「楽しかった」それ以上でも、以下でもない
「どうだったー?」と感想を聞かれ、
「楽しかったです!!」と答える。
こんな会話を経験したことはありますか?
私はいつも、こうなんです。
今日は、そんな「楽しかった以上でも、以下でもない」ということについて、振り返ってみたいと思います。
小学生か!
感想を求められて、私は、こんな風に答えます。
「楽しかったです!」
「美味しかったです!」
「すごいです!」
たいていの場合は、
「何がやねん」「どこがやねん」
「小学生の感想文か!」
とツッコミを受けることになるでしょう。
小学生のころ、原稿用紙を埋めるためだけに、並べていた言葉を思い出します。そこから、私は、残念ながら成長できていません。たぶん。
求められているのは深い考え?
冒頭の会話は、実話です。
夏祭りのボランティアの後、「どうでしたか」と聞かれ、
とっさに「楽しかったです!」と答えました。
その場では、笑いが生まれましたが、問いかけてくれた方は、びみょーな表情をしていました。
深い答えが期待されていたのでしょうか?
子どもと触れ合えたことが、楽しかったです。
久しぶりにたくさんの子どもと関わりとっても楽しかったです。
と、もう少し具体的に答えたほうが良かったのかもしれません。
言い方の問題ではなく、私の関わり方に問題があったのかもしれません。
なんも考えず、行動するくせ
私の特性として、とりあえず、なんも考えずに参加してみるという特性があります。
夏まつりのボランティアでも(もう2年も前の話ですが)
日程が合ったという理由だけで、ひとまず参加しました。
水鉄砲で的を倒すブースの担当で、会計をしたり、水を汲みにいったり、ゲームの説明をしたり、他のブースの手伝いにいったり…
目の前のことをこなしていきました。
どうしたら、うまく回るか?は、考えていたかもしれませんが。
それが何につながっているか、どんなイベントの一部なのか、などは何も考えませんでした。言われたことを上手くできるか、に注力していました。
だからこそ、振り返ってみても、「楽しかったなー」で終了します。
そして、少しずつ忘れて行きます。
この経験だけでなく、たいていの経験でそうです。
そこで、こんなことをしてみたい!、こうなりたいから、これをする!っていうのは、私にはまったくありません。
いいところでもある?
その結果、就活で、
「なぜ、それをしたのですか?」「それをして何を得ましたか?」
が答えられなさすぎました。
「私はなにも考えていない」と思ってきました。
ただ、今回、振り返ると、その場に集中して、「どうしたら、うまく回るか?」や「言われたことを上手くできるか」ということは考えていたと思います。その場でのベストを出そうとしてきました。
かっこよくいうと、これからの変化の激しい時代の中で、その場その場での、ベストを尽くしていく、対応力がある。とも言い換えられるのかもしれません。
書いておいて、私の口では、絶対に言えないのですが。
私には、そういう部分もあるのかもしれない、くらいでおさめておきます。
ひとまず、質問者のせいにしておこう
「どうだったー?」っていう質問が広すぎるんだー!
とひねくれたことを言っておきます。
(とりあえず、人のせいにしておこう)(自分を守るために)
事実を聞く質問や、もう少し狭めた、答えやすい質問をしてくれたもいいじゃないか。「ゲームは難しかった?」とか「子どもと関わるのは慣れている?」とか。
まあ、少人数だったら、細かく聞けるけど、大人数だったら無理か。
しゃーないな。
次に参加するときは
勢いや、なんも考えずというよりは、ちょっとだけ考えてみようかな。おっくうになるかもしれないから、本当に少しだけ。
もしくは、開き直るか。自分が質問を聞く側になるか。
試行錯誤を続けます。
今日はこのへんで。