教員の自腹#働き方改革⑦
前の記事はこんな感じでした。そして、今回は自腹問題です。
1.教師は自腹が当たり前という風潮
嫌いです。でも、予算措置がなさすぎてもう趣味と割り切っています。
例えば教材として使いたいもの、学級のマスク、ティッシュ。
学級文庫。
充実させようとするとお金がかかります。
独身のときは無尽蔵にお金をかけていました。それでいいと思っていました。
でもどこかで変だなと思っていました。
2.研修に出張旅費が出ない
これは我が市町村あるあるなのか、どの市町村にも当てはまることなのか。研修の予算が全然無いのです。
そして、予算措置のない研修は出張になりません。自分は有給を取って研修に参加しています。
3.市内なら外勤になるけど他市町村に行く場合は有給で。
教師は年間20日間の年次有給休暇があります。
今年度の有給はすべて消化し、しかも2日多く取りました。
合計22日取りました。
すごく休みが取りやすく素晴らしい職場と思われるかもしれませんが5日間くらい道外の研修に参加し、有給で対応しました。
要は市内の研修なら外勤になるのですが、道外の研修は出処が教育委員会やその認定を受けたものでないと出張にならないのです。
せめて、有給ではない形で行きたい。まるで遊びに行っているようです笑
4.勉強熱心であればあるほど自腹
この問題は重くのしかかります。
後輩たちに同じ思いをさせてよいのか。
私は社会科の深淵を見てしまったからか、お金をかけても最新の情報をとることを選んでしまいました。
すでに、趣味の領域なのでしょうか。
全国の研究や実践を知り、北海道の中だけに留まっていては視野が狭くなると強く感じました。
でも自腹です。
広い世界を知らずに自分の身の回りだけで研究をしたらよかったのでしょうか。
身銭を切らないと勉強は身につかない。
と言われることもあります。
ただ、教師が学びたい時にそのお金はどこかから出てきてほしい。
5.教師も研修旅費を自分で稼ぐ時代か!?
お金が出ないなら予算措置を自分の手で作り出せば良い。
最近そんなことを考えてしまっています。
現在様々な教育財団が教師の研究のために、お金を出してくれています。
これからは自分もそのような財団に論文や研究の成果などを提出してお金を取りに行こうかと考えています。
教師も企業や賛同してくれる出資者とともに授業研究をしていく時代なのか。
そんなに簡単なことではないと思いますが。
そんなことを考えてしまう教師の自腹問題でした。