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2024年11月に読んだ本まとめ
今月は推し小説家の朝井リョウさんと、小川哲さんの新刊が面白かったです。さらに、出退勤でちょびちょび読んでいたターンエーガンダムの小説版『月に繭地には果実』も読み終わりましたが、これも良かったです。小説で当たりが多かった印象です。特に『生殖記』は今年一番良かった気がします。
朝井 リョウ著『生殖記』
以下にまとめました。
小川 哲著『スメラミシング』
感想を以下でまとめてみました
福井 晴敏著『月に繭地には果実 下』
アニメを観てから20年以上経っているのではっきりとは覚えていないのですが、SFなのに人の業とか情念なんかの演歌的な世界が広がっていて私はこちら方が好きです。終わり方もそことの落差が有って良かったな。
長月 達平著『Re:ゼロから始める異世界生活 第四章』
マンガで読み始めたリゼロの4章ですが、続きが気になり過ぎてラノベ版で最後まで読みました。2章から出てきたロズワール・ベアトリス辺りが収まるところに収まった感じで、何となくひと段落した感はありますね。
山崎元著『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』
新NISAにも対応した改訂版、とりあえずこれを読んでおけば、資産形成で変なことはしないで済むのではないだろうか。私も引き続き生活防衛資金以外は全世界株式に連動したインデックスファンドに回そうと思う。
私が10数年前に、保険会社の訪問営業の方に言ったことがそのまま書かれてて面白かった。仕組みを考えると保険料の中に結構な手数料(人件費とか賃貸料とか、広告費)が入ってるのは何となくわかりますからね。なんでそのお金を私が払わないといけないのかと。
高松 智史著『「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術』
思ってた概念的なものを弄んで時間を潰す的な内容とは反対に、「ビジネスで成功するには」みたいな本だったのですが、分かり易く実用的な内容で役に立ちそうでした。ところどころ語尾をひねってるのですが、それは個人的には無くても良かったです。
なんでもそうなんですが、暗記って大事なんですよね。覚えてないことには発想って出てこないですし。
そもそも、上司も答えは持ってないというのは確かにそうなんですが、意外とそう思ってない人が多いですよね。そこだけでも認識があって、答えが無いことに一緒に挑もうぜと思えると結構仕事は円滑に回ると思います。
見たままを言っているのか、示唆を言ってるのかというのを分けて考えるというのも重要です、この辺りが区別できていない人も結構良く見かけます、見たままのことをさも示唆のように扱ったり、感想や示唆を事実と決めつけて喋ったり。
B〇条件を導き出すためには相手の前提を確り理解する必要があるというのは気に入りました。コミュニケーションって取れてるようで取れてないこと多いですしね。
まとめで書いてありますが、プロセスを大事にするというのは賛成です。天災でもない限り決まったシーケンスで処理を行うってのは大事です。答えがない問であったとしても。