【start.gg講座】選手の追加・削除・枠変更のやり方
本記事はstart.gg(以下、gg)において、大会に選手を追加したり削除したり、枠変更の対応をしたりする方法について解説していきます。
ggでは、選手自身による登録の削除ができません。しかし、大会にはキャンセルが付き物。それに伴うキャンセル待ちからの繰り上がり対応などもまた付き物です。平日大会でも大型大会でも、これらの作業をしない大会は無いと言ってもいいでしょう。
勿論、これは運営にとって負担になるので、参加者の方はなるべくキャンセルはしない・出場できなくなったら早急に連絡することを心がけていただけると大変助かります。
なお、筆者がスマブラコミュニティで主にggを使用しているため、スマブラ大会で利用する前提での記載が多くなっています。
まず、左上の三っぽいトグルボタンから設定《Settings》を開き、登録《REGISTRATION》にある「参加者《Attendees》」をクリックします。(権限が無いと開けません)
Publicから開くことのできる「参加者《Attendees》」とは異なり、表示されているものが多くなっています。
選手の追加
招待選手の申請手続きを運営側で負担したり、募集締め切り後に余った枠に急遽選手を参戦させたり、スタッフ兼任選手を事前にトーナメントに入れておいたり。そういったケースの場合にやることを説明します。
先程開いた設定《Settings》の「参加者《Attendees》」の右上にある青い「参加者を追加する《Add Attendee》」ボタンを押します。
この際、著名な選手や文字数が少ない名前の選手を検索しても、ヒットする選手が多すぎて分からないことがあります。
その場合アイコン画像や上位勢の場合はランキング表示、連携されているSNSアカウント(PCの場合はホバーでSNSアカウントが表示されます)で判別しましょう。
それでも分からない場合はDiscriminatorを入力しても検索できます。Discriminatorはプロフィールページから確認できます。左上のトグルを開いて左下にある自分のアイコンを押し、その後一番下に表示される自分の名前を押すとアクセスできるので、そう選手に告げて教えてもらいましょう。
なお、選手が表示される欄の下にある「+アカウントを持っていないユーザーを追加《+ Or add someone without an account》」からゲストを追加できます。
書いてある通りのことができますが、基本的には選手にアカウントを作成してもらうのがベストです。
さて、検索に追加したい選手がヒットし、クリックしたとします。
トーナメント登録《Tournament Registration》の「会場パス*《Venue Pass *》」から登録枠を選択できます。一般・持参・見学など、大会に設定されているものから適切なものを選びます。
その横にある「有料《Paid》」チェックボックスは支払い済みかどうかを管理する項目です。兼任スタッフなど参加費免除者ならばチェックを入れましょう。
ただ、ぶっちゃけ日本の多くの大会ではこの機能を用いていないと思うので、あまり気にする必要はないと思います。
その下のイベントの登録《Event Registration》は、参加するイベントを管理する項目です。観戦ではなく選手を追加する場合はしっかりこれを機にしてやる必要があります。
一つの大会で複数のイベントが含まれる場合――例えばサイドトーナメントやダブルスがある場合など――は、追加するイベントをしっかり選択する必要があります。
そのイベント内の「ブラケットに追加《Add to Bracket》」というチェックボックスにチェックが入ってることをちゃんと確認しましょう。
また、この際に「有料《Paid》」チェックボックスと「フェーズに追加《Add to Phase》」「プールに追加《Add to pool》」プルダウンで設定を変更できます。
「有料《Paid》」については前述の通りです。参加イベントの数で参加費が変わる場合のために、支払い済みかどうかをイベントごとに制御できるようになっています。
「フェーズに追加《Add to Phase》」「プールに追加《Add to pool》」では、追加するフェーズとプールを制御できます。
これは選手が最初にいるトナメ位置を設定できる項目です。予選免除とかをこれでできるのですが、基本そういうことはしないと思うので、一番最初のフェーズ――多くの大会で予選と呼ばれる――ところになるようにしましょう。
プールはAuto Assignにしておけば基本的には問題ないですが、その場合別途シーディング作業をしないとシード順位が追加順になり最下位になってしまうので選手を追加したらトーナメント開始前に必ず調整しましょう。
参加枠と追加フェーズを設定したら、下にスクロールして青い「参加者を追加する《Add Attendee》」ボタンを忘れず押します。
これをやらないと今までの設定が消えてしまうので注意しましょう。
参加者を追加したら、選手に招待を受理してもらいましょう。
サイドバーの上の方にあるベルマークか、Requestsというページから確認できます。
選手の削除
さて、では次は選手からキャンセルの連絡が来るなどして、大会から削除する方法です。
参加者リストの右端に参加者ごとにある「︙」ボタンを押すことで、参加者を削除することができます。
スマホなど横幅が広い状態ではないブラウザだと、このボタンを初期では見えないので右にスクロールする必要があります。
そして表示される「参加者を削除する《Remove Attendee》」から「削除する《Remove》」で登録を削除できます。
トーナメント開始後にこれをしないようにしてください!
トナメ表が崩壊します。トナメ開始後は大人しくDQ(失格)として処理しましょう。
削除はこれで完了ですが、場合によってはトーナメントからだけ消して大会には残したりしたいケースがあります。キャンセルしたいがワンチャン行けるようになるかも……みたいな。そういう時は以下を参考にしてください。
枠や設定の変更
リストから変更したい参加者をクリックすると、参加者を追加する時と似た画面が出てきます。
Tournament Registration(ここでは何故か和訳されていない)の「会場費のタイプ《Venue Fee Type》」(和訳終わってる)から、枠を変更することができます。
下にある青い「送信《Submit》」ボタンで変更が保存されます。
Event Registrationの右側にある各イベントごとのチェックボックスから、トーナメントに選手として追加されているかどうかが分かります。このチェックボックスについては前述の通りです。
なお、こちらにも青い「送信《Submit》」ボタンがありますが、片方を押してもその項目分しか更新されないので、別々に押す必要がある点には注意してください。
備考
選手自身にキャンセル処理をしてもらうようにする試み
一番最初に書いたように、参加者が自分で登録を削除することはできません。
しかし、枠の変更は――枠の募集期間かつ募集人数が埋まってなければ――可能です。
これを用いることで、トナメに参加しない設定になっているキャンセル用の枠を用意し、選手がキャンセルしたい場合はそれに移動してもらうということが(恐らく)可能です。
とはいえ、やり方が普及していないので、これを採用する場合はしっかり注意書きをしておく必要がありそうです。
枠の変更とかができない!と思ったら
なんかボタン足りないな、と思ったら、開いている参加者ページが設定からではなくPublicからのものになっている可能性をまず疑ってください。