【Brave】快適なネットサーフィン + 推しクリエイターにお布施を
Braveというブラウザをご存知でしょうか？非常に便利かつ、将来的に面白くなりそうな機能があり、私もリリース直後から使い続けています。ダウンロードランキングでたまに浮上していますが、周囲で使っている人を見たこと無く、SNS等でも話題に上がらないのでさらっと取り上げてみたいと思います。
BraveはChrominiumベースのブラウザで、Google ChromeやIronと同じ感覚で使えます。何が便利かというと、その圧倒的な広告ブロック率です。「Adblock」や「ublock origin」など、様々な拡張機能が提供されている昨今、Braveはそれら一切無しで同等、あるいはそれ以上に高い精度でWeb上の広告をブロックしてくれます。ホーム画面ではこれまでにどれくらい広告をブロックして、リソースを節約できたかの表示まであり面白いです。広告を表示するのにも当然データのやり取りが発生するわけですから、ブロックできるのなら多少の節約になるでしょう。それよりも個人的にありがたいのはYoutubeに関わる広告の一切を排除してくれることです。広告を非表示にする目的だけでYoutube Premium会員になることを検討している方がいるなら、まずはBraveの導入をお勧めします。広告が表示されないことを活かして、スマホ版Braveだと「Braveプレイリスト」を作成することが出来て、バックグラウンドで動画を次から次に流すプレイヤーとして使用することもできます。
一方で、Braveには「広告をこれだけ表示させても良いよ」という設定も存在しますs。「1時間に○件」という形で許容範囲を指定すると、設定通りの件数分画面に広告がポップアップします。これはWebサイト上の枠とは別に、Brave独自が持っている広告枠だと思います。更にウォレットの設定を済ませていると、BAT（ベーシックアテンショントークン）という仮想通貨が少量振り込まれます。広告表示を許容することでお金が手に入る仕組みです。とは言え、今は1BAT＝32円程で、1ヶ月広告表示を完遂させても2～3BATくらいしかもらえないので、お小遣い稼ぎにもならないというのが実情です。
ただ、このBATの使い道が将来面白いことになるんじゃないのかなーというのが私の感想です。この振り込まれたBATですが（自分で買い足してもOK）、審査を通ったBrave公式クリエイターにお布施としてブラウザから直接送金することができます。
今でこそ、クリエイターに直接お布施する手段というのは増えてきていますが、ネットサーフィンをしていて自然と溜まった仮想通貨を、ブラウザから直接ポチで送れるというのは画期的だなと思います。このインフルエンサー好きだなとか、この人の動画面白いなと思った時に、フォローしたりいいねを押す以外にも手段が増えるわけですし、上記のような間接的な手段ではなく直接送金できるのですから、クリエイター側もモチベーションアップに繋がりやすいでしょう。しかも仮想通貨なのでボラティリティが大きく、多くの人がBraveを使ってBATのやり取りが活発になると価値がどんどん上がっていくのも夢があっていいなと思います。公式クリエイターはまだまだ少ない現状ですが、何らか活動をされている方はどんどん申請してほしいですね。
Braveはお小遣い稼ぎツールみたいに紹介されることも多いのですが、私としてはクリエイターとユーザをポジティブにつなぐツールだと考えて使い続けています。お金の話が絡むと嫌悪感を示す方、仮想通貨よくわからないから嫌いという方は多いですが、モチベーション維持の1手段として大事だと思います。もちろん既存のウェブ広告をブロックしたいという目的が第一ではありますが！
（2023/05/10追記）
今はまだまだWeb 2.0全盛といった感じではありますが、将来的にWeb 3.0の時代が到来した時に、Braveの価値は更に高まりそうな予感がしています。Web 2.0はSNSで個々人が発信するのが主ですが、3.0になると様々なトークン（仮想通貨など）をチケット代わりにあらゆるコミュニティに属して、その中で個々人が能力を発揮しつつ、場合によっては利益を生み出すような世界になると思っています。今でも一部そういう集まりは生まれつつあり、主に仮想通貨のウォレットと連携できるdiscordが使われているようです。であれば、bitflyerと連携もできる・独自のウォレットも持っているBraveは、手段の一つとして期待できるのではないでしょうか。結果としてBATの価値も上がっておいしい…というのは期待していませんが、そういう時代が来ることについては少しワクワクしますよね。