見出し画像

子どもの関節の硬さに要注意

年度末の学校のことを少し書きましたがだんだん思いつかなくなったのでしばらく健康のことを書いていこうと思います。

今回の健康記事は子どもに焦点を当てていきましょう。
お子さんをもつ親のあなた。
子どものためにぜひ見てください。

子どもの関節の固さに要注意

最近子どもの関節が硬いという話をよく聞きます。

赤ちゃんで生まれてきて,怪我をしないように子どもは関節が柔らかいはずです。
それなのに関節が硬くて,しゃがむ動作もできないような子が多くいます。

さて,原因はなんでしょう。

原因1

生活様式が変わったこと

昔はどの家にも畳や和式トイレがあり,日常生活の中にあぐらや正座,しゃがむ動作が多く組み込まれていました。
自然と関節を使う動きが多くあったことで関節の柔軟性が維持されていたのだと考えられます。

現在は生活様式が西洋化し,畳はフローリングになり,椅子に座ります。
さらにトイレは洋式トイレになり,こちらも座った状態になります。
生活の中からあぐらや正座,しゃがむ動作がなくなり,足関節や股関節が硬くなったのでしょう。
また,座るという動作は背中を丸め,猫背になってしまうことで周りの筋肉が固まり,脊椎や肩甲骨などの関節も硬く固まってしまうのです。

原因2

運動不足

身体の柔軟性は上記にもあるように,関節の硬さ。つまり可動域が関係しています。
日常生活の中だけでは,関節の可動域をギリギリまでつかうことはないので,動かさないところから関節はどんどん硬くなっていきます。

幼児期に身体を動かすことが少なかった子どもは,小学校入学段階ですでに硬くなってしまいます。
また,普段の姿勢にも関係があり,猫背のように背中が丸まっていたり,肩甲骨が前に出ていると筋肉が固まり,結果として関節も硬くなってしまいます。


関節が硬いことの弊害

・パフォーマンスの低下
・間違った身体の使い方をしてしまう
・怪我をしやすい
・腰痛や肩こりなどの痛みを起こしやすい
・姿勢が悪くなる
・太りやすい
・むくみやすい
・血流が悪くなる
・体全体に歪みが生じやすい
・疲れやすい

などがあげられます。

まとめ

子どもにたくさん運動や遊びをさせることで身体の使い方を覚えていくことはもちろん,関節の可動域を柔らかく保つことができます。
そうすることで自然とパフォーマンスはあがり,姿勢もよくなり,怪我をしにくい身体になるでしょう。
大人になってからもそれは続いていきます。

生活様式が変わり,生活の中で行わない動作がある以上,自ら運動をすることで関節を使う必要があります。
生涯健康であるためには,まず関節が硬くなることを防ぐことが大切です。

すでに硬くなってしまった場合は,ストレッチなどで関節の柔らかさをとりもどしてみてください。
子どもなら特に,すぐに柔らかくなるでしょう。

関節が自由に動くって意外に素晴らしいことです。
人生変わりますよ。

ではまた。

いいなと思ったら応援しよう!