聖なる聖なる

クリスマス。
チキンを食べたりしている人が多いのだろうか。
詳しくは知らないけど元々はキリスト教の祭日なのかな。
聖ニコラスがどうたらこうたら、とか
もみの木がどうたらこうたら、とか
難しくもない話に、興味がないから難しそう、とか言って。
外が白い、真っ白い雪で埋もれていく中、スマートフォンを見るとそんな日で。
今週の金曜ロードショーは「ホーム・アローン」かなぁ。
楽しい映画だよね。
自分でもここ最近の体感時間加速は凄まじいと思う。
あっという間に一分が、一時間が、一日が過ぎていく。
帰宅して、寝たらまた出かけるとか正気じゃないね。
だからといって遅らせ方もわからないし、今まで嘘だと思っていた大人たちの話が現実味を帯びてくる。
焦っている、と思う。
実際、焦るのも遅いくらいなのかなとも思っている。
成人しているのに恋人もいないし、将来親みたいに最低でも一回は結婚とかしてるのかな、なんて思ったり。
でも自分はそんなイメージとは全然、ほんとにぜんぜん違うから。
子供の頃も毎日が楽しかったわけじゃないけど。
別に今も毎日が楽しくないってことじゃないけど、でも確かに色褪せた、そう。
色褪せたように感じる。
写真が劣化するように、本の1ページ1ページが日焼けするように。
日々が自分の瞳を通るたびにセピア色のフィルターを通っていく感じがする。
楽しい日々も多い。
子供の時よりお金はあるし、多少のわがままも通るようになった。
でも、なんだか変な感じがする。
時折、大好きな音楽とか、感動するものに出会って色づくこともあるけど、明日の仕事のこととか考えてたら、違うな、聞き終わったら、あっという間に戻っていく。
ああ、夢が覚めなければいいのに。
そしたらきっと、色づいた世界の中でゆっくりと寝ることができるのにな。
ああ、寝たいな。
寝ていれば、きっと。

うう、起きているときの寝言。

なんななど