聴くこと、書くこと、眠ること
このところ眠りが浅い。
考えることが多いせいだと自分では思っている。
頭の中がひどくうるさい。
私の中でしゃべる私はものすごく饒舌で、全部口に出せればわざわざ文など書かなくてもいいのではないかと思うくらいだ。
特に口に出せないような非道いことを考えているわけでもないのだけれど、何故か私の言葉たちは外に出ることなく消えていってしまう。
私自身しか聴いてあげるひとがいない。
夫。
子ども。
義母。
実母。
祖母。
聴いても聞いても出てくる他愛ない言葉たち。
たくさんたくさん聴いて、それでも子どもたちに足りないような顔をされたりする。
聴くことは喜びでもある。
確かにそれはそうなのだ。
職場のこと、学校でのこと、遠く離れた地での生活。病気の話。
些細なことから重大事まで、私に話したいと思ってもらえるというのは幸せなことだと思う。
代わりに、と私も自分の話ができたらいいのだけれど、多くの言葉を何となく吞み込んだまま、結局聴くだけで終わってしまうことばかりだ。
外に出ることのなかった言葉や思考が心の中に溜まっていく。
私の話をする時間がどこにもないこと、私の話をただ聴いてくれる人がいないことは、本当は少しつらいことなのかもしれないな、と書いていて思い至った。
だから私は壊れないように、文字を使って文を書くのだ。
そう思って、アカウントだけ作って放置していたnoteアカウントを引っ張り出した。
最初の投稿がこんな文章というのはどうにも暗いように思うけれど、根が暗いのだから仕方がない。諦めるしかない。
少し暗いぐらいの日記を、細く長く書けたらいいなと思っている。
上手くいけばよく眠れるようになれる気がする。