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日本の労働時間回復鈍くに思う
厚生労働省は25日、2024年の1人あたり労働時間が月平均で136.9時間になったと発表した。前年に比べ1.0%減少した。新型コロナウイルス禍の後、米欧は労働時間が元の水準に回復したが、日本は戻りが鈍い。残業規制やパート増が背景にある。
他の国の労働時間は2020年以前の水準に戻っているのに、日本は戻っていないようです。上記の記事によると2024年は2020年よりも多いものの2023年よりは減っているようです。フルタイムではなくパートタイムの人が増えているというのもあるようですが、フルタイムで働く人も月の平均労働時間が2023年と比べると0.7%減少しているようです。
全体的には上記の通りですが、私個人としても2020年以前と比べると労働時間は減っているなと認識しています。もともとは1時間残業が標準という感じだったのですが、最近は1時間残業する日は稀、ほとんどは定時に片づけ始めて30分以内には終業している感じです。
ちなみに上記記事によると、フルタイムの方の残業時間は月平均10時間で、2023年と比べて2.7%減だそうです。
何となく、日本の労働時間の戻りが鈍いのは日本人が空気を読んで動くからなんじゃないかと思ったりしますね。一旦2020年に仕事にフルコミットしない空気が出来たのと、実際に残業に対する法規制が入っていることもあり全体的に残業ってしないよね。という空気が醸成されているのではないかと思ったりします。個人的には労働時間が減るのはいいことだと思いますが、経済的には生産人口が減る中、一人ひとりの同労時間も減るのであれば、生産性を高めないと生産量はだだ下がるよねという気はしています。