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ファイターズファンの皆さんにミルウォーキー・ブリュワーズを紹介させていただきます

ご覧いただきありがとうございます、nanjoです

 今回はタイトルの通りファイターズファンの皆さんにミルウォーキー・ブリュワーズというチームを知っていただこうと思いnoteを執筆しました。
 MLBをあまりご覧になられない方にはブリュワーズというチームは聞きなじみがないと思います。
 ブリュワーズは市場規模が小さいいわゆる「スモールマーケット」のチームです。ですのでFAで大物選手を獲得することも、大型トレードで補強をすることもほとんどありません。
 ですが、このチームはそれなりの強さを保ち毎年のように優勝争いやポストシーズン争いを繰り広げています。

 そんなやりくり上手なチームに興味を持っていただけたら幸いです。




・勝利数がそれなりに多い

 「大谷翔平は好きだけどドジャースは大正義過ぎてちょっと…」という金子誠のようにあまのじゃくなそこのあなた!そんなあなたにこのチームはぴったりです!
 ブリュワーズは2019年から2023年までの過去5年間で391勝(勝率.578)を挙げており、ナ・リーグではドジャース(466勝・勝率.658)、ブレーブス(427勝・勝率.601)についで3番目に多い勝利数となっております。
 個人的にはこの大正義過ぎずそれなりの勝利数を積み上げているところがブリュワーズというチームが好きなところの一つでもあります。

 なお、今季は14勝6敗と順調なスタートを決めています。(4月22日現在)

ウィリー・アダメス(左)とクリスチャン・イエリッチ(右)


・接戦に強い

 ここ数年、ファイターズの試合を見てらっしゃる方は度重なる逆転負けにイライラを募らせていたかと思います。しかし、このチームならその悩みからも解放されます。
 というのも昨年、1点差の試合で29勝18敗と勝率.617の数字を叩き出しておりこれはマーリンズ(33勝14敗)、オリオールズ(30勝16敗)に次いでMLB3位の好成績となっております。
 
 延長戦に入っても10勝5敗と5つ勝ち越しており、「最後まで見なければよかった」という不快な思いをすることが少ないチームと言えます。

 さらに、今季も1点差試合は5勝負けなしとMLBで唯一無敗をキープしている球団であります。(4月22日現在)

守備力も高く、昨季はゴールドグラブ賞のチーム部門で受賞を果たしたブリュワーズ守備陣


・MLBトップクラスの陣容を誇るリリーフ陣

 そんな接戦での強さを支えているのがMLBトップクラスのリリーフ陣です。本当は全員紹介したいぐらいなのですがあまりにも長くなることが予想されるので個人的に推している2選手を紹介させていただきます。

魔球Air Benderエアベンダー  デビン・ウィリアムズDevin Williams

 彼の代名詞は何と言ってもエアベンダーとも呼ばれるチェンジアップ

 エアベンダーには「空気をねじ曲げる」という意味があり、打者の目の前で急激な変化をするこのボールでメジャー通算の奪三振率39.0%を記録しているブリュワーズの絶対的クローザーです。

 しかし、開幕前の3月に疲労骨折が判明し現在は故障者リスト入りしています。
 復帰はAS明けの7月中旬と見られており、25年オフにFAとなる前にトレードで放出される可能性が高いウィリアムズのブリュワーズでの投球を是非目に焼き付けていただきたいです。

 また、デビン・ウィリアムズのことをもっと知りたいという方は、MLB合同noteのブリュワーズ担当をされてらっしゃるa.na.nさんが記事を書いていますのでご覧になってください。

ウィリアムズが実際にエアベンダーを投じている映像をピックアップしました。魔球と呼ばれるボールを堪能してください

個人的には現代最高の魔球だと思ってます。


ミルウォーキーの巨壁  トレバー・メギルTrevor Megill

 6フィート8インチ(約203cm)の体格から平均99.1マイル(159.4キロ)、平均2537回転のフォーシームを投げ下ろす剛腕投手

 2015年にパドレスから7巡目指名(全体207位)を受けプロ入りするも長いマイナー暮らしが続き、2021年にカブスでようやくメジャー昇格を果たすも定着とまではいきませんでした。
 その後、2022年にツインズへ移籍するも2023年4月にDFAとなりブリュワーズと契約、ブリュワーズ加入後投球の7割弱をフォーシームにする直球ゴリ押しスタイルに変更するとこれが奏功し奪三振率35.1%を記録しブルペンに厚みをもたらしました。

 開幕直後に脳震盪で故障者リスト入りしていたものの、4月19日(現地時間)にメジャー復帰しており、主にセットアッパーもしくは先述したウィリアムズの代役守護神としての登板が見込まれています。

メギルの投球をピックアップしました。剛速球に酔いしれて下さい


紹介できなかったリリーフ投手たち(一部) 左からエルビス・ペゲーロ、ブライアン・ハドソン、JB・ブカウスカス、ホビー・ミルナー、ジョエル・パヤンプス
こちらは期待の100マイルボーラー、アブナー・ウリーベ


・さらに明るい未来も待ち受けている!(はず)

 ここまで現在のブリュワーズについて書いてきましたが、未来あるプロスペクトも多数有しています。
 MLB公式のプロスペクトランキングで全体33位のジェイコブ・ミゾロウスキーや同じく42位のタイラー・ブラックなどがいますが今季の注目選手は何といっても全体2位評価を受けているトッププロスペクト、ジャクソン・チョーリオです。
 
 チョーリオは今年の3月でようやく20歳になったばかりの選手で、今季開幕前にメジャーデビュー前の選手としては史上最大金額となる10年で最大総額1億4250万ドルの契約を結びました。

 そして、今季開幕からメジャーでプレーしているチョーリオですが、ここまでは打率.235、出塁率.293、長打率.426、OPSは.719で4本塁打と4盗塁を記録しています。
 打率は低めですが、20-80スケールで70の評価を受けた走力はMLBでも上位に食い込んでおり、ライトの守備でもプラスを生み出しています。

 また、チョーリオの契約をまとめた記事をa.na.nさんが投稿されているのでこちらに貼っておきます。

 それから、X(旧 Twitter)でブリュワーズに関するスペース「みるらじ」の主催をされてらっしゃいます柚さんがチョーリオを紹介しているポストを貼っておきます。




さいごに

 ここまでご覧になっていただき本当にありがとうございます。ミルウォーキー・ブリュワーズというチームの魅力が少しでも多くの皆さんに伝わったら嬉しいです
 また、余談ではありますが、ブリュワーズの本拠地アメリカンファミリー・フィールドはエスコンフィールドとほぼ同じ北緯に位置しており共に天然芝の開閉式屋根付き野球場という共通点もあります。

 最後になりますが、MLB合同noteのブリュワーズ担当をされてらっしゃるa.na.nさんのnoteとX(旧 Twitter)でブリュワーズに関するスペース、「みるらじ」を主催されている柚さんのXを紹介させていただき今回のnoteを終わらせていただきます。
 
a.na.nさんのnote

柚さんのX(旧 Twitter)


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