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わたしが日置流印西派射術を学ぶ理由

1.はじめに

 わたしは高校1年生の時から弓を学び続けています。
現在、日置流印西派射術を学んでいます。
未熟ですが、現在も学び続けさせていただいております。
なぜ、現在も弓を続けることができているか、ここで述べさせていただきます。

2.高校時代

 わたしは高校時代から弓道を始めました。
始めるにあたって、仙台南高校弓道部入部時そんなに真剣に考えたことはなく、
「せっかく仙台の高校に入学したのであれば、何か新しいことに挑戦してみたい」
という単純なものでした。

 弓道にはいくつかの引き方があり、
○ 正面打起し射法
 身体の真正面で弓構え(矢をセットした弦に馬手(右手)を絡め、弓手(左手)で弓の握り方を決める動作)両手を真上に打起して弓を引く流儀

○ 斜面打起し射法
 左腕を伸ばして弓構えをして斜め左方向に打起して弓を引く流儀
があります。

 高校時代は正面打起し射法で弓を引いていました。
 斜面打起し射法を初めて見たのは、高校2年時の宮城インターハイでした。
 最初の印象は、「おぉーこんな引き方もあるんだ。初めて知ったけど、いつかはやってみたいなあ」でした。

3.大学時代

 高校卒業後、東北学院大学工学部に進学しました。
 東北学院大学工学部弓道部は正面打起し射法ではないことは、なんとなく知っていました。
 入学直後に早速弓道場に見学しに行き、面白そうだったので、即入部を決めました。

 わたしは東北学院大学工学部弓道部入部以来、黒須憲先生より日置流印西派射術を学んでいます。

 工学部弓道部で日置流印西派射術を学んで一番衝撃的だったのは、技術がすべて矢飛びや的中に直結していることでした。「なんとなく」という感覚的なものではなく、手の内の調え方・働かせ方は決まっていて、正しく実行すれば確実に矢を的に中てることができる。その原理も力学的に説明がつくこと。そして動作のすべてに根拠があること。まさに学問です。常に理由のある射術を学ぶ楽しさは、大学入学以前では味わえませんでした。そのため、大学を卒業した現在も学び続けています。

4.社会人

 大学卒業後は、東北学院大学工学部弓道部OB・OG会「紅葉会」に所属して、引き続き日置流印西派射術を学ばせていただいております。
 令和5年度より、東北学院大学工学部はキャンパス統合に伴い宮城県多賀城市にある工学部弓道場は閉鎖されたため、紅葉会の活動場所は宮城県蔵王町にある黒須憲先生の梨割道場に移りました。
 大学時代よりお世話になっている黒須先生や先輩方とともに、日置流印西派射術を学ぶことができることは素直に楽しいですし、とてもありがたいことです。

5.最後に

 いろんな方々と一緒に学び続けることができれば幸いであります。
 理屈だけで弓を引くことはできません。

実際にやってみなければ、わからないことも多いですね。

読んでいただき、ありがとうございました。

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