悲しみの奥にある"願い"に耳を傾ける
実は先日、ちょっと悲しい出来事がありまして。
これまでのわたしであれば、"本当に悲しいこと" があると「他のことで気を紛らわせて、感情を押し殺し、ただ時が経つのを待つ」という対処をしてきました。
でも最近、コーチングを勉強しつつ、定期的に専属のコーチ(松浦さん)にコーチングセッションをしていただくなかで、新しい境地にたどり着くことができた気がしたので、まとめておきたいと思います。
感情を押し殺して逃げ出した
先日、同じコミュニティにいる はじめましての方と、1対1でお話しをさせていただく機会があった。
なんとなく、冒頭から温度差を感じていて、それを埋めようとするも逆に空回り、徐々に溝が大きくなっていく。
話が噛み合っていかない違和感と、わたし自身も心の扉が閉まっていくのを感じながら、予定よりも早く話しを終えた。
終わったあと、
「どうしてこうなっちゃったんだろ」
「わたしのこういう行動が悪かったのかな」
「ダメなやつって思われたよね」
など1時間くらい考え込んで、その不安や悲しみを押し殺すように他のことで気を紛らわせて、また思い出して、また押し殺して...というのを繰り返していた。
そうやって気を取り直しはじめた数日後、
その方とたまたま同じ空間に居合わせて、「興味がない相手だと話が続かなかった」というニュアンスを間接的に受け取る。
その場では笑顔で頷いていたけど、押し殺したはずの感情たちが再び湧き上がってきて、頭が真っ白になって、逃げ出してきてしまった。
(相手の方を責めたいわけではなく、同情してほしいという意図でもないので、詳細は割愛しています)
湧き上がる感情に丁寧に向き合う
「悲しい」「苦しい」「悔しい」。
小さいものは日常の中にも溢れているけど、ここまでダイレクトに刺激を受けたのが久しぶりで、少し戸惑っていた。
こうした状況の中で、松浦さんとの2回目のセッションを迎えたので、この「モヤモヤ」について整理させてもらうことに。
松浦さんは、詳しく状況を振り返りながら、丁寧に丁寧に、耳を傾けてくれた。
・話している中で、どんなことに違和感を感じたのか
・そのときの心はどういう状態か
・「やりたいこと」を話しているときのわたしと比べて、とてもエネルギーが萎んでいるように見える。萎んでいるとき、わたしの中で何が起きているのか?
・これまでに、同じようにエネルギーが萎んでしまうシーンはあったか?
・そのとき、自分を守るためにどんな仕組みが働いているのか?
・本当はどうしたい?
・どんな価値観を大事にしたい?
・この価値観、前回のセッションで話していたことにもつながってきますね。
話の途中、小学生や中学生の頃の記憶も蘇ってきて、
"オープンに接しようとすると、一部の人から「出しゃばっている(ウザイ)」と言われて、静かになる"
という行動を幾度となく繰り返してきて、防御策として "しばらく静かに様子を見る" ことも多くなっていたことに気付く。
そしていつも、感情を押し殺すのに必死で、その奥にある「願い」までたどり着いていなかったことに、ハッとした。
わたしの心の奥にあった本当の願い
「建前」や「うわべ」ではなく、「本心」で「ありのまま」関わりたい。
「合う/合わない」で最初から白黒つけるのではなく、一度は歩み寄ってみて、「ちょうどよい距離感」を探りたい。
「ありのまま」の中にある魅力を大事にしながら、共に成長していけたら嬉しい。
傲慢かもしれないけど、関わるからには、「どんな関係性を作れると幸せか?」をいっしょに考えてつくっていきたい。
付きすぎず離れすぎず、状況や目的によって変化を繰り返しながら進化していく、『アメーバ』のような、『生命体』のようなコミュニティでありたい。
こうした「願い」にたどり着いたとき、自分が "大事にしたいもの" がさらに深まって、「これからも関わることをやめない」という確信に近い感覚が生まれた。
(すでに「ありのまま」でいさせてもらっている、自分の会社の仲間たちの存在が、ありがたいな~とも思った)
そして、「わたしも相手に恐れを抱かずに、ありのまま、フラットに関われればいい。過剰に喜ばせようとしなくていい。過剰に拒否しなくてもいい。ただいることを受け止める。」というスタンスでいいんだよな、と妙に自分で納得した。
このとき、悲しみとは違う、あたたかい涙が溢れて止まらなくて、抱えていた感情が「成仏」された気がした。
(この一連の出来事でティッシュを一箱分消費している)
感情の解放でレンズを入れ替える
これまでのnoteでは、自分の感情ばかりにフォーカスしていて「誰得?」なことしか書けていないので、読んでいただいている方には感謝しかないのですが、
言語化することで、感情を「解放」して「成仏」する感覚があって、一度出した内容は、そのあと不思議なくらい引きずらなくなる。
その都度「世の中を見るレンズを入れ換えている」イメージで、お話しを聴くときにも、相手に集中できているなと感じる。
おかげさまで心が浄化されてきているので、最近まわりの人にも優しくなってるんじゃないかって思うんですよね。
(>スタッフ各位 思い違いだったらゴメンネ!)
そして、最近「コーチング」によって成長させてもらっている感謝が大きいので、わたしもしっかりスキルと知識を身につけて、誰かのためになれたらいいな...という気持ちが強まってる。
(松浦さんのようなコーチになりたい!という目標ができました)
※絶賛学び途中ですが、5月中にモニターさん募集をしようかな...と目論んでいますので、「一緒に成長してやるぜ!」という方がいらっしゃれば、ぜひお声掛けください。
▼Special Thanks !
・新しい境地にたどり着かせてくれたコーチ、松浦さん
・願いに気付くきっかけとなる刺激をくれた仲間
・いつも「ありのまま」でいさせてくれる職場のみんな
・いつもnoteを読んでくださるみなさん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?