フィンランド旅行で大間抜け
2015年にフィンエアーでヘルシンキに訪れました。ヘルシンキだけでは物足らず、フェリーで2時間ぐらいのタリン(エストニア)に行ったり、近隣の昔は要塞だった島に行ったりしました。
スーツケースで移動するのが苦手なので、大抵はどこか一都市をメインにそこに1週間ほど宿泊し、バッグ一つで隣の国や別の都市にエクスカーションをします。
ヘルシンキのホテルは、以前は刑務所だった「プリズンホテル」。スタッフも感じがよく部屋も全体的に清潔で、朝食も美味しかったです。あちらから仕事もしたので、ノートパソコンも一緒。
かれこれ数日、旅を満喫して、さあ帰国の朝。のんびり朝ごはんを食べ早々にチェックアウトし、ロビーでくつろぎ日本からの仕事の電話に対応し、楽しかったとホテルを後にしました。
ヤバい事態発覚!
余裕な気分で、ヘルシンキ中央駅から空港行きの電車に乗り、20分ほどしてなんか荷物少なくね?と思ったら、ノートパソコンがない。セキュリティボックスに残してきたのに気づきました。あほすぎます。
頭の中が真っ白になりましたが、異国に置き忘れるのはダメすぎる。初めての経験です。車内で近くの人たちに事情を話したところ、ホテルに連絡したらということで、ローミング料がかかるも電話しました。
ホテルの人に、電話で、これこれこうでと聞いたところ「無いわよ。」と。で、「いや、セーフティボックスに入っているはず。」と言ったら、「確認して電話する。」とのことでした。
そうこうしているうちに空港に着いて、仕方ないしチェックインしとくかと列に並んでいたら、ホテルから電話があり、「あったわよ。どうする?」と聞かれ、「取りに行くので、レセプションに預けて。」とお願いしました。荷物のチェックインを済ませましたが、さあ、どうする。
今思うに、かなり無謀でした。
最短時間でヘルシンキ空港と市内往復ということで思いついたのが、タクシーでの往復。しかし、ドライバーに聞くと1時間以上かかり、これ間に合わないと正直に言ったところ、空港駅の隣駅で降ろしてくれました。
その駅では1分もかからず、ヘルシンキ中央駅行きに乗れました。タクシー乗り場について、前の席のお姉さんに聞き、モヤモヤしているうちに到着。タクシーに飛び乗って、これこれこうで、折り返し駅に戻って欲しいとお願いしました。
ホテルに着いて駆け込んだら、「これね。」と渡され(ありがとう!)、受け取ってそのまま中央駅に戻りました。
ヘルシンキ中央駅で、空港行きの電車に乗ったつもりが、どうも周囲の様子が違う。スーツケースを持ってる人が少なく、おかしいと思い、近くの男性に聞いたら、空港行きじゃないとのこと。欧州にありがちな出発ホーム変更。慌てて降りて、空港行きの電車に乗ったのが、発車2分前。
ひと安心と思いきや、ふと気づけば、まだ電車内なのに、チェックインリミットの15分前。周囲の人に相談したら、「私の携帯使って。空港に連絡してみて。」という親切な女性から携帯をお借りし、めぼしそうな番号に連絡するもダメでした(正しい番号かは焦っていたので不明)。
そうこうしているうちに、地下4階のヘルシンキ空港駅にやっと着いて、とにかくエレベーター口先🛗まで走りに走りました。そこで、親子連れが上に行きそうなところにギリギリ走り込み。
地上に着いたら、うまい具合に空港周回バスが出発寸前で、乗り込んで第二ターミナルに到着しました。
まだ間に合うぞと思ったら甘かったです。荷物チェックでは長蛇の列でしたが、前のフィンランド系?のお兄さんに譲っていただき、何とか抜けましまた。
次に、パスポートコントロールに着いたらまた長蛇の列。中国系の方が私の焦った様子に先を譲ってくださり、無事抜けて、時計を見たら離陸の25分前。ヤバい。
しかも日本便のゲートは超端っこ。ヘルシンキ空港は広い!荷物を抱え走りに走って、ゼーゼー言いながらゲートに着いたのは離陸15分前。奇跡です。
何とかなるもんだと思いましたし、トランジットホテルに泊まらなくて済んだのはよかったです。が、やはり、ちゃんと荷物をホテルのチェックアウト時に見なかった詰めの甘さが原因です。
という訳で、日本行きの飛行機には乗り込めて、セントレア空港に着きました。本当は成田着が良かったのですがチケットが取れず、しかも名古屋→成田の国内便の乗り継ぎまで数時間を要したので、その便をキャンセルし、新幹線で帰ってきました。
ヘルシンキ空港やフィンエアーのクルーに、名古屋から成田の便をキャンセルしたいのたけどと相談しても、日本で自分でマネージしてとのことで、そりゃそうだろうと。
やはり、荷物チェックはちゃんとしないとという、しょうもない話です。
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