開催県代表・土佐女子高校『あやな先生のトランプ』(作、土佐女子高校演劇部/劇団かふぇいん)

演劇部概要

土佐女子高校は中高一貫の女子高で演劇部員は19人(高校だけだと12人、2020年8月現在)。練習場所は特別教室を使っておこなっています。顧問のひとりである岡本先生は元劇団四季の俳優という異色の経歴の持ち主です。岡本先生によると、部の歴史は古いそうですが、大会でみると春フェスには一昨年初出場、総文祭は今回が初出場です。部の愛称「劇団かふぇいん」は「目が覚めるような芝居を」というような意味で名づけられたそうです。

あらすじ

東日本大震災をきっかけに宮城県石巻市から高知に引っ越してきた女子高校生のエピソードと教員採用試験に落ち続け、正規採用されない女性教師のストーリーが物語の中心です。父親の帰還をきっかけに改めて震災に向き合いながら女子高校生が成長する姿と採用試験に専念するか生徒のそばにいることを大切にするか葛藤する女性教師の姿が重なり合い、時間をかける「寄り道」の大切さが伝わってきます。今回の作品は、顧問の先生が書いた脚本をベースに生徒たちが大幅改稿したそうで、高知から離れた東日本大震災という遠い出来事を、参考文献の引用や聞き取りを行い向き合っています。また、南海トラフ地震の可能性がある高知という自分たちの話に引き寄せた作品になっています。

作品はこちらからご覧になれます。 https://www.websoubun.com/dept/theater/page/012.html

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