生きる
私のロックスターが1人死んだ。
なんか今から書くことはとてもクサイと思われるかもしれないけど自分の本心なのでどうか見逃して欲しい。
私はラッキーストライクを吸ってないし、バドワイザーも飲んでないけど、この人が自分の人格形成に与えた影響はとんでもなく大きくて今の自分自身を構成する大部分を担っていたんだよな。
亡くなってから本当に私の精神的支柱だったのだと実感している。
大学の講義の休憩時間に訃報を見て声が出た。
嘘だろと思いながら何も頭に入らず2コマ受けた。
雨の中、急いで帰宅してからずっとツイートを眺めていた。The Birthdayを聴きながら。
色んなアーティストのメッセージやチバのエピソードを見て涙が止まらなかった。久しぶりに泣いた。
ほんとに色んな人に愛されて慕われてたんだなー。
インスタの「近々。」という投稿を見て勝手にいつか戻ってくると信じてしまっている自分がいた。もうあの自撮りも見れないのか。
いつかライブを見れるなんて思ってしまっていたらダメなんだよな。死ぬまでに見るつもりだった。
長生きできるような生活はしてないと思っていたけどさ。心残り。
私を音楽の世界に引き込んでくれたのが高2の時にYouTubeで見たミッシェルの98年のフジロックの映像だった。私の全く知らないバンドが大勢の感情を突き動かしている様子を見て自分が知らない世界が広がっていることにとても興奮した。
正しく音楽の原体験だった。
男なら誰もが憧れる声。不器用なMC。好きな音楽について語っている時の少年のような顔つき。酒とタバコとモッズスーツ。全てがカッコいいと思った。
ラストライブの「世界の終わり」。
アベは4弦が切れてもギターをかき鳴らし、チバは声が枯れるまで叫ぶ。NUMBER GIRLの札幌での「OMOIDE IN MY HEAD」と並ぶ最高の演奏だと思っている。これを越すものは無い。
これがカッコいいと思えない人間とは一生通じ合えないと思う。
ミッシェルに出会っていなければ私はNUMBER GIRLにも出会っていないし、大学でも軽音を続ける、ましてやギターボーカルに挑戦するなんてことは無かったと思う。
歳を重ねたチバがThe Birthdayで届けてくれる夢や希望を乗せた曲にこれからも私は救われていくことだろう。
私は社会人になっても何かしらの形で音楽を続けようと思う。何より音楽の力は無限大だから。
そして長生きをして生きた証を残したいと思っている。自分も誰かの人生に影響を与えられたらな、なんて考えていたり。
いつまでも憧れの存在です。
今度初めてタバコを吸ってみようかな。
もちろん銘柄はラッキーストライク。
永遠に語り継いでいく、死なせない。
チバユウスケ、ありがとう。
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