支離滅裂な文章集2022/11/27
いつかは、とびきりおいしいお酒を流し込んで、とろける吐息混じりの「愛してる」と遺言を残し、消息を絶ちたい。
ブランデー入りチョコを舌で掻き乱し、見えなくなった君とベロチュー。
テディベアを握り絞め、枯れた白い花の甘ったるい匂いを舐めて、大きくなったことさえも想像できなかった自分へ、
蜂蜜の輝きをした紅茶の香りは、満たされた心臓と同じ苦さなのだろうか?
温もりの出汁は、パリパリと砕けて遊色する。喉に媚びりついた。偽物の悪巧み。
人魚の鱗が唇に触れると、どうしても涙が粉々になって、鰭が咎を柔らかく射してしまうよ。
ピカピカの瞳が刺激的で、爪の頬っぺたの色をしていて、睫毛がさりげないハーモニーのあいす。
可愛い蒼鉛も、気持ち悪いオキシジェンも、裁ち鋏で歪な飾り付け。
額装されて二度と悲しめない顔となり、環境活動家を射止めてしまい。不死身だと思われている。死に地獄。
薔薇は枯れても美しいけど、棘は邪魔の儘。
鱗粉のカラメルに、『卑怯者』と印字した腕が、流氷のように火傷した時の叫びに似ている。
鬱屈としたパンケーキをはんぶんこにしたけども、全部食べてしまった貴女の吐瀉物を、摘んで拾い、怨嗟する故郷に鈍器。
透明のプリンをぐちゃぐちゃにして塗る。こんあいのうつ環になって、
水晶の不透明な部分、あれって光が解け会って白く濁るそうだよ。
私の希望は星の光のように、か弱くいつかはなくなる。
口の中の空白は音のパレード
シャボン玉の色のついていない部分、つまりは全部。
うさぎの尻尾のように意地汚く、耳のように肥大化した自己愛。
純白の椿を引き立たせるのは、紛れもなく空気