。自分への投資。
それ以外の無駄なものは最近買わなくなりました。
しかし、倹約を突き詰めると「ケチ」になります。
お金を軸で考えると正解ではありますが、
僕の中ではコミュニティーは大切なので、人にはお金を出します。
何を大切にするかは人ぞれぞれなので、僕は口出しはしません。
【余剰】
上記の収入-支出ででた残り部分が「余剰」です。
ここからが面白い所です!
そして余剰から運用率というのが永久のテーマです。
ここで初めて投資という概念があります。
投資はなんか怖いと思う方はいるかと思います。
投資しなくても、貯金すればいいや、やプロに任せればいいやと思うかもしれません。
最初に言った「医者はマネーリテラシーはない」割りにお金を稼ぐ、
いわゆる「カモ」に見られることが非常に多いです。
例でいうと、新築不動産、外資保険、仮想通貨、、
(ちなみに僕は全部経験しました笑 日び学んでおります。
失敗は成功へのもと!!!笑)
そこでの結論としては、
自分の中での結論です。
また投資での注意点としては、
投機やギャンブルには手を出さないことです。
投機とは、不確実だが当たれば利益の大きい事をねらってする行為
具体例では、参加料を買った人が全て回収すること
ギャンブルとは、胴元がいて、場所代・手数料を引いて残ったお金を
分配すること
具体例では、パチンコ・サッカーくじ・競馬・宝くじです。
ただ、もちろんマネーゲームとして、
興味・趣味の範疇でリスクを冒すことがあります。
あと、最近流行りの仮想通貨、売却益が雑所得になるので、
収入に上乗せです。
累進課税のため、1億かりに儲けたとしても、ちゃんと確定申告して、
次の年に5千万の税金の請求がきます。笑
ちゃんと残しておかないと破産するので気をつけて下さいね。笑
あとは自分を守ることとして以下が大切。
では実際の投資についての具体的なアクションプランです。
マコナリ社長風。笑
投資先はまずは安定資産から。
基本的には理想はインデックスファンド、投資信託
(信託報酬が低いやつSBIインデックス・eMAXIS)で年利7パーセントを目安にドルコスト平均法(毎月毎月購入)でやる。
基本はつみたてNISA、NISAがベスト。あとは放置。
コロナショック等の時の下がった時に買い増し。
ただこの理論は永遠にアメリカ経済が発展する場合に限ります。結局未来は読めないため、「国内株式、国内債券、海外株式、海外債券、国内REIT、海外REIT、金7、コモディティ」に分散させましょう。
ここからは意見が分かれる所ですが、
不動産投資を行いインフレ対策とする。
個人的にはREIT(不動産の投資信託)でもいいとは言われてますが、
医師という信用を使って、
数千万借りての数%利益はいいかと思います。
ただ、悪徳不動産投資会社は騙されないように。
特に新築ワンルームマンションには要注意。
あとは個人的には金(GOLD)の現物投資ですかね。笑
GOLDは輝いています。笑
いろんな考え方があるかと思いますが、これからも
初心忘れるべからずで資産形成、一緒に勉強していきましょ!!!
一緒に勉強する仲間募集中です!!!(まだ全然資産はありませんが・・・)
有料にしようと思ったのですが、みんなに知って欲しい内容だったので
公表しました。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
連絡はtwitterから連絡をください。