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新テニミュ The Fourth Stage 初日感想(ネタバレ注意)

フォーステ初日配信見ました。ひとまず無事最後まで終われてよかった。

※以下ネタバレ&マイナスなところも書いているので注意

★大楽まで見た後の感想はこちら






全体的な感想としては「だいぶ硬派なテニミュだな……」と思いました。面白いし楽しかったし熱かったんですけど、舞台化・ミュージカル化することで付与される+αの面白さが過去3作に比べて弱い気がしました。劇場で見てみたらまた印象変わるかもしれないので、このあたりの深堀りはもう少し保留しておきます。

終盤30分の代表決定戦は駆け足且つ蛇足感があって、このボリュームならフィフステの序盤にやればよかったのでは?って思っちゃいました。個人的には跡部vs入江戦で描かれる入江の情けなさ、人間臭さが大好きなので、モブのように負ける入江に妙に"現実"を感じてしまってつらかった(笑)。とか言いつつ満足度は全然高いので、これから劇場に通うのが楽しみです。


試合は今のところぶっちぎりでS2がベスト。藤田幸村がかなり頼もしくなっててビックリしました。正直サーステのときはイップス打破にフォーカスするあまり繊細さが強調されすぎだなあと思っていたのですが、ここにきてこんなに好戦的でかっこいい幸村が見られるとは思っていませんでした。藤田君って見た目はそんなに幸村と似てないのに、試合中何度か原作のコマが頭をよぎったんですよね。原作と同じでも違っても楽しめるタイプではあるのですが、とはいえやっぱり原作に近いものが見られると嬉しいです。

手島手塚は敵としての手塚のかっこよさを感じられてよかった。ドイツS2を舞台化する上でこれまでの文脈は大事だと思っていたので、新と4thを兼任していた山田さんが続投でなかったのは残念でしたが、手島さんの手塚としての説得力が高く、また単純に試合が面白いので、そういうエモさを感じられなくても十分だと思いました。

S3は原作でもかなり好きな試合だったので、1試合目とはいえもう少し時間割いてほしかったな~というのが正直なところ。D2も「デカ過ぎんだろ…」のくだりで拍手が起こってたのは面白かったけど(笑)仁王周りがアッサリしていて「誰だアイツ…!?」のシーンもカットだったのが残念でした。何のためにサーステでアラメノマ日替わりやってたんだ。


音楽は相変わらず最高! サーステに引き続きスルメ曲が多そう。初見で印象に残ったのはラルフvsリョーガのラリービート(ベースラインがうねりまくるのがリョーガっぽい)からのデュエット。後半ラテンの要素が入ってくるのが「リョーガ本当にスペイン行っちゃったんだな……」って感じがして切なくなりました。エンディングのさわやかムードもなんとなく無印テニミュの四天宝寺戦を彷彿とさせて、急に新テニミュ完結の実感が湧いてきました……。最後の「トップ・オブ・ザ・ワールド」はさりげなくホーンが追加されてたのが面白かったです。あとデュークがついにソロ曲もらえたのは嬉しかった!

歌詞もサーステに引き続き説明的なものが多かったけど、その中でも「アドレナリン爆上がり」「俺をハイにする手塚」「フランスの風はフレグランス」「いつでも外せるこの鎖」などなど、キラーフレーズは健在。そういえば今回は繰り返す系の歌詞が少なかった気がします。幸村がひたすら手塚の名前を呼んでいたのは覚えているけど(笑)。


その他に印象に残ったのは、ドイツ戦終了後に手塚に向かって不敵な笑みを浮かべたリョーマと、マジで漫画から出てきたような謎のイケメンロミフェル(終演後ブロマイド完売してて笑った)。他にもいろいろありましたがこれからゆっくりと堪能していきたいと思います。

それと今回は、テニプリ史上初のアニメより先にミュージカルが世に出るというところで、今までとは違う面白さを感じられるかもしれません。今日もベルティの「君のテニス見えたよ」が、アニメ(CM)では「見えたよ(ニヤリ)」のところ、ミュージカルでは「見えたよ!(ドヤ)」になってたり。俳優独自の演技プランにも注目して観劇楽しみたいと思います。無事、最後まで完走できますように。

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