今、レモンを思う
レモンって日常的に食べますか?
私は日本ではレモンそのものを買うことはなく、基本的にポッカレモン一択。
別にそれで困ったこともなかったし、こちらドイツにもポッカレモンにそっくりのレモン果汁が売っていて、何の疑いもなく今までずっとそれを使っていた(実はレモン果汁が売っていることに気づくまでに3ヶ月くらいはかかっている)。
そんなこんなで月日は流れ、既に本帰国が決まっている私ですが、先日行きつけのREWEでBIOのレモンが安売りに。
まぁいつもならスルーするところだけど…実は、今我が家に蜂蜜がたくさんあるわけで。
我が家ではスマホにショッピングリストが入っていて、買いたいものはそこに入れておく、買い物に行ったらリストを見ながら買って、買ったらリストを消す、ということになっているわけです。
この流れ、どこにでもあるごくごく当たり前の流れなのですが、それをズボラの私が使うとどうなるか↓
①ショッピングリストに入れない
はい、そもそも論。
ショッピングリストに入れることを忘れるので、買い物から帰ってきた途端に、「あ、あれもいるんだった〜」となることがしばしば。
でも深く考えていないので、何度も買い忘れる。
最終的には、夫に、ショッピングリストに入れといてくれ、と頼めばどうにかなると思っている。
②買い物先でショッピングリストを見ない
ショッピングリストを作っている意味が丸でない、と断言してもいい。
運良く思い出せたら確認もするけど、特にひどいのがショッピングリストの中身を、さも丸暗記しているかのような自信満々な態度で、「あれも買えたし〜♪」と颯爽と買い物を終えている場合。
こういう時はしばらく経ってから、必要な物を買えていないことに気づく。
③ショッピングリストを消さない
これもズボラならではの所業。
途中までは淡々とショッピングリストを消しながら買い物をする(当たり前のことだけど)。
そして最後の一つになった時、リストを確認して売り場に向かい、買い物カゴに入れて品物を入れて満足する。
その結果、家には新しい物があるのに、ショッピングリストに残されたままの品物が存在することになる。
今回は、私が③をやってしまったことにより、心優しく気配り上手な夫が、買いたての蜂蜜がある我が家に、また新たに蜂蜜を買って帰ってきたのだった。
我が家の蜂蜜+BIOの安売りレモン。
しかも、日本で買えるのって国産だったら万々歳って感じだし、BIOのレモンなんて買おうと思ったらいくらするのか、という損得勘定まで働き、ここは一回買ってみるか、と初めてレモンそのものを手に取った私。
まずは、レモンをたっぷりの蜂蜜に漬けて、レモンの蜂蜜漬けを作ってみた(それでも2本ある蜂蜜の半分ほどにしかならなかったが…)。
これはそのまま水割りにしたりお湯割りにしたり、紅茶に入れてみたりと重宝していて、子どもにも大好評。
蜂蜜レモンって昔売ってたよね、安定の誰もがおいしいと感じるやつ。
次に、晩ごはんのおかずに生レモンを絞ってみる。
まず、家でレモンを絞ることがほとんどなかったので、それだけでイベント感満載。
自分でやりたがる子どもたち。
絞った後の手がいい匂いだと嬉しそうで、それだけでレモンを買った甲斐が十分にあった。
そして、生レモンは、やっぱり味が違うということに(やっと)気づいた。
出来合いのレモン果汁とどう違うんだ、と今まで思っていた私だったが、生レモンは明らかに素直な透明な味がする。
おかずの味にもさらっと馴染み、レモンの味だけが浮いているようには感じない。
「レモンうまい!」と盛り上がる我が家。
そのうちに、もっとレモンをかけようだの、水にもレモンを入れてみようだの、話に花が咲いたのだった。
こんなに美味しいなら、みんなが喜ぶなら、もっとドイツでレモンを食べればよかった。
と、思っても、本帰国前なので今更感がすごい。
とりあえず、このレモンでレモン鍋にチャレンジしてみよう。
今は、日本の家の庭に、レモンを植える日を心待ちにしている次第です。