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自分の原点(ルーツ)を探してみる

「Another sky(アナザースカイ)」という言葉を聞くと、とある番組ととある曲名が真っ先に思い浮かびます。

いずれもすごく面白い番組であり、感動する曲なのですが、私は、それ以上に「アナザースカイ」という言葉のフレーズと「もう一つの空」という言葉の意味に対して非常に魅力を感じております。

前者の日本テレビ系列の「アナザースカイII」というテレビ番組は、ゲストの今を構成するに至った原点(ルーツ)を振り返り、実際にその地を訪れて、その時に何を思って何に一生懸命になっていたのかを語るドキュメンタリー番組です。

このテレビ番組で伝えたい「アナザースカイ」の意味は、

今の自分が見ている空(今)
×
あの時見ていた空(過去)

といった形で、今と過去という時間軸の違いを対比して表現しているのではないか思っております。

一方、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが作曲されている「Another sky」という曲は、ANA創立50周年を記念して2002年に作曲されたANAのイメージソングです。

この曲が表している「アナザースカイ」の意味としては、

今住んでいる場所から見える空
×
旅先から見える空

といった形で、地理的な違いを表しているのではないかと思っております。

この2つの「アナザースカイ」から想像できるのは、今この瞬間に見ている空とは違う空が、「時間的」そして「地理的」な観点で2つ存在するのではないか、ということです。

そして、私は、この2つの空が自分にとっての原体験に結びつくのではないかと思い、改めて振り返ってみる事にしました。

なぜ原点(ルーツ)を追い求めるのか

そもそも、なぜ人は原点を追い求めるのか、そういった疑問が浮かぶ人がいると思います。

それに対する解として、あくまで個人的な見解ですが、

自分の原点が、今の自分を突き動かす熱の源になるから

だと思っております。

私の場合ですが、小学校時代からコツコツとパズルを埋めるように知識を積み足していくような科目に魅力が得意でした。例えば、「社会」の科目では、地図帳を一日中眺めて、都道府県や市区町村の位置や名前をひたすら覚えていた経験があります。テストが早く終わって暇な時間などは先生に許可をもらって、どの市区町村がどの都道府県にあるのか、友達とクイズを出し合っていたなんてこともあります。

なぜ面白かったのか、まだ明確な答えがあるわけではないのですが、それ以外にも街を大きくしたり、野球チームを経営したりするシミュレーションゲームが好きという別の観点からも何となく想像がつくように、何か小さいところから大きく発展させていく(育てていく)過程が好きで、熱を込められるのかもしれません。

これを原点と置いた場合に、実業務においても同じようなシチュエーションではかなりの力を発揮できるのではないか、と思ったりします。

まとめ

自分の過去の体験なども織り交ぜてお話ししましたが、

学生のうちは、義務教育の時間を除けば、誰にも邪魔をされずに自分の好きなことに好きなだけ没頭する時間があったなあ、と思います。

しかしながら、大学を卒業して社会人になると、周囲の声に敏感になり、やらなければいけないことに目がいってしまいます。そして、いつしか自分が本来やりたかったことが何だったのだろうと忘れてしまっていることに気付くのです。

20代後半から30代にかけて、人生のやりがいを見失いかけている人がもしいれば、過去の熱狂していた思い出の場所に行ってみたり、その当時の思い出を書き出してみることをお勧めします。

自分が熱狂できた経験を並べて見て、各々から浮き出てくる共通するものがきっと自分の原点(ルーツ)になると思います。それを見つけられれば、今後の自分が取り組むべき軸が定まってくると思います。

ぜひ、お時間があれば、自分の原点を探すアナザースカイの旅に出てみてみませんか。

参考

アナザースカイII (日本テレビ)

Another sky(葉加瀬太郎)


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