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子どもの頃から使えるようにしたい動き

前回,子どもの関節の硬さについて記事を書きましたが,逆に子どもの頃から使えるようにしたい関節についてを記事にしたいと思います。

プロのトレーナーでもあるボクが思う三大大切な関節

・股関節
・胸郭
・肩甲骨


です。
脚と体幹をつなげる関節。
体幹そのもの。
腕と体幹をつなげる関節。
ここを使えるようになれるとパフォーマンスが一気に上がります。

股関節を使う

股関節とは,胴体と両足をつないでおり,体重を支えたり,上肢と下肢の連動,大きな力を発揮する役割をもっている一番大きな関節です。
さらに,身体を屈曲させたり,足を前後左右に動かしたり,外側や内側に回すなどの様々な動作を行うことができる関節です。

股関節の特徴

・最大の関節
身体の中で最も大きな関節であり,周辺の靭帯や筋肉と協調して働きます。

・三軸構造
股関節は一定の方向だけに曲がる他の関節と違い,球がお皿にはまるような球関節になっています。
そのため,ほかの関節よりも複雑な動きをしつつも体重を支えるという機能をもっているのです。
あらゆる角度からの負荷に耐えられる構造になっています。

・意識しにくい関節
一般的に意識しやすい部分とは,視認できる場所です。
股関節は身体の深部にあり直接見ることも触れることも難しいため,身体の中でも非常に意識しにくい関節なのです。
最も大きくて,力を発揮するにも関わらず意識しにくく動かしにくい関節になるのでしっかりと使うためには訓練が必要です。

股関節の機能

屈曲,伸展,外転,内転,外旋,内旋
股関節はこの6種類の動作が可能だが,運動をする際に単一で動くことはほとんどなく,2つ以上の動きが複合されて動きます。

例えばボールを蹴る動作は,屈曲と内転を組み合わせた複合運動になります。
股関節の機能を高めるには単一の可動域だけでなく,複合運動の筋力と可動域が必要になります。
また,新体操など関節可動域の限界を超えた柔軟性が必要になるスポーツもあります。

股関節の周囲には,多くの腱や血管,リンパ節,神経が集まっています。
股関節周辺が固まってしまうと血管やリンパの流れが悪くなり,冷え性や痺れなどが起こることもあるそうです。
また,固まって動きが制限されると膝痛や腰痛にもつながります。

まとめ

上肢と下肢の連動に加え,大きな力を発揮する股関節ですが,意識して使うことがとても難しい関節です。
股関節の機能を高め,うまく使うことでパフォーマンスが激増!
小さいころから,股関節の使い方を覚えることは,パフォーマンスを上げることにもつながり,さらには大人になったときにも痛みのない機能的な身体をつくることにつながってきます。

胸郭と肩甲骨については次回。

ではまた。


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