『フローズン・ビーチ』終演!
あるいはエナメルの目をもつ乙女プロデュース
『フローズン・ビーチ』
全公演終演致しました。
ありがとうございました!
まずはご来場くださったお客様、応援してくださった皆様に感謝申し上げます。皆様がいてくださったおかげで幕を上げ、幕を下ろすことができました。幕が上がる前からもたくさんのエールをいただき、その言葉に助けられ、日々の活力となりました。ありがとうございました!!
以下、大変個人的な感想となります。
あまり皆様に向けたものではないのですが、自分の記録としても残しておきたかったのでお許しください。
急遽演出となった時から色々なことがありました。三谷幸喜の『ショーマストゴーオン』の50倍くらいはトラブル満載な日々でしたが、何か起きるたびに周りの方々がたくさん助けてくださいました。
こんなに人の優しさに触れた期間はなかったのではないかと思ってしまうほど、多くの方のおかげで乗り越えることができました。
私に演出の才能があるかはわからないけど、困った時にたくさんの方に手を差し伸べてもらえる才能はある、ということを確信しました。
それもほとんどの皆様私とは初対面なのに!!
小屋入りしてから特に、舞監さん、制作さん、音響さん、照明さん、他のスタッフの方々も毎日声をかけてくださり、業務外のことなのに奔走してくださいました。イチ演出家がこんなに助けられていいのでしょうか!?助けられてる立場でなんですが、ドヤ顔です。
本当に本当にありがとうございました!!
渡辺さんの降板はとても悔しいです。自分が演出の現場で、怪我を負わせてしまったことの責任を感じています。もっとみんなに声かけをしていたら…と思います。怪我の後も色々とご相談してくださり、なんとかやる方法を一緒に探りました。ですが当初想定した以上の症状になってしまいこのような結果となりました。渡辺さんの一日も早いご回復をお祈りしております。
次の舞台も決まってらっしゃるので、その時には万全の状態で挑んでいただけますように…!
この件では、万葉さんにとても助けられました。
1日2ステ出演することで体力もどんどん奪われていたと思いますが、最後まで全力でやってくださいました。
BLUEとWHITEでミザンスも違ったので本当に大変だったと思います。(こういうことを想定して動きを全部揃えておくか、という意見も稽古場でいただいていたのですが、稽古するうちにどんどん各チームの個性が出てだいぶ動きが変わってしまったのです…ごめんなさい)
ただでさえ大変な中なのに、両チームに合わせて柔軟に新鮮に生き生きと愛・萌を演じてくださいました。万葉さん、そして各チームの皆様、本当にありがとうございました。
全キャストの皆様、突然演出になった何処の馬の骨ともわからぬ女と一緒に本番まで駆け抜けてくださり感謝しかありません。
正直最初は、なかなかみなさんのことがわからなくてどうしよう!と思うことも多かったですが(多分お互いに)、稽古を重ねていくたびに信頼関係が構築されていったのではないかなと勝手に思っております。だから、役者の皆さんから率直な意見やご相談をいただくたびに、自分がもっと先回りできたら良かったなと思いながらも、相談していただけることが嬉しかったです。
演出面に関しては、本番中も毎日ちょこちょこ変更させていただく部分があり、役者の方々は大変だったと思います。千秋楽前にやっと答えを見つけたところもありました。最初から辿り着けなかったことは不甲斐ないですが、皆様ご対応してくださりありがとうございました。
きよこさんは団体旗揚げ&プロデューサー&出演という、とんでもない量の仕事をこなしながら私のことを気遣ってくださいました。腰が低すぎて心配です!
きよこさん、この座組に招いてくださりありがとうございました。
最後に、大変おこがましいですが偉そうなことを言うと、私には今回演出として2つ目標がありました。
一つは全公演完走すること。
そしてもう一つは、役者の皆様のファンを増やすこと!
私がケラクロス版の『フローズン・ビーチ』を観た時何よりも感じたのが「女優陣が素敵だな…!」ということでした。それはもちろん本当に素敵な女優さん方が出演されていたこともありますが、それ以上に脚本と演出が彼女たちを輝かせているのだろうなと感じたのです。
ケラさんの脚本は当然のごとく素晴らしいので、その中でいかに女優陣の魅力を引き出せるか。
この人のどんなところが見たいかな…といつも自分に尋ねていました。
結果どうなったのか厳密にはわかりませんが、ご感想で出演者の方の名前が上がるたびに嬉しかったです。もちろんほとんどが役者の方々のポテンシャルなのであんまり私は関係ないですが!笑
特に後半はそんなことを考えながら、私も楽しく稽古をしておりました。そう考えてしまうほど、私がみんなのファンになってました!
とにかく、色々あったけれど毎日笑って乗り切ることができました。
今回支えてくださった、キャストの皆様、演助&サポートスタッフの皆様(彼女たちの仕事量やばいです)、全スタッフの皆様、そしてお客様、きよこさん、さらに応援してくださったケラさん!に心から感謝いたします。
奇跡の日々を本当にありがとうございました!!
またどこかでお会いできますよう、頑張ります。
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